ショーリンズロード
ジャンル | アクションゲーム |
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対応機種 | アーケード |
開発元 | コナミ開発1課 |
発売元 | コナミ |
人数 | 1人~2人交互プレイ |
メディア | 業務用基板 |
発売日 | 1985年 |
対象年齢 | IARC:7+ |
『ショーリンズロード』(少林寺への道、SHAO-LIN'S ROAD、米国アーケード版タイトル KICKER) はコナミ(現・コナミアミューズメント)が1985年に発表したアクションゲーム。
香港や中国などで製作された映画に『少林寺への道』という作品が存在するが、本ゲームとは関係ない。
概要
[編集]同年にコナミが製作した『イー・アル・カンフー』の番外的なゲーム。ただ、本作の場合は相手をKOするのではなく、ステージ上に現れる敵を一定数倒すことでクリアとなる。画面の上を飛来して石(倒せる)を落としてくる鳥は対象外。また、『イー・アル・カンフー』は横画面だったが、本作は縦画面仕様となっている。
主人公のワンピョウ(国外版ではKickerもしくはLee)は幻の拳法「陳家秘伝の少林拳」を会得したが、彼の師・ラオチューを暗殺した悪の軍団「ヤムチャ団」の本拠「邪拳寺」に囚われ、ひしめく悪漢達を倒して脱出を図る。1ステージ(ゲーム上ではSTEP○と表記)につき2ラウンドという構成で、2ラウンド目にはボスが登場する。ステージ2ボスのミンミンはアーケード版『イー・アル・カンフー』に登場したスターの妹という設定。なお、資料によっては主人公が『イー・アル・カンフー』のリー・ウーロンと混同されている場合もある。
ライフは1ラウンドにつき4つ設定されている。敵に触れた(攻撃を受けた)り、足場の端から落下するとライフが1つ減る。全て無くなると1ミス。ライフが多いほど、クリア時に加算されるボーナス点も多い。
ステージ数は5まででステージ5クリア後はステージ1から始まるの繰り返しで、難易度については至って低めで、複雑な操作もないためやり込めば1周クリアも可能である。
アイテム
[編集]敵を倒していると、丸い玉が出てくる。いずれも獲得してから一定時間が経つと自動的に消える。
- 紫色の玉 - プレイヤーが向いている方向に貫通力のある鉄球を投げる。投げた後は左右方向のレバー入力により操作が可能で、有効時間内であれば何度でもキャッチして再び投げられる。
- 黄色の玉 - 左右に気合弾を放つ。こちらは貫通がない。
- 緑色の玉 - バリアの役目を果たす。
この他、ラーメンやシュウマイといったボーナスアイテムもたまに出現する。ボーナスアイテムに攻撃することでボーナスを獲得出来る。
移植
[編集]- 欧米ではコモドール64やAmstrad CPCにも『Shao-Lin's Road』として移植された。
- 日本国内の家庭用ゲーム機では、プレイステーションの『コナミ80'sアーケードギャラリー』とニンテンドーDS『コナミ アーケード コレクション』に収録されている。後者では、DS本体の言語を日本語以外に設定してから始めると、英語版タイトルの『KICKER』がプレイ出来る。
- また、2023年11月9日にはアーケードアーカイブスの1作品としてPlayStation 4版とNintendo Switch版が配信[1][2][3][4]。日本国内版の他に海外版(『KICKER』)も収録されている。
関連項目
[編集]- 少林拳
- イー・アル・カンフー
- 新入社員とおるくん - スコア表示などに共通点が見られる(ステージをSTEPと表現しているのも同じ)。
脚注
[編集]- ^ “【アケアカ】『ショーリンズロード』が明日(11/9)発売。幻の少林拳を会得した主人公が、悪の軍団アジトからの脱出を目指す”. ファミ通.com. KADOKAWA (2023年11月8日). 2023年11月9日閲覧。
- ^ 緑里孝行 (2023年11月8日). “「アーケードアーカイブス ショーリンズロード」11月9日に配信開始 悪の軍団「ヤムチャ団」から閃光のキックで勝利の脱出を果たそう”. GAME Watch. インプレス. 2023年11月9日閲覧。
- ^ ばしょう (2023年11月8日). “「アーケードアーカイブス ショーリンズロード」11月9日に配信決定。幻の拳法を会得したワンピョウが悪の軍団の本拠地からの脱出を目指す”. 4Gamer.net. Aetas. 2023年11月9日閲覧。
- ^ Gamer編集部 (2023年11月8日). “「アーケードアーカイブス ショーリンズロード」が11月9日に配信!幻の拳法で悪の軍団を倒すアクションゲーム”. Gamer. ixll. 2023年11月9日閲覧。