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冨久錦武光

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
富久錦武光から転送)

冨久錦[注 1] 武光(ふくにしき たけみつ、1920年5月23日[1] - 没年不明)は、昭和時代の大相撲力士二所ノ関部屋所属[1][2]北海道空知郡中富良野町出身[1][2]。本名は羽賀 武光(はが たけみつ)[1][2]。最高位は西十両11枚目。得意技は左四つ、寄り。

経歴

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二所ノ関部屋に入門し、1937年1月場所に出身地の中富良野町から「富良錦」の四股名で初土俵を踏む。1943年1月場所に十両に昇進[1][2]、「冨久錦」と改名する。十両では2場所連続で7勝8敗と負け越し、幕下に陥落した。その後は十両に復帰することなく1945年11月場所に25歳で廃業した[1][2]

主な成績

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  • 通算成績:70勝60敗5休 勝率.538
  • 十両成績:14勝16敗 勝率.467
  • 現役在位:19場所
  • 十両在位:2場所

場所別成績

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冨久錦 武光
春場所 夏場所 秋場所
1937年
(昭和12年)
(前相撲) (前相撲) x
1938年
(昭和13年)
西序ノ口16枚目
5–2 
東序二段5枚目
3–4 
x
1939年
(昭和14年)
西序二段8枚目
5–2 
東三段目14枚目
2–6 
x
1940年
(昭和15年)
東三段目32枚目
5–3 
東三段目13枚目
4–4 
x
1941年
(昭和16年)
西三段目11枚目
6–2 
東幕下26枚目
4–4 
x
1942年
(昭和17年)
西幕下19枚目
7–1 
東幕下2枚目
5–3 
x
1943年
(昭和18年)
西十両11枚目
7–8 
西十両14枚目
7–8 
x
1944年
(昭和19年)
西幕下筆頭
2–6 
東幕下18枚目
2–3 
東幕下23枚目
4–1 
1945年
(昭和20年)
x 東幕下3枚目
2–3 
東幕下7枚目
引退
0–0–5
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

改名歴

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  • 富良錦 武光(ふらにしき たけみつ)1937年1月場所 - 1942年5月場所
  • 冨久錦 武光(ふくにしき たけみつ)1943年1月場所 - 1945年11月場所

脚注

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注釈

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  1. ^ 『大相撲星取大鑑』昭和編第1巻、180頁と『昭和の大相撲 資料編』 313頁には「富久錦」と記載。

出典

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  1. ^ a b c d e f 『大相撲星取大鑑』昭和編第1巻、180頁。
  2. ^ a b c d e 『昭和の大相撲 資料編』 313頁。

参考文献

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  • 小池謙二『大相撲星取大鑑』昭和編第1巻、医聖社、1986年
  • 昭和の大相撲刊行委員会/編『昭和の大相撲 資料編』TBSブリタニカ、1989年

関連項目

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外部リンク

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