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山本幸治 (プロデューサー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
やまもと こうじ

山本 幸治
生誕 1975年????
日本の旗 日本愛知県
職業 コンテンツプロデューサー
肩書き
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山本 幸治(やまもと こうじ、1975年 - )は、日本のアニメーションを中心としたコンテンツプロデューサー。株式会社ツインエンジンジェノスタジオEOTA代表取締役[1]愛知県出身[2]。愛称は「ヤマコー」[3]

人物

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もともとはフジテレビの著作権部に所属していたが、「アニメをやりたい」と言う思いから、オリジナル企画案を提案するなど局の上層部とやり取りを行っていたと言う[3]

フジテレビ系列で放送されたテレビアニメ『レジェンズ 甦る竜王伝説』でアシスタントを担当した後、2005年に同局にて放送を開始した深夜アニメ枠『ノイタミナ』設立当初から関わり[4]、後にチーフプロデューサーに就任(“ 編集長 ”という肩書で紹介されることも多い)、ほぼ10年フジテレビ社員の立場からノイタミナに関わった。

局内におけるアニメ部門の地位の低さや無料広告放送と言うビジネスモデル依存体質などに対する限界を感じ、ノイタミナが10周年を迎えた2014年9月を節目としてフジテレビを退職[4]。同年10月にコンテンツ企画会社「ツインエンジン」を設立、代表取締役に就任した[5]

起業後はアニメーション映画『台風のノルダ』の企画制作ほか、ノイタミナの映画ブランド「ノイタミナムービー」作品(『虐殺器官』・『ハーモニー』など)に関わる。

『虐殺器官』では制作会社(マングローブ)の経営破綻を受けて、自らの手でツインエンジン完全子会社となるアニメ制作会社ジェノスタジオ」を設立[6]

主な主張

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山本曰く、「フジテレビが(アニメに積極的なテレビ局として知られる)毎日放送と異なる点として、製作委員会の幹事として動いている点」を挙げている[3]

また『ノイタミナ』枠を1時間に拡大するきっかけとして、それ以前に同じく深夜アニメ枠として存在していた『NOISE』の放送時間帯が深さ故に「より多くの人に観てもらいたい思いが叶えられ辛かった」点を挙げている[7]

更に山本は「安くはないスポンサー料を払って頂いてフジテレビで深夜アニメを放送するからには、局内やスポンサーなどに対してもある程度一般性を確保する必要がある」と説き[8]、「DVDの販売促進だけで考えるならば独立局で放送した方が効率的」という持論を展開している[9]

担当作品

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テレビアニメ

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2005年
2006年
  • 獣王星(4月 - 6月、プロデューサー)※ノイタミナ作品
  • ハチミツとクローバーII(6月 - 9月、プロデューサー)※ノイタミナ作品
  • 働きマン(10月 - 12月、プロデューサー)※ノイタミナ作品
  • バーテンダー(10月 - 12月、プロデューサー)※『DO!深夜アニメ劇場』作品
2007年
2008年
2009年
2010年
  • のだめカンタービレ フィナーレ(1月 - 3月、プロデューサー)※ノイタミナ作品
  • 刀語(1月 - 12月、チーフプロデューサー)
  • 四畳半神話大系(4月 - 6月、チーフプロデューサー)※ノイタミナ作品
  • さらい屋 五葉(4月 - 6月、チーフプロデューサー)※ノイタミナ作品
  • 屍鬼(7月 - 12月、チーフプロデューサー)※ノイタミナ作品
  • 海月姫(10月 - 12月、チーフプロデューサー)※ノイタミナ作品
2011年
  • フラクタル(1月 - 3月、チーフプロデューサー)※ノイタミナ作品
  • 放浪息子(1月 - 3月、チーフプロデューサー)※ノイタミナ作品
  • C(4月 - 6月、チーフプロデューサー)※ノイタミナ作品
  • あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(4月 - 6月、チーフプロデューサー)※ノイタミナ作品
  • うさぎドロップ(7月 - 9月、チーフプロデューサー)※ノイタミナ作品
  • NO.6(7月 - 9月、チーフプロデューサー)※ノイタミナ作品
  • UN-GO(10月 - 12月、チーフプロデューサー)※ノイタミナ作品
  • ギルティクラウン(10月 - 2012年3月、チーフプロデューサー)※ノイタミナ作品
2012年
2013年
2014年
2016年
2017年
  • DIVE!!(7月 - 9月、チーフプロデューサー)※ノイタミナ作品
2018年
2019年
2020年
  • pet (1月 - 3月、企画プロデュース)
2021年

劇場アニメ

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2009年
2010年
2011年
2013年
2015年
  • 劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス(1月9日公開、チーフプロデューサー)※ノイタミナムービー作品
  • 台風のノルダ(6月5日公開、チーフプロデューサー)※ノイタミナムービー作品
  • 屍者の帝国(10月2日公開、脚本・チーフプロデューサー)※ノイタミナムービー作品
  • ハーモニー(11月13日公開、脚本・チーフプロデューサー)※ノイタミナムービー作品
2016年
2017年
2022年

Webアニメ

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2021年

テレビドラマ

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2002年
2010年
  • もやしもん(7月 - 9月、チーフプロデューサー)※ノイタミナ作品

脚注

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  1. ^ アニメ制作スタジオを「先行投資」で強くする(その1) THE21 ONLINE PHP研究所 2017年3月25日、同4月22日閲覧。
  2. ^ アニメ制作スタジオを「先行投資」で強くする(その3) THE21 ONLINE PHP研究所 2017年3月25日、同4月22日閲覧。
  3. ^ a b c 堀内彰宏 (2011年7月7日). “DVDだけではないビジネスを模索したい――フジ・ノイタミナプロデューサーが語るアニメの今 (1/6)”. 誠(ITmedia). 2014年7月7日閲覧。
  4. ^ a b 小黒祐一郎、岡本敦史 (2010年3月19日). “フジテレビ山本幸治プロデューサーが語る “ノイタミナ”の軌跡と、新たな展開(前編)”. アニメスタイル. 2014年7月7日閲覧。
  5. ^ アニメ制作スタジオを「先行投資」で強くする(その2) THE21 ONLINE PHP研究所 2017年3月25日、同4月22日閲覧。
  6. ^ 映画「虐殺器官」制作再開、2016年完成を目指す 山本幸治Pが新スタジオ「ジェノスタジオ」設立”. animeanime (2015年11月13日). 2016年3月18日閲覧。
  7. ^ 小黒祐一郎、岡本敦史 (2010年3月19日). “フジテレビ山本幸治プロデューサーが語る“ノイタミナ”の軌跡と、新たな展開(後編)”. アニメスタイル. 2014年7月7日閲覧。
  8. ^ 堀内彰宏 (2011年7月7日). “DVDだけではないビジネスを模索したい――フジ・ノイタミナプロデューサーが語るアニメの今 (2/6)”. 誠(ITmedia). 2014年7月7日閲覧。
  9. ^ 堀内彰宏 (2011年7月7日). “DVDだけではないビジネスを模索したい――フジ・ノイタミナプロデューサーが語るアニメの今 (5/6)”. 誠(ITmedia). 2014年7月7日閲覧。
  10. ^ 「劇場版モノノ怪 唐傘」7月26日に公開決定!キャストに黒沢ともよ、悠木碧、小山茉美”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年3月21日). 2024年3月21日閲覧。

関連人物

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外部リンク

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