大興寺 (海南郡)
表示
(大屯寺から転送)
大興寺 | |
---|---|
所在地 | 全羅南道海南郡三山面九林里799 |
位置 | 北緯34度28分35.75秒 東経126度37分0.58秒 / 北緯34.4765972度 東経126.6168278度座標: 北緯34度28分35.75秒 東経126度37分0.58秒 / 北緯34.4765972度 東経126.6168278度 |
山号 | 頭輪山 |
宗派 | 曹渓宗 |
寺格 |
曹渓宗の第22教区本寺 朝鮮三十一本山(日本統治時代) |
本尊 | 阿弥陀三尊仏 |
創建年 | 426年(百済久爾辛王) |
開基 | 浄観 |
正式名 | 大屯寺 |
大興寺(だいこうじ、テフンサ、대흥사)は、全羅南道海南郡にある仏教寺院。韓国仏教界の最大勢力である曹渓宗(大韓仏教曹渓宗)の第22教区本寺である。
正式名称は大屯寺(テドゥンサ、대둔사)で、「大興寺」の名は日本統治時代から1993年にかけてのものである。ただし世界遺産での登録名称および寺の公式サイトでは「大興寺」が用いられる[1][2]。
歴史
[編集]曹渓宗(大韓仏教曹渓宗)は、百済の時代の426年(久爾辛王7年)の創建としている[3]。ほかに544年(新羅真興王5年)に阿道が創建したという説もある。
李氏朝鮮の太宗による1407年(太宗7年)の仏教弾圧の際、存続を許された88寺院の中に大屯寺の名前はなく、廃寺になったようである。 世宗による1424年(世宗6年)の仏教弾圧の際も、存続を許された36寺院の中に大屯寺の名前はなく、引き続き廃寺のままだったようである(朝鮮の仏教#李氏朝鮮時代の仏教弾圧)。
日本統治時代の1911年、寺刹令施行規則(7月8日付)によって、朝鮮三十本山に指定された(1924年以降は朝鮮三十一本山)。
2018年のユネスコの世界遺産で山寺(サンサ)、韓国の山地僧院の一つとして登録された[4]。
- 北弥勒庵磨崖如来坐像(大韓民国指定国宝308号)
- 塔山寺撞鐘(大韓民国指定宝物88号)
脚注
[編集]- ^ “Sansa, Buddhist Mountain Monasteries in Korea - maps” (英語). UNESCO World Heritage Centre. 2023年8月5日閲覧。
- ^ “대흥사”. www.daeheungsa.co.kr. 2023年8月5日閲覧。
- ^ 大韓仏教曹渓宗 大興寺の紹介
- ^ 中央日報
- ^ 韓国観光公社(大興寺)