月盲
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(回帰性虹彩毛様体炎から転送)
月盲(げつもう、英: moon blinding)とは成馬に認められる回帰性炎症性眼疾患。間欠性眼炎、回帰性虹彩毛様体炎、回帰性虹彩毛様体脈絡膜炎とも呼ばれる。主な原因としてはレプトスピラ症であるが、その他の細菌感染、ウイルス性感染、寄生虫感染も原因となる。食欲不振、呼吸数や脈拍数の増加、ブドウ膜炎などを示す。数日から数週間で回復するが、再発率が高く、慢性化すると失明、眼球萎縮、白内障などを引き起こすことがある。馬の失明の原因として最も多い疾患。治療には対症療法が行われ、細菌感染を原因とする場合は抗生物質の投与も行われる。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104