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女戦士エフェラ&ジリオラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
女戦士エフェラ&ジリオラ
ジャンル ファンタジー
小説
著者 ひかわ玲子
イラスト 米田仁士(大陸ノベルス、講談社X文庫ホワイトハート)
服部あゆみ(大陸ネオファンタジー文庫)
芳住和之(幻狼ファンタジアノベルス)
出版社 大陸書房
その他の出版社
講談社
幻冬舎コミックス
レーベル 大陸ノベルス
大陸ネオファンタジー文庫
講談社X文庫ホワイトハート
講談社ノベルス
幻狼ファンタジアノベルス
刊行期間 1988年12月 -
OVA:女戦士エフェ&ジーラ グーデの紋章
原作 ひかわ玲子
監督 菊池一仁
シリーズ構成 会川昇
脚本 静谷伊佐夫
キャラクターデザイン 土器手司
アニメーション制作 J.C.STAFF
製作 大陸書房
MTV
発売日 1990年7月23日
話数 全1話
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベルアニメ
ポータル 文学アニメ

女戦士エフェラ&ジリオラ』(おんなせんしエフェラ アンド ジリオラ)は、ひかわ玲子による日本ファンタジー小説作品。1988年12月から1992年まで大陸書房から大陸ノベルス8巻と大陸ネオファンタジー文庫6巻が発行されている。92年8月の大陸書房倒産により講談社講談社X文庫ホワイトハートへ移籍し、加筆修正や新たな短編小説を収録。2008年以降幻冬舎コミックスより幻狼ファンタジアノベルス8巻が発行された。

シリーズ名は、大陸ノベルスでは女戦士エフェラ&ジリオラシリーズ[1]と、大陸ネオファンタジー文庫では女戦士エフェ&ジーラ[2]と、それぞれなっている。

あらすじ

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元魔道士エフェラと衰退したムアール帝国の皇女ジリオラの二人は傭兵となり、依頼を受け事件を解決したりトラブルに巻き込まれたりしながら 戦乱の炎くすぶるハラーマ大陸各地を旅していた。

登場人物

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エフェラ
現実的な性格を持つ青い髪の美少女。風の月・風の日・風の時に生まれた。
貧しい家に産まれ、幼い頃に魔道士ギルドに引き取られたものの、目くらましの術と幽体離脱(リダレーン)以外には魔法の力が開化せず、落ちこぼれであった。
六巻[注釈 1]の最後で偉大な力に目覚めるが、七巻[注釈 2]で貴族の男に強姦されて妊娠する。その貴族の男は戦争に負けて死亡。七巻の最後で出産する。
ジリオラ
ムアール帝国の後継者で、黒い髪の美少女。水の月・水の日・水の時に生まれた。
オカレスク皇家の最後の血筋を引く唯一の皇位継承者。しかし、宮廷生活に馴染めず家出してしまった皇女。
五巻[注釈 3]で海賊の男に恋して、五巻の最後に妊娠する。その海賊の男は討伐されて死亡。六巻[注釈 1]では出産した子供を連れて、ムアール帝国に帰り、一旦は皇帝として即位するが、六巻の最後で放棄して逃亡する。
オーリン
ユーリック
エフェラの幼馴染であり、優秀な魔道士。
グルク
魔道士ギルドの長老。スピンオフである『真ハラーマ戦記』では青年期の姿で登場する。『帝国の双美姫』では少年期の姿で登場する。
ロディラ
シャーガン公
シニラ
ダルーフォン
オカレスク大帝
ハラーマ大陸を武力統一した人物。ジリオラの祖先。

作中用語

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ハラーマ
主たる舞台となる大陸の名前。本作の世界には他にペロル、ザーン、ジャナといった大陸があるが、ハラーマは最大の大陸である。
オリガ、ゼルク
本作の世界にある二つの月の名前。
リダレーン
エフェラが用いる魂を肉体から切り離す術。幽体離脱の術。肉体の物理的な制約を受けることなく行動することができるが、残された肉体は無防備になる。
夢石

