台湾糖業公司
この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2020年12月) |
台湾糖業公司本社(台南市東区) | |
種類 |
株式会社 公営事業(中華民国経済部) |
---|---|
市場情報 | 台証所 1237 1950年9月1日上場 |
略称 | 台糖 |
本社所在地 |
中華民国(台湾) 701-76 台湾台南市東区生産路68号 |
設立 | 1946年5月1日 |
業種 | 食料品 |
事業内容 | 農産品製造 |
代表者 |
董事長:陳昭義 總經理:楊錦榮 |
資本金 | 78,288,192,570元 |
外部リンク | 公式サイト |
台湾糖業股份有限公司 | |
---|---|
各種表記 | |
繁体字: | 臺灣糖業股份有限公司 |
簡体字: | 台湾糖业股份有限公司 |
拼音: | Táiwān Tángyè Gǔfènyǒuxiàngōngsī |
英文: | Taiwan Sugar Corporation |
台湾糖業公司(たいわんとうぎょうこうし、略称 台糖、通称 Taisugar)は台湾農産業で最大規模の企業であり、中華民国経済部に所属する国営企業。
歴史
[編集]日本の敗戦直前の台湾に於ける製糖会社は4社日糖興業(大日本製糖)、台湾製糖、明治製糖、鹽水港製糖、に統合されていたが、国民政府は1945年12月1日糖業監理委員会を組織して、台湾における製糖会社の業務と生産を管理して、資産、債務、債権を調査した。その後、1946年4月糖業接収委員会に移行して、正式の接収手続きを開始した[1]。そして1946年5月1日に台湾糖業公司(台糖)の第一から第四までの分公司が成立した。1950年代から1960年代にかけて台糖は大量の砂糖製品を輸出し、当時台湾の最大企業となった。台糖は現在でも台湾の最大の地主であり、農場を主に台湾各地に土地を所有している。
台湾の砂糖事業は400年前のオランダ統治時代に遡る事が出来るが、最近では斜陽産業に属している。本業である製糖の営業収入が衰退してきたので、台糖は1990年代から多角的経営に乗り出し、観光産業、花の栽培、バイオテクノロジーや小売業(コンビニエンスストアや量販店)を開始した。ガソリンスタンドチェーンを経営したり、台湾高速鉄路公司の株主でもある。 目下、台糖公司は小売業、バイオテクノロジー、精緻農業(科学的農業)、畜産、商品販売、石油類販売、レジャー産業、砂糖等の八大事業部に分かれ、砂糖以外の事業は分社化して持株会社化する方向に予定している。
資産活性化及び資源調達の便を図るために(台糖各事業部の多くは台湾南部にある)、2005年10月7日に臨時株主総会を開いて会社の規則改定議案を通過させて、本社(総公司)を台北市から台南市の台糖糖業研究所用地に移転し、同年12月19日に執務を開始した。
鉄道事業
[編集]サトウキビを収穫して糖廠(製糖工場)へと運搬する専用線から鉄道運営が始まり、台湾南西部を中心に最盛期は数百kmの路線があり、一部では旅客輸送も行っていた。サトウキビ輸送が下火になり、烏樹林糖廠で観光用トロッコ列車の営業を始めて人気となり、他の糖廠でも行う様になった[2]。
接収した工場と台湾製糖公司の工場名一覧
[編集]接収した工場は、もとの会社別に第一から第四分公司となった。接収後の工場名称と日本時代の工場名称は以下のとおり[1][3]。
- 第一区分公司(元日糖興業(大日本製糖株式会社))
- 虎尾総廠-虎尾製糖所 第一工場、第二工場
- 北港糖廠-北港製糖所
- 大林糖廠-北港製糖所
- 斗六糖廠-斗六製糖所
- 彰化糖廠-彰化製糖所
- 烏日糖廠-烏日製糖所
- 月眉糖廠-月眉製糖所
- 龍巌糖廠-龍巌製糖所
- 潭子糖廠-潭子製糖所
- 新竹糖廠-新竹工場
- 玉井糖廠-玉井製糖所
- 苗栗糖廠-苗栗製糖所
- 第二区分公司(元台湾製糖株式会社)
- 橋頭糖廠-橋頭製糖所 第一工場、第二工場
- 小港副産品加工廠-後壁林製糖所
- 屏東総廠-阿緱製糖所
- 南州糖廠-東港製糖所
- 仁徳糖廠-車路墘製糖所
- 永康糖廠-三崁店製糖所
- 善化糖廠-湾裡製糖所
- 埔里糖廠-埔里社製糖所
- 旗山糖廠-旗尾製糖所
- 恒春糖廠-恒春製糖所
- 第三区分公司(明治製糖株式会社)
- 麻豆総廠-総爺工場
- 佳里糖廠-䔥壠工場
- 烏樹林糖廠-烏樹林工場
- 南靖工場-南靖工場
- 蒜頭糖廠-蒜頭工場
- 南投糖廠-南投工場
- 溪湖糖廠-溪湖工場
- 台東糖廠-台東工場
- 第四区分公司(塩水港製糖株式会社)
- 新営総廠-新営製糖所
- 岸内糖廠-岸内製糖所 第一工場、第二工場
- 光復糖廠-花蓮製糖所 大和工場
- 溪州糖廠-溪州製糖所
- 台中糖廠-台中製糖所
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
出典
[編集]- ^ a b 「(1)一般/分割1」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.B22010406100、中華民国産業関係雑件(E'.3.1.1.4)(外務省外交史料館)
- ^ 『台湾鉄道の旅完全ガイド』 イカロス出版 ISBN 978-4-86320-026-5 p.106
- ^ ISBN 957-469-503-4 楊彦騏 (2001年7月). 『台湾百年糖期』. 猫頭鷹出版. pp. 145-153.
外部リンク
[編集]- 台灣糖業公司 (繁体字中国語・英語)