オオクサアジサイ
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(大草紫陽花から転送)
オオクサアジサイ | |||||||||||||||||||||||||||
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筑波実験植物園鉢植 2012年10月
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分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Cardiandra moellendorffii (Hance) Migo[1] | |||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
オオクサアジサイ(大草紫陽花、Cardiandra mollendorffii、シノニム: Cardiandra alternifolia subsp. mollendorffii)とは、アジサイ科クサアジサイ属の多年草。
特徴
[編集]多年草。草丈は30–60センチで、茎および葉に微毛を生やす。葉は互生、長楕円状披針形から長卵状楕円形で、長さ10–18センチ、先端は尖る。花序は円錐花序で、茎の頂端につく。花は両性花と、その周りに2枚のがく片からなる中性花(装飾花)を持ち、色は淡紅色。
分布と生育環境
[編集]日本では西表島のみに、日本国外では台湾、中国(南東部)に分布する。山地の河川沿いに生育する。
近縁種
[編集]クサアジサイ属は、オオクサアジサイを含めて4種が確認されている。アマミクサアジサイ(C. amamioshimensis)は奄美大島に分布し、中性花を持たないで区別できる。クサアジサイ(C. alternifolia)は本州から九州に分布し、中性花は3枚のがく片からなる。台湾、中国にシマクサアジサイ(C. formosana)がある。
保護上の位置づけ
[編集]- 絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)
(2017年、環境省)
生育地である下記の地方公共団体が作成したレッドデータブックに掲載されている。
- 沖縄県:絶滅危惧II類
脚注
[編集]- ^ オオクサアジサイ 「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)
- ^ オオクサアジサイ(シノニム) 「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)
参考文献
[編集]- 沖縄県文化環境部自然保護課編 『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(菌類編・植物編)-レッドデータおきなわ-』、2006年。
- 島袋敬一編著 『琉球列島維管束植物集覧』 九州大学出版会、1997年。
- 初島住彦・天野鉄夫 『増補訂正 琉球植物目録』 沖縄生物学会、1994年。