既刊一覧

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大陸ノベルス

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  • ひかわ玲子(著) / 米田仁士(表紙・挿絵) 『女戦士エフェラ&ジリオラ』 大陸書房〈大陸ノベルス〉、全7巻 [注釈 4]
    1. 「グラフトンの三つの流星」1988年12月、ISBN 4-8033-1875-1
    2. 「妖精界の秘宝」1989年2月、ISBN 4-8033-1904-9
    3. 「ムアール宮廷の陰謀」1989年3月、ISBN 4-8033-2008-X
    4. 「紫の大陸ザーン1 死海の勇者」1989年10月、ISBN 4-8033-2379-8
    5. 「紫の大陸ザーン2 神々の聖堂」1989年12月、ISBN 4-8033-2442-5
    6. 「オカレスク大帝の夢」1990年4月、ISBN 4-8033-2615-0
    7. 「双頭竜の伝説」1990年4月、ISBN 4-8033-2690-8
  • ひかわ玲子(著) / 米田仁士(表紙・挿絵) 『女戦士エフェラ&ジリオラシリーズ外伝 青い髪のシリーン』 大陸書房〈大陸ノベルス〉、全2巻(未完)
    1. 1991年4月、ISBN 4-8033-3237-1
    2. 1992年5月、ISBN 4-8033-4091-9

大陸ネオファンタジー文庫

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  • ひかわ玲子(著) / 服部あゆみ(表紙・挿絵) 『女戦士エフェラ&ジリオラ』 大陸書房〈大陸ネオファンタジー文庫〉、全6巻
    1. 「グラフトンの三つの流星」1991年1月、ISBN 4-8033-3162-6
    2. 「妖精界の秘宝」1991年2月、ISBN 4-8033-3227-4
    3. 「ムアール宮廷の陰謀」1991年5月、ISBN 4-8033-3391-2
    4. 「紫の大陸ザーン1 死海の勇者」1991年8月、ISBN 4-8033-3679-2
    5. 「紫の大陸ザーン2 神々の聖堂」1991年11月、ISBN 4-8033-3773-X
    6. 「オカレスク大帝の夢」1992年2月、ISBN 4-8033-3961-9

講談社X文庫ホワイトハート

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  • ひかわ玲子(著) / 米田仁士(表紙・挿絵) 『女戦士エフェラ&ジリオラ』 講談社〈講談社X文庫ホワイトハート〉、全8巻
    1. 「ムアール宮廷の陰謀」1993年4月、ISBN 4-06-255123-3
    2. 「グラフトンの三つの流星」1993年6月、ISBN 4-06-255128-4
      「契約の木」を追加収録。
    3. 「妖精界の秘宝」1993年9月、ISBN 4-06-255143-8
    4. 「紫の大陸ザーン 上」1993年12月、ISBN 4-06-255151-9
    5. 「紫の大陸ザーン 下」1994年1月、ISBN 4-06-255155-1
    6. 「オカレスク大帝の夢」1994年4月、ISBN 4-06-255167-5
    7. 「天命の邂逅」1994年10月、ISBN 4-06-255185-3
      『双頭竜の伝説』前半を改題、加筆。
    8. 「星の行方」1995年8月、ISBN 4-06-255192-6
      『双頭竜の伝説』後半を改題、加筆。
  • ひかわ玲子(著) / 由羅カイリ(表紙・挿絵) 『真ハラーマ戦記』 講談社〈講談社X文庫ホワイトハート〉、全3巻[注釈 5]
    1. 「グラヴィスの封印」1996年8月、ISBN 4-06-255253-1
    2. 「黒銀の月乙女」1997年2月、ISBN 4-06-255278-7
    3. 「漆黒の美神」1997年10月、ISBN 4-06-255318-X
  • ひかわ玲子(著) / 有栖川るい(表紙・挿絵) 『青い髪のシリーン』 講談社〈講談社X文庫ホワイトハート〉、全2巻
    1. 「上」1999年10月、ISBN 4-06-255429-1
    2. 「下」1999年10月、ISBN 4-06-255437-2
  • ひかわ玲子(著) / ほたか乱(表紙・挿絵) 『暁の娘アリエラ』 講談社〈講談社X文庫ホワイトハート〉、全2巻
    1. 「上」2000年7月、ISBN 4-06-255491-7
    2. 「下」2001年1月、ISBN 4-06-255518-2
  • ひかわ玲子(著) / 由羅カイリ(表紙・挿絵) 『水晶の娘セリセラ』 講談社〈講談社X文庫ホワイトハート〉、全3巻
    1. 「上」2003年8月、ISBN 4-06-255686-3
    2. 「中」2003年11月、ISBN 4-06-255701-0
    3. 「下」2004年5月、ISBN 4-06-255735-5

