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世界報道自由度ランキング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国境なき記者団 > 世界報道自由度ランキング
2024世界報道自由度ランキング[1]
  非常に良い (Good situation)
  良い (Satisfactory situation)
  問題あり (Noticeable problems)
  悪い (Difficult situation)
  非常に悪い (Very serious situation)
  未分類 (Not classified)

世界報道自由度ランキング(せかいほうどうじゆうどランキング、: World Press Freedom Index; 世界報道自由指数)は、国境なき記者団 (RSF) が、毎年1回発表している指数[2]

評価方法

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多元性、メディアの独立性、多様性、透明性、メディア環境と自己検閲、法的枠組み、透明性、ニュースと情報の生産を支えるインフラの質を評価基準とする[3][4]

質問表(87項目)への回答結果(回答者は、RSFが選んだ各対象国・地域のメディア専門家・弁護士・社会学者[注釈 1])と、130カ国の特派員が評価した「ジャーナリストに対する暴力の威嚇・行使」のデータを組み合わせたものを、独自の評価基準と数式に当てはめて評価値が作成される[3][5][6][7]

ウェブサイト上で調査方法や評価値の計算式[3]、アンケートの質問項目などが公開されている[8]

日本の評価

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日本の報道の自由度はG7の中で最も評価が低い。この理由として、国境なき記者団は、「記者クラブの存在」や、「特定秘密保護法」等を問題点として挙げている[9]。特に記者クラブについては、海外メディアからは政府と既存の大手マスコミとの距離が近く「両者が連携している」との指摘があり[10]、フリーランスや外国人記者が記者会見への出席や政府高官に接触することが困難な点について「あからさまな差別」との批判もある[11]

ランキングリスト

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各国・地域を0~100ポイントの範囲でランク付けしている。

脚注

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  1. ^ Index 2024 – Global score” (英語). 国境なき記者団. 12 May 2024閲覧。
  2. ^ How the index was compiled - RSF(英語)
  3. ^ a b c Detailed Methodology”. Reporters Without Borders for Freedom of Information. 2020年9月23日閲覧。
  4. ^ 福田充 (2015年7月15日). “「報道の自由度」ランキング、日本はなぜ61位に後退したのか?”. 日本大学大学院新聞学研究科. 2022年4月22日閲覧。
  5. ^ a b 本田康博 (2016年5月26日). “報道の自由度ランキングはどう偏っているのか”. シェアーズカフェ・オンライン. 2020年9月18日閲覧。
  6. ^ 山光瑛美 (2016年4月22日). “世界ランク下がり続ける日本の「報道の自由」評価方法を知っていますか?”. BuzzFeed News. 2020年9月18日閲覧。
  7. ^ 佐藤卓己 著、サントリー文化財団、アステイオン編集委員会 編「「報道の自由度ランキング」への違和感」『アステイオン』第85号、CCCメディアハウス、2016年11月16日。ISBN 9784484162263https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-7031.php2022年4月23日閲覧 
  8. ^ Index Questionnaire” (PDF) (英語). Reporters Without Borders for Freedom of Information. 2020年9月23日閲覧。
  9. ^ Japan | RSF” (英語). rsf.org. 2022年10月17日閲覧。
  10. ^ “悪化する日本の「報道の自由度」...大手マスコミは自ら「自由を放棄」している”. ニューズウィーク日本版. (2022年5月19日). https://www.newsweekjapan.jp/tokyoeye/2022/05/post-111.php 2024年5月5日閲覧。 
  11. ^ “報道の自由度ランキング、日本は70位に後退。G7で最下位、ウクライナや韓国を下回る。その要因は?”. (2024年5月4日). https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6635c397e4b0e44cfb119834 2024年5月5日閲覧。 
  12. ^ Index 2024 – Global score”. 国境なき記者団. 3 May 2024閲覧。
  13. ^ Index 2023 – Global score”. 国境なき記者団. 10 May 2023時点のオリジナルよりアーカイブ3 May 2023閲覧。
  14. ^ Index 2022 – Global score”. 国境なき記者団. 8 September 2022時点のオリジナルよりアーカイブ8 December 2022閲覧。
  15. ^ Index 2021 – Global score”. 国境なき記者団. 1 September 2022時点のオリジナルよりアーカイブ8 December 2022閲覧。
  16. ^ Index 2020 – Global score”. 国境なき記者団. 5 September 2022時点のオリジナルよりアーカイブ16 August 2022閲覧。
  17. ^ Index 2019 – Global score”. 国境なき記者団. 3 September 2022時点のオリジナルよりアーカイブ16 August 2022閲覧。

注釈

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  1. ^ 回答グループの自国政府への感情が評価結果に影響を与える点が指摘されている[5]

関連項目

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外部リンク

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