吹き抜け
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(半ドームから転送)
吹き抜け(ふきぬけ)は、天井や屋根の一部または全部を作らず、建物の2階層以上を縦につなげた構造・設計。
概要
[編集]メリットは見た目が「おしゃれ」なこと、開放感を感じること、高い位置に窓も設置すると直射光から日当たりが良いこと[1][2]。ただし、直射光が入ることでロールスクリーンや、日射による暑さを和らげる空調が必要になったりする。対策として、「メブクス豊洲」では反射光を階下まで誘導する「クレバス」タイプの吹き抜け構造で設計されている[2]。
デメリットは空調の効きが悪く、光熱費がかかるのに「夏は暑く、冬は寒い」ことと、音や臭いが広がりやすいことである[1]。更には京都駅や大阪駅のような、屋根や壁が不十分な半屋外の吹き抜け構造のエリアが構内に存在すると、そこ付近は建物内や地下なのに雨や雪が猛烈な勢いで入ってくる[3][4][5]。
埼玉県所沢市にある西武ライオンズ本拠地西武ドームも屋根とスタンドの間に壁が無く、吹き抜け構造の「半ドーム」となっている。半ドームなので建物内に居ても雨や雪が入ってくるため、利用者らは気温や天候の影響を受ける[6][7]。
階層を繋げておらず、ただ天井が高いだけ場合は、「高天井」と呼ばれる[8][9]。
出典
[編集]- ^ a b “吹き抜けは本当に便利?吹き抜けにして後悔したポイントを紹介”. nexthouse|自由設計の注文住宅を建てるなら. 2023年1月25日閲覧。
- ^ a b 日経クロステック(xTECH). “反射光を下階まで伝える吹き抜け”. 日経クロステック(xTECH). 2023年1月25日閲覧。
- ^ “京都駅構内が雪まみれ……! 猛烈な勢いで雪が吹き込む事態が発生しネットで注目集める”. ねとらぼ. 2023年1月25日閲覧。
- ^ Journal編集部, Business. “「巨大な欠陥構造物」京都駅ビル、構内で猛吹雪が発生、過去にガラス屋根落下事故も”. ビジネスジャーナル/Business Journal | ビジネスの本音に迫る. 2023年1月25日閲覧。
- ^ “仮設階段がなくなったJR大阪駅の「雨との因縁」(伊原薫) - 個人”. Yahoo!ニュース. 2023年1月25日閲覧。
- ^ Jタウンネット編集部 (2018年7月19日). “埼玉県民、「全面ドーム化」トレンド入りで「とうとう西武ドームが?!」 でも実際は...(全文表示)|Jタウンネット” (jp). Jタウンネット. 2023年1月25日閲覧。
- ^ 博之, 野口 (2018年3月26日). “西武ファンには常識? メットライフドームは屋内なのに、なぜ雨・雪が降るのか(全文表示)|Jタウンネット” (jp). Jタウンネット. 2023年1月25日閲覧。
- ^ “「吹抜け」と「高天井」はどう違うの?”. 敷島住宅の分譲ブログ. 2023年1月25日閲覧。
- ^ “高天井がもたらす伸びやかな暮らし|吹き抜けとの違いは? | スタッフブログ | ブログ”. 道北振興. 2023年1月25日閲覧。