講談社ノベルス

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  • ひかわ玲子(著)/米田仁士(表紙・挿絵) 『青い髪のシリーン―ハラーマ戦記』 講談社〈講談社ノベルス〉、全3巻
    1. 1994年3月、ISBN 4-06-181723-X
    2. 1994年3月、ISBN 4-06-181754-X
    3. 1994年4月、ISBN 4-06-181755-8

幻狼ファンタジアノベルス

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  • ひかわ玲子(著)/HACCAN(表紙・挿絵) 『帝国の双美姫』 幻冬舎コミックス〈幻狼ファンタジアノベルス〉、既刊3巻 [注釈 6]
    1. 2008年8月、ISBN 978-4-344-81387-8
    2. 2009年3月、ISBN 978-4-344-81579-7
    3. 2010年3月、ISBN 978-4-344-81920-7
  • ひかわ玲子(著)/芳住和之(表紙・挿絵) 『女戦士エフェラ&ジリオラ』 幻冬舎コミックス〈幻狼ファンタジアノベルス〉、全5巻
    1. 2008年9月、ISBN 978-4-344-81434-9
      『グラフトンの三つの流星』、『ムアール宮廷の陰謀』、書き下ろしを収録。[注釈 7]
    2. 2008年10月、ISBN 978-4-344-81465-3
      『妖精界の秘宝』、「契約の木」、「花の楽士」[注釈 8]を加筆・修正して収録。書き下ろしを収録。
    3. 2008年11月、ISBN 978-4-344-81492-9
      『紫の大陸ザーン』上下を加筆・修正して収録。
    4. 2009年7月、ISBN 978-4-344-81606-0
      『オカレスク大帝の夢』を加筆・修正して収録。「皇家の星」を書き下ろし収録。
    5. 2009年9月、ISBN 978-4-344-81766-1
      『天命の邂逅』、『星の行方』を加筆・修正して収録。「一角獣と少女」を書き下ろし収録。

OVA

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1990年6月23日に『女戦士エフェ&ジーラ グーデの紋章』のタイトルで劇場公開されたアニメ作品だが、実質的にはOVAの劇場公開作品である[注釈 9]。本編45分。VHS(SVC-5001)とLD(SVD-4001)が7月23日に大陸書房より発売されている。当初は全四部作を予定していたものの、企画・発売元を担当する大陸書房の倒産により1話で打ち切りとなった。

