台湾ビール
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台湾ビール | |
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金牌台湾ビール(缶入り) | |
基本情報 | |
種類 | ビール |
度数 | 5%(金牌)、4.5%(經典) |
主原料 | 麦芽、ホップ |
副原料 | 蓬萊米 |
原産国 | 台湾 |
製造元 | 台湾菸酒公司 |
詳細情報 |
台湾ビール(たいわんビール、中国語: 台灣啤酒、タイワンピージョウ、英文:Taiwan Beer)は台湾の台湾煙酒公司が醸造・販売しているビールで、台湾最大のビール・ブランドである。
歴史
[編集]- 1919年 - 日本芳醸(台湾の日本酒製造会社[1])社長の安部幸之助(安部幸兵衛長男[2])らを発起人として「高砂麦酒株式会社」が設立される[3]。
- 1920年 - 日本の台湾領有下において高砂麦酒が台北州にビール工場を設立し、「高砂麦酒」(高砂ビール、たかさごビール)を販売開始。台湾全土における初のビール醸造事業となる[4]。
- 1933年 - 台湾総督府専売局の専売品となる。
- 1943年 - ビルマ支社が設立される。
- 1945年 - 中華民国が台湾を接収し、「台湾啤酒(啤酒は中国語でビールの意)」と改名する。
- 1949年 - 台湾省菸酒公売局の所有となり、ビールは中華民国・台湾省政府の専売品となる。
- 1975年 - 「建国ビール工場」となる。
- 1977年 - 国際ビール賞を受賞する。
- 2002年、台湾省菸酒公売局が民営化して台湾菸酒公司となる。Brewing Industry International Awardsを受賞する。
- 2010年 - 第16回アジア競技大会(中国・広州)の正式パートナー[5]となる。
製品一覧
[編集]台湾ビールの製品は下記の通り。
- 經典台灣啤酒 - 「高砂麦酒」の歴史を受け継ぐ、伝統的なラガービール。2015年[6]より「經典台灣啤酒」に改名され、『CLASSIC』を強調したラベルデザインに変更されている。
- 金牌台灣啤酒 - 2003年発売[7]の、主力のラガービール。2020年現在の樽生も、金牌の生ビールである。2020年現在は、台湾で最も人気のあるビールである。
- 18天台灣生啤酒 - 賞味期限18日の生ビール。
- 爽啤酒 - 2018年7月27日発売の、ホップフレーバーと爽快感を強調した、アルコール度数3.5%のライトビール。
- 台灣啤酒 小麥啤酒 - 2014年発売のヴァイツェン。烏日工場製の量産品が全国販売されているほか、専用のプリント瓶を採用した台北工場製のクラフトビールが台北限定で販売されている。
- 金牌FREE啤酒風味飲料 - 2019年8月14日発売の、ノンアルコールビールテイスト飲料。当初はセブンイレブンでテスト販売されていたが、その後全販路に拡大されている。
- 蜂蜜啤酒 - 2016年発売の、龍眼蜂蜜をブレンドしたビール。
- 水果台灣啤酒(芒果/葡萄/鳳梨) - マンゴーやブドウやパイナップルの果汁をブレンドしたフルーツビール。
- 果微醺 水果啤酒(白葡萄/荔枝) - 2011年発売の、白ブドウやライチの果汁をブレンドしたフルーツビール。
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金牌台灣啤酒(330ml小瓶)
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金牌台灣啤酒(500ml缶)
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改名前の台灣啤酒(600ml大瓶)
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改名前の台灣啤酒(330ml缶)
現状
[編集]現在台湾に4つの工場(台北・苗栗・台中・台南)があり、台湾最大のビール・ブランドである。
第16回アジア競技大会(2010年、中国・広州)の正式パートナーとなり、これを機に中国への販売を開始した。
脚注
[編集]- ^ 吉田元「台湾における清酒醸造(1)」『日本醸造協会誌』第102巻第11号、日本醸造協会、2007年11月、823-828頁、doi:10.6013/jbrewsocjapan1988.102.823、ISSN 09147314、NAID 10019783461。
- ^ 安部幸之助『人事興信録』第4版 [大正4(1915)年1月]
- ^ 第三章 高砂麥酒株式會社 『台湾酒専売史. 下巻』(台湾総督府専売局, 1941)
- ^ もと高砂麦酒の訪問記 (2009年)
- ^ 台湾ビールがアジア大会2010(中国・広州)の正式パートナーに (中国語)
- ^ 台灣啤酒官方網站-產品介紹
- ^ 2003台北中華美食展【美食街】レポート の写真に、 新商品である旨の表記がある。
関連項目
[編集]- 後宮信太郎 - 設立発起人のひとりで取締役就任。
- 世界のビール・ブランド
- 台湾のビール
外部リンク
[編集]- 台灣啤酒官方網站
- 台湾菸酒股份有限公司
- 植民地台湾における高砂麦酒株式会社の経営活動一ノ瀬雄一、中国研究月報 69 (3), 17-28, 2015-03 東京 : 中国研究所