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大阪母子医療センター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大阪母子医療センター
情報
正式名称 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター
英語名称 Osaka Women's and Children's Hospital
前身 大阪府立母子保健総合医療センター
許可病床数 375床(2022年4月1日時点)[1]
開設者 地方独立行政法人大阪府立病院機構
開設年月日 1981年10月
所在地
594-1101  
位置 北緯34度28分17.1秒 東経135度28分25.1秒 / 北緯34.471417度 東経135.473639度 / 34.471417; 135.473639
二次医療圏 泉州
PJ 医療機関
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大阪母子医療センター(おおさかぼしいりょうセンター、: Osaka Women's and Children's Hospital)は、 大阪府和泉市にある、大阪府立病院機構が設置している病院

概要

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主に周産期医療の専門的な基幹施設として妊産婦や低出生体重児、新生児に対し、高度・専門医療を行っており小児医療部門も開設し、乳幼児等に対しても新生児期からの一貫的な医療を行っている。

沿革

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  • 1977年9月 - NMCS(新生児診療相互援助システム)稼動
  • 1980年4月 - 府立助産婦学院開院
  • 1981年10月 - 大阪府立母子保健総合医療センター開所。病床数70床
  • 1982年5月 - 先天性代謝異常検査事業を開始
  • 1983年4月 - 臨床実験室使用開始
  • 1984年6月 - 周産期部門をフルオープン、病床数204床
  • 1987年
    • 1月 - 口腔外科の診療開始
    • 4月 - OGCS(産婦人科診療相互援助システム)稼働
  • 1991年7月- 小児医療部門外来・入院診療を開始 病床数270床。研究所開設。母子保健としては日本初のWHO Collaborating Centreの認定を受ける。
  • 1992年3月 - 研究所が学術研究機関に指定。
  • 1994年6月 - 全病棟フルオープン 病床数363床
  • 1997年3月 - 助産婦学院閉院
  • 2000年
    • 3月 - 慢性疾患児家族等宿泊施設(愛称ファミリーハウス(付き添い家族の宿泊施設))を開設
    • 7月 - 総合周産期母子医療センターに認定
  • 2004年5月 - 日本医療機能評価機構病院に認定
  • 2006年4月 - 大阪府病院事業条例が廃止され、病院の運営を大阪府立病院機構に移行
    • 9月 - 在宅医療支援室を開設
    • 12月 - 国立病院機構大阪南医療センターとの医療連携開始
  • 2007年5月 - 妊娠と薬外来の診療を開始
    • 7月 - 治験拠点医療機関に指定
    • 10月 - 地域医療連携室を開設
  • 2008年10月 - 周産期棟耐震改修工事終了
  • 2009年
    • 3月 - 新リニアック棟完成
    • 7月 - DPC対象病院指定
    • 9月 - 電子カルテ導入
  • 2010年6月 - 産科セミオープンシステム開始
  • 2013年2月 - 厚生労働省指定小児がん拠点病院に指定
  • 2014年
    • 3月 - 新ファミリーハウスオープン
    • 4月 - 新手術棟完成
    • 5月 - 公益財団法人日本医療機能評価機構による病院機能評価(一般病院2)認定
  • 2017年4月 - 大阪母子医療センターに改称。
  • 2026年 - 新センター建築工事着工(予定)[2]

指定

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  • 総合周産期母子医療センター
  • 新生児診療相互援助システム (NMCS)基幹病院
  • 産婦人科診療相互援助システム (OGCS)基幹病院
  • 新生児外科診療相互システム (NSCS)基幹病院
  • 厚生労働省指定小児がん拠点病院
  • 大阪府がん診療拠点病院(小児がん)
  • WHO指定研究協力センター
  • WHO Collaborating Centre for Maternal and Child Health
  • 特定承認保険医療機関
  • DPC対象病院
  • 日本医療機能評価機構認定病院
  • 医師臨床研修病院(協力型・大阪大学医学部附属病院・NTT西日本大阪病院・KKR大手前病院・市立岸和田市民病院・徳島大学病院・島根大学医学部附属病院)

認定施設

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  • 母体保護法指定医研修機関
  • 骨髄バンクネットワーク登録移植施設
  • 日本さい帯血バンク移植認定施設
  • 厚生労働省外国医師・歯科医師臨床修練指定病院(周産期医療・小児医療)
  • 日本産科婦人科学会専門医制度卒後研修指導施設
  • 日本産科婦人科学会専門医制度専攻医指導施設
  • 日本周産期・新生児医学会周産期(母体・胎児)専門医暫定研修施設
  • 日本糖尿病学会認定教育施設
  • 日本小児科学会小児科専門医研修施設
  • 日本小児科学会小児科専門医研修支援施設
  • 日本内分泌学会内分泌代謝科認定教育施設
  • 日本腎臓学会研修施設
  • 日本血液学会認定医研修施設
  • 日本がん治療認定医療機構認定研修施設
  • 小児血液・がん専門医研修施設
  • 日本小児神経学会小児神経専門医制度研修施設
  • 日本てんかん学会研修施設
  • 三学会構成心臓血管外科専門医認定機構認定基幹施設
  • 日本小児外科学会専門医制度認定施設
  • 日本脳神経外科学会専門医認定制度指定訓練場所
  • 日本形成外科学会認定研修施設
  • 日本眼科学会専門医制度研修施設
  • 日本整形外科学会専門医制度研修施設
  • 日本手の外科学会研修施設
  • 日本口腔外科学会専門医制度研修機関
  • 日本医学放射線学会放射線科専門医修練機関
  • 日本麻酔科学会専門医制度認定施設
  • 日本集中治療医学会専門医研修施設
  • 日本病院薬剤師会妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師養成研修施設

診療科

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交通アクセス

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不祥事

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医療機器の再使用

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2017年メスなど一度しか使用できない医療機器を、複数の病院が滅菌し再使用していた問題が判明したのを受け、大阪府立病院機構が調査したところ、同機構に属する病院において、2015年1月以降、推定計約4,600件の再使用があったことが明らかになった。このうち同センターでは19件の再使用が判明した[3]

脚注

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  1. ^ 施設紹介”. 大阪母子医療センター. 2023年5月19日閲覧。
  2. ^ 大阪母子医療センター建替基本計画” (PDF). 大阪母子医療センター. p. 26 (2023年3月). 2023年5月19日閲覧。
  3. ^ 医療機器の再利用 大阪府立4病院で4600件 朝日新聞 2017年10月28日

外部リンク

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