キャスト
スタッフ

大陸書房・大陸文庫より若桜木虔によるノベライズ版『グーデの紋章』(ISBN 4-8033-2923-0)が1990年8月に刊行されている。

ゲーム

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脚注

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注釈

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  1. ^ a b 大陸ノベルス「オカレスク大帝の夢」
  2. ^ 大陸ノベルス「双頭竜の伝説」
  3. ^ 大陸ノベルス「紫の大陸ザーン2 神々の聖堂」
  4. ^ 女戦士エフェラ&ジリオラ 大陸ノベルス版
    目次
    目次
    イラスト
    グラフトンの三つの流星
    1.奴隷船 7 21
    2.グラフトン公家の兄妹 30 41
    3.西宮殿 52 63
    4.セルディオン男爵邸の夜 72 87
    5.フォーダの追撃 94 101
    6.峡谷 112 127
    7.フォーダ教団の呪縛 137 151
    8.シャーガン公の奸計 156 171
    9.皇母の聖域 181 207
    エピローグ 211
    • 総頁数230 (= 表紙4頁 + 遊び紙2頁 + 本文224頁)
    妖精界の秘宝
    プロローグ 7
    第一章 歌う森の怪 16
      1.酒場 16 25
      2.さすらいの公子 36
      3.風の招くもの 53
      4.歌う森 69 73
      5.水の葬送 80
    第二章 『薔薇ばらいろの砦』城の憂鬱ゆううつ 84
      1. 『薔薇色の砦』城 84
      2.悪い予感 112 113
      3.世はなべてこともなく? 130 135
      4.ヴァンサン公子の災難 151
      5.夜襲 162 171
    第三章 滅びの貴公子 180
      1.魔界のほとり 180 197
      2.氷の城 199
      3.若き城主 211
      4.訪れた『時』 224 235
      5.妖精界の扉 236
    第四章 妖精界の秘宝 240
      1.古き神々の遺跡 240 251
      2.ダル―フォン婆 252
      3.とりあえずの大団円 260
    エピローグ 264
     あとがき 267
    • 総頁数280 (= 表紙4頁 + 遊び紙4頁 + 本文272頁)
    ムアール宮廷の陰謀
    プロローグ 7
    第一章 水の時・風の時 11
      1. 11
      2. 19
    第二章 木の上の少女 28
      1. 28
      2. 34
      2. 40 47
    第三章 ムアールの夢石 54
      1. 54
      2. 64
      3. 72
    第四章 王宮からの家出娘 81
      1. 81
      2. 88
      3. 94
      4. 100
    第五章 魔道士たちの災難 107
      1. 107
      2. 112 115
      3. 119
      4. 126
    第六章 地下水道 132
      1. 132 137
      2. 140
      3. 145
    第七章 白きファーラの導き 159
      1. 159
      2. 160
      3. 166 167
      4. 173
    第八章 魔界の塔 181
      1. 181
      2. 187 193
      3. 200
    第九章 宿命さだめの風 204
      1. 204
      2. 207
      3. 213 215
    第十章 サームでの別れ 221
      1. 221
      2. 226
      3. 229
    エピローグ・旅立ち 232
     あとがき 239
    • 総頁数256 (= 表紙4頁 + 遊び紙4頁 + 本文248頁)
    紫の大陸ザーン1 死海の勇者
    プロローグ 7
    第一章 フォドレス港の乱闘 16
      1.叢雲むらくも 16
      2.ねずみと戦士 33
    第二章 ホッド侯爵の城 59
      1.聖十字騎士団 59
      2.聖ジリオラのメダル 66
      3.深窓の妃 82 85
    第三章 エックブルト大公国宮廷の白い影 91
      1.リィラ大公子妃 91
      2.聖十字の剣 103
      3.叢雲むらくもの行方 116 121
    第四章 バーゼン橋の攻防 129
      1.ささやく影 129
      2.闇夜あんやの渡橋 140 151
      3.バーゼンの灯 158
    第五章 一角亭 161
      1.河の街 161
      2.悪夢の続き 167
      3.海の鼠 180
    第六章 宝印の行方 185
      1.ファーレーの夕暮れ 185
      2.暗闇通りの元締め 190
      3.オーリンの奮闘 198 202-203
    第七章 黒死海の海戦 208
      1.洋上の〈疾風レアビク〉号 208
      2.海賊との遭遇 219 226-227
      3.海図 232
    第八章 双頭竜の洞窟 236
      1.宝島 236
      2.双頭竜の紋章 243 249
     あとがき 255
    • 総頁数268 (= 表紙4頁 + 遊び紙4頁 + 本文260頁)
    紫の大陸ザーン2 神々の聖堂
    第一章 紫の大陸へ 7
      1.祈りのほこら 7
      2.絨毯の上のふたり 13
      3.星の申し子 27
    第二章 星の導くところ 37
      1.紫の大地 37 41
      2.とどのつまり 45
      3.ザーン人たち 61
    第三章 眠れる神々の聖堂 66
      1.魔道士たちの議場にて 66 78-79
      2.白きザーンの長老 82
      3.眠れる神々 88
    第四章 銀の大河たいが 105
      1.脱出へのダイビング 105
      2.逃避行 114 117
      3.そして……夜明け 129
    第五章 一難いちなん去って、また一難 138
      1.男のきれいごとと女の事情 138
      2.ハラーマへ! 152
      3.暗雲 162 171
      4.ロマンスの風 174
      5.エックブルト艦隊 181
    第六章 恩は恩 186
      1.バーゼンの水晶宮殿 186 195
      2.シャーガン公のもとへ 201
    第七章 水晶迷路の崩壊 218
      1.結界破り 218
      2.一夜いちや 226 231
      3.神々の永き午睡ごすい 234
    エピローグ 236
     あとがき 244
    • 総頁数256 (= 表紙4頁 + 遊び紙2頁 + 本文250頁)
    オカレスク大帝の夢
    プロローグ 7
    第一章 スペントとりでの英雄 15
      1.星々が語るもの 15
      2.ジロン家の刺客しかく 22 27
      3.伏兵ふくへい 38
    第二章 夢のいざない 48
      1.皇帝の使者 48
      2.幼馴染みたち 59
      3.ムアールへの旅 68
    第三章 オカレスティにかえ 77
      1.レムーラの花のもと 77
      2.オカレスティ入城 84
      3.ロディラ女帝の枕頭ちんとう 88 95
    第四章 皇帝崩御ほうぎよ 107
      1.オカレスティの闇 107
      2.密室の会談 116
      3.エフェラの憂鬱 121
    第五章 宮廷貴族たちの思惑 132
      1.三人の婚約者 132
      2.サディア公、ドレン 143
      3.急報 158
    第六章 ピザン平原の戦い 164
      1.戦況 164
      2.アゼドラルの決戦 177 191
      3.エックブルトの尖撃せんげき 192
      4.ジリオラ新帝の凱旋がいせん 207
    第七章 闇のわな 214
      1.オカレスティ城下 214 223
      2.白の魔手 227
      3.魔風 241
    第八章 戴冠式たいかんしき 244
      1.新帝即位 244
      2.神々の王座 252
      3.オカレスク大帝の夢 265
    エピローグ・夢の断章だんしよう 270
     あとがき 276
    • 総頁数288 (= 表紙4頁 + 遊び紙2頁 + 本文282頁)
    双頭竜の伝説
    プロローグ 7
    第一章 アデラ山脈の朝焼け 17
      1.吹雪の山越え 17
      2.幽閉の貴人 28 39
      3.暁光ぎようこう 49
    第二章 魔道士たちの密約 53
      1.双頭竜の伝説 53
      2.ハラーマ・ギルドの決定 59
      3.ムアール宮廷の覇者 67
      4.ドーシュへのみち 78
    第三章 ドーシュの会見 84
      1.鉱山の街、ドーシュ 84
      2.サディア公との会談 95
      3.闇のささやき 108 113
    第四章 運命の輪 121
      1.ユーリックとの再会 121
      2.エフェラの決断 134
      3.オカレスティの異変 139
    第五章 青きラール 150
      1.予感 150
      2.黄金きん色の瞳の青年 156
      3.まえ 168
      4.……その頃のジリオラ 173
    第六章 心のままに 181
      1.たそがれの城 181
      2.最後の言葉 187 189
      3.シャーガン公の暗殺 196
    第七章 滅びの笛 208
      1.サドラ軍、来たる 208
      2.攻防 215
      3.夢の終り 219 221
    第八章 神々の目覚め 225
      1.聖獣たちの饗宴 225
      2.召喚 229
      3.星を追う者たち 234
    第九章 風に生まれる 236
      1.洞窟 236
      2.苦しみの果て 242
      3.新星 251
    エピローグ⸺水のように、風のように 255 258-259
     あとがき 261
    • 総頁数272 (= 表紙4頁 + 遊び紙2頁 + 本文266頁)
    • 「節」の行と「イラスト頁」列は、目次には存在しない。
      実物上での調査結果である。
      これらは文字を小さく薄くして記した。
    • 「巻」列の番号は、実物には必ずしも記載されていない。
    • ルビは原文ママ。拗音などを小書き仮名にしないことも原文ママ。
  5. ^ 『真ハラーマ戦記』
    あらすじ
    第四十代皇帝の時代(スピンオフ元は第八十七代皇帝ロディラ(主人公ジリオラの伯母)の時代であり、「妖精界の秘宝」(「第三章 滅びの貴公子」)で話題になった帝国の盛時は四十二代目の時代である。)を舞台としている。大陸は統一され、戦乱もなく(1⃣巻103頁)、街道は整備され(2⃣巻82頁)、帝国の一番良い時代(3⃣巻244頁)である。その時代に、魔道士ギルドの反逆者の討伐を軸に、地方の下級貴族の娘ニーヴァとその婚約者ルファーンが、帝都のラルセン皇子や貴族たちの優雅で放埓な生活を見物して回る。最後には、反逆者と組んで栄達を謀った者たちは破滅し、ラルセン皇子は第四十一代皇帝に即位し、ニーヴァは無事に家に帰って婚約者ルファーンと結婚する。
    目次
    目次
      イラスト
    グラヴィスの封印 真ハラーマ戦記1⃣
       登場人物紹介 4
     オカレスク皇家こうけ家系図 6
     ハラーマ大陸地図 8
    プロローグ……ニーヴァンの手記より 12
    第一章 発端ほつたん/アルファレナとラファーノ 17
     1 あらしの夜の出来事 17 19
     2 闇夜やみよの救出劇 32 39
     3 真夜中の少年 47
     4 朝の怪異かいい 61 77
    第二章 風変わりな恋人たち/ルファーンとニーヴァ 83
     1 ロジムていの午後 83
     2 <呼び出しの魔法まほう> 101 111
     3 愛とは不可解なもの?  127
    第三章 帝国の風来坊ふうらいぼうたち/ラルセン皇子おうじとの出会い 135
     1 街道かいどうの風 135
     2 オカレスティへ 147
     3 中央貴族きぞくたちの放埓ほうらつ 156 159
     4 ルファーンの危難 168 185,203
     5 ラザーン四世の祝祭しゆくさい 208
    幕間まくあい……ニーヴァンの手記より 213
    第四章 再会/ムアール宮廷きゆうていの貴人たち 217
     1 ギルドの魔道士まどうしたちの困惑こんわく 217 221
     2 宮廷での再会 228 237,245
     3 封印ふういんく者たち 251
    あとがき 254
    黒銀の月乙女 真ハラーマ戦記2⃣
      幕間まくあい……ニーヴァンの手記より 12
    第一章 誘惑ゆうわく/オカレスティからの手紙 18
     1 そして、平和な午後?  18 23
     2 迷惑めいわくな誘惑者 27
     3 街道の変事 40
     4 グリン・ロジムの驚くべき話 61 63
    第二章 旅/怪異との再遭遇さいそうぐう 68
     1 恋人たちの甘くないかもしれない語らい 68
     2 光る子供を抱く女 79
     3 ロディーニからの出発 92
     4 月夜の魔法 105 113
    第三章 魔道士たちのうれい/ルークとメレーラ 120
     1 やみ桎梏かせ 120 129
     2 男は恋する女のためには苦労がえない 133
     3 取り残されていた少年 149 155
    第四章 襲撃/レーオ・ダミット 167
     1 帝国皇子おうじまぐ 167
     2 ラゼール河のほとり 185
     3 マゼリアの町の出来事 193 199,221
     4 闇との戦い 222
    幕間……ニーヴァンの手記より 230
    第五章 小さな英雄/オーリン 233
     1 闇の中で 233 243
     2 たぶん、そこは牢獄ろうごく 246 257
    あとがき 258
    漆黒の美神 真ハラーマ戦記3⃣
       登場人物紹介 4
     オカレスク皇家こうけ家系図 6
     ハラーマ大陸地図 8
    第一章 探索たんさくやみおど 12
     1 のんびりしているひまはない!  12 17
     2 魔法まほう使つかいたちにも事情がある 31 41
     3 夢の道筋 44
    第二章 セロ島/魔法使いイリオンの行方ゆくえ 55
     1 運命に対するどこか投げやりな態度 55
     2 愛はとうとく、そして強い 71 75
     3 闇のとりで 90
    第三章 幻視げんし/ヴァイナーテの手 116
     1 女心はとっても微妙 116 119
     2 物事を慎重しんちように運ぶことの意義 132
     3 破壊の神、闇の神 146 153
    幕間まくあい……ニーヴァンの手記より 166
    第四章 闇の奔流ほんりゆう/古き神々の咆哮ほうこう 172
     1 泣く子と皇子おうじには誰もかなわない 172 175
     2 きたりし者 193 197
     3 つき乙女おとめ接吻せつぷん 211 215,229
     4 闇をき止めるもの 231
    第五章 終焉しゆうえんりない人々 236
     1 夢石の座に選ばれし者 236
     2 アルファレナひめとの別れ 245 249
     3 究極の選択せんたく 252
    エピローグ……ニーヴァンの手記より 255
    あとがき 258
    • この表の「イラスト頁」列は実際の本の目次には存在しない。
    • 「登場人物紹介」~「ハラーマ大陸地図」は2⃣巻にも存在するが、目次には記述がない。目次に従って省いた。
    • ルビは原文ママ。拗音などを小書き仮名にしないことも原文ママ。
    独自研究?
    敵役として、第三十九代「デジャーン皇帝」(3⃣巻114頁)の頃に「エックブルト大公国」(2⃣巻88頁)に滅ぼされた「ファーレー公国」の残党が登場する。スピンオフ元の一作「妖精界の秘宝」(「第三章 滅びの貴公子」)で登場したのは、四十二代目の皇帝の頃に「サジア男爵」家に滅ぼされた「ファーレ大侯」家の亡霊であり、関連はない。一方、「紫の大陸ザーン1 死海の勇者」に登場した港町「ファーレーの町」は、良港であったが呪われたという「ファーレー公国」の跡地かも知れない。
  6. ^ 『帝国の双美姫』
    作品内容
    作品内容
    • 帝国の建国期の話であり、少年時代のグルクの視点で描かれている。
    • この時代には、大陸はまだ人の住めるところが少なく、人々は皆いずれかの神を信奉して、その庇護を頼って生活している。そのような時代に、オカレスク大帝に従って大陸をハラーマ(『我らの地』)に変えようとする味方と、従わずに自立を続けようとする敵との戦いが行われている。
    • 少年時代のグルクが、帝国の双美姫に従って戦場に出たり、オカレスク大帝に従って行動したりする。
    • 主要な登場人物は敵味方とも魔法を使い、神々も姿を現わす。
    • 「帝国の双美姫」というキーワードは「真ハラーマ戦記」3⃣巻243頁で青年期のグルクによって既に提示されていた。
    • 三巻(発売は14年前)のあとがきで四巻に続くことが記されている。
    目次
    目次
    イラスト
    一巻
    一巻 プロローグ 13 21
    第一章 魔法使いの少年と皇子 23
      1、光の大地 24
      2、空の宮殿 36
      3、星が告げし物語 46 57
      4、若き皇子の出立 58
    第二章 闇に染められし者 63
      1、沼の死霊 64 68
      2、闇の生け贄 72
      3、最初の攻撃 78 87
      4、神々と人の物語 90
    第三章 レディの森の出来事 97
      1、レディ城への到着 98
      2、闇からの手 110
      3、長く平坦ではない道程 121
      4、黒い雨 131
      5、闇の中の少女 139
      6、光の犠牲 152 153
    第四章 ふたりの皇女 175
      1、キャゼノイの砦 176 189
      2、大帝陛下からの伝言 197
      3、ディルフェカ姫 201 209
      4、砦よりの出陣 211
    第五章 真実の戦い? 215
      1、コリュテに向かって 216
      2、最前線 224 231
    あとがき 234
    • 総頁数246 (表紙、口絵1枚を含む)
    ニ巻
    ニ巻 第一章 闇と光の相克 13
      1、ノヴェラ城の変事 14
      2、この世でもっとも始末が悪い君主 28
      3、招集 40
    第二章 ノック・コリュテへの出撃 53
      1、目覚めの時 54
      2、大帝の置き手紙 62
      3、進軍 85 93
      4、炎と水の戦い 97
    第三章 再会 109
      1、北の城門 110
      2、城壁の攻防 122
      3、父と子 130 135
    第四章 オカレスク大帝よりの指令 141
      1、呼び出し 142
      2、旅の道連れ 147
      3、新たなる試練 157 169
    第五章 神に見捨てられた娘 173
      1、光の牢獄 174
      2、玻璃球の魔法 184
      3、砂漠の虹 208
      4、洞窟 231
    あとがき 238
    • 総頁数246 (表紙、口絵1枚を含む)
    三巻
    三巻 第一章 暗黒の地へ 13
      1、炎の地平線 14
      2、出動命令 31
      3、森の中のとりこ 46 51
    第二章 集結せよ! 69
      1、救いの手 70
      2、闇と炎の領域 84
      3、ノヴェラ伯爵の城 94
    第三章 闇と炎の戦い 101
      1、犠牲になる者 102
      2、闇の閃撃 113
      3、味方か敵か 121 131
    第四章 南の地へ 141
      1、戦いは続く 142
      2、エックブルト公 153
      3、海の音 165 175
    第五章 ファーレーの戦い 179
      1、闇の最前線 180
      2、すれ違い 194
      3、水の精と沼の精 201
      4、出撃 208
    第六章 海の彼方への道 221
      1、望郷 222
      2、彼方への視線 230
    あとがき 242
    • 総頁数246 (表紙、口絵1枚を含む)
    • 「節」の行と「イラスト頁」列は、目次には存在しない。
      実物上での調査結果である。
      これらは文字を小さく薄くして記した。
    • ルビは原文ママ。
  7. ^ 幻狼ファンタジアノベルス版 女戦士エフェラ&ジリオラ 1
    目次
    目次

    イラスト
    グラフトンの三つの流星 5
      第一章 奴隷船 16
      1、二人の少年 16 25
      2、脱出行 29
    第二章 グラフトン公家の兄妹 34
      1、残された者たち 34
      2、メッセリクの香料店にて 38
      3、〈星見〉の予言 44
    第三章 西宮殿 50
      1、報酬の落とし前 50
      2、西宮殿の邂逅 52 59
      3、紋章の秘密 61
    第四章 セルディオン男爵邸の夜 66
      1、ふたたび囚われの身 66
      2、白き巫女 76
    第五章 フォーダの追撃 81
      1、傭兵となって 81
      2、昏い予感 85
      3、襲撃 89 93
    第六章 峡谷 97
      1、最後の難所 97
      2、守りたかったもの 102 111
      3、ユリオン公子の決断 112
    第七章 フォーダ教団の呪縛 117
      1、敵地へと 117
      2、オデルの都の賑わい 119
      2、フォーダ神殿の怪 125
    第八章 皇母の聖域 130
      1、帝国の密議 130
      2、合の刻の出来事 135
      3、凶星の定め 142
    第九章 シャーガン公の奸計 148
      1、シャーガン公の提案 148
      2、白き女神の聖域 154
      3、往生際は悪いほど良い 161 169
    エピローグ 171
    ムアール宮廷の陰謀 177
      プロローグ 178
    第一章 水の時・風の時 181
      1 誕生の時 181
      2 双つ星の軌跡 190
    第二章 木の上の少女 196
      1 帝都の大路にて 196
      2 皇宮の珍事 200
      3 黒い瞳の少女 208
    第三章 ムアールの夢石 214
      1 宮廷の貴公子 214
      2 炎華石の至宝 221
      3 皇宮のお茶会 227
    第四章 皇宮からの家出娘 233
      1 ユーリックの不幸 233
      2 星の前触れ 238
      3 夕暮れの子供たち 246
    第五章 魔道士たちの災難 251
      1 エフェラの思案 251
      2 ナーガ老の動揺 258
    第六章 地下水道 267
      1 襲撃 267 271
      2 秘密の通路 275
    第七章 白きファーラの導き 285
      1 白獣と少女たち 285
      2 野に立つ娘 290
      3 密談 294
    第八章 魔界の塔 300
      1 風と大地の果て 300
      2 封印された扉 304 310
    第九章 宿命の風 317
      1 滅びの音 317 319
      2 風の傷あと 324
    第十章 サームでの別れ 329
      1 魔道士の里 329
      2 星を識る者 332
      3 巣立ちの時 335
    エピローグ・旅立ち 337 341
    ファルコーネの山を越えて 343
      1、空蝉の村 344
    2、洞窟の危難 354
    3、新しい朝 372
    あとがき 380
    • 目次には「作品」列と「頁」列しか存在しない。
      他は実物上での調査結果である。
    • ルビが無いことは原文ママ。
    • グラフトンの三つの流星において、
      第八章と第九章のタイトルが大陸ノベルス版と
      入れ替わっているのは原文ママ。
    • グラフトンの三つの流星第七章において、
      2、節が二つあるのは原文ママ。
    • ムアール宮廷の陰謀だけ、節名の番号の
      後ろのが付かないのは原文ママ。
    あらすじ(ファルコーネの山を越えて)
    敗軍の傭兵ベリナードは、死んだ戦友の遺品を届ける途中で、家出直後のエフェラとジーラとオーリンに出会い、無事に村に辿り着き、戦友の妹と親しくなって、居着いて畑仕事をするようになった。エフェラとジーラは、ベリナードから聞いた話で、傭兵になることを考えながら、旅を再開した。
    その他
    総頁数390 (表紙、口絵1枚を含む)
  8. ^ 『カサブランカ革命 百合小説の誘惑』(イースト・プレス、1998年12月、ISBN 4-87257-153-3)掲載の短編
  9. ^ 制作のJ.C.STAFFのWEBサイトでもOVAとされている[3]

出典

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  1. ^ 大陸ノベルスの奥付で確認
  2. ^ 大陸ネオファンタジー文庫の1、4巻の奥付で確認
  3. ^ 女戦士エフェ&ジーラ グーデの紋章”. J.C.STAFF オフィシャルホームページ. 2024年6月14日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 女戦士エフェ&ジーラ グーデの紋章”. allcinema. 2023年8月26日閲覧。

外部リンク

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