コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

山田晃士

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
山田晃士
別名 KOSHI
出身地 日本の旗 日本
ジャンル
職業 シンガーソングライター
活動期間 1981年 -
レーベル SPEEDSTAR RECORDS
共同作業者 AROUGE
ガレージシャンソンショー佐藤芳明

山田 晃士(やまだ こうし)は、日本のシンガーソングライター[1]。別名KOSHI[2]

ロックバンドAROUGE」の元ボーカリストで、ソロ歌手としての活動のほか、アコーディオン奏者の佐藤芳明とのデュオガレージシャンソンショー」や「KOSHI au Bourbier(泥沼楽団)」などバンドマンとしての顔も持つ[3][4]

人物

[編集]

キャッチコピーは「ポップでキッチュなガレージシャンソン歌手」。"ガレージシャンソン"とは、本人曰く「シャンソンが持っているブルジョワジー的要素を排除し、その性・変態性の部分を強く押しだし、たとえダメ人間であろうとも、その思いの丈を包み隠さず赤裸裸に舞台上でさらけ出す有様」[3]。幼少期に古き良き時代の歌謡曲に親しみ、テレビで目にした越路吹雪によってシャンソンの洗礼を受けた[5]。その後、ロックに関心を広げていった[5]

略歴

[編集]

16歳から音楽活動を開始し、横浜を中心にライヴを続ける[2]NHK音楽番組レッツゴーヤング」の番組専属バックダンサー、サンデーズのメンバーとなる[注 1]

1984年、ロックバンド「AROUGE」のボーカルとしてメジャー・デビュー。1985年脱退[1][3]

1994年2月16日、SPEEDSTAR RECORDSよりシングル「ひまわり」で山田晃士名義でソロとしてデビュー[3]。同曲は日本テレビ系ドラマ『横浜心中』の主題歌に使用されオリコン最高9位を記録、約20万枚を売上[1]。同年5月にはアルバム『舞踏会』をリリース。方向性の違いからメジャー契約を解消してパリヘ渡り、そこでシャンソンを消化した新たな歌のコンセプトを見出す[2]。帰国後、1997年にバンド「KOSHI au Bourbier(コウシ オー ブービエール)」を結成(2001年に「山田晃士 au Bourbier」へと改名)[3]。その後、「みんなが読めない」という理由で「山田晃士と泥沼楽団」へと名称を変更する[1]。2007年7月の単独公演を最後に活動休止。

2001年、「KOSHI au Bourbier」のアコーディオン担当だった佐藤芳明と「ガレージシャンソンショー」を結成[1][3]。2006年7月の単独公演を最後に一旦活動休止するが、2013年より活動を再開。

2007年8月、実験的に始めた「山田晃士セッション」を経て、バンド「山田晃士と流浪の朝謡」で活動開始[1][3]

以後、ソロ演奏のほか、独り舞台、「山田晃士&流浪の朝謡」、「ガレージシャンソンショー」、柿島伸次・kaoruらとのセッション「サンバカトリオ」、元泥沼楽団の塚本晃とのセッションデュオなど、幅広く活動中。

所属グループ

[編集]

ディスコグラフィー

[編集]

シングル

[編集]
  発売日 タイトル 収録曲 規格 規格品番 レーベル 備考
山田晃士 1994年2月16日 ひまわり CD VIDL-10492 SPEEDSTAR RECORDS 表題曲は日本テレビ系ドラマ『横浜心中』の主題歌。
KOSHI 1997年3月21日 「ああ、無頼漢」 CD BNDA-2 Bad News Records 表題曲は映画『実録新宿の顔 新宿愚連隊物語』の挿入歌。
山田晃士と流浪の朝謡 2008年 「あんたのスウィング」 CD

アルバム

[編集]
名義 発売日 タイトル 規格 規格品番 レーベル 備考
山田晃士 1994年5月21日 『舞踏会』 CD VICL-521 SPEEDSTAR RECORDS
KOSHI
山田晃士
1997年4月21日
2013年3月13日
『Monologue Theater』 CD BNCA-10
CSR-1302 (再発)
Bad News Records
Cafe Soul Records
KOSHI au Bourbier 1999年4月30日 『世紀末キャバレー〜opéra noir〜』 CD LSD-005 L.S.D
KOSHI au Bourbier 2001年10月13日 『欲望輪舞曲 (ロンド)』 CD SBCD-00107 SONG BIRD
ガレージシャンソンショー 2003年09月26日 『ガレージシャンソンショー』 CD KICS-1034 SEVEN SEAS
山田晃士と泥沼楽団 2003年12月19日 『びらん』 CD SBCD-311 SONG BIRD
山田晃士と泥沼楽団 2004年10月12日 『実況見分』 CD LSD-013 L.S.D ライブアルバム。
ガレージシャンソンショー 2005年05月25日 『狂歌全集』 CD KICS-1179 SEVEN SEAS
山田晃士 2010年4月28日 『Theatre solo』 CD DMXC-0001 SOUP
山田晃士&流浪の朝謡 2011年8月5日 『デラシネ・スウィング』 CD SBCD-1101 SONG BIRD
山田晃士 2014年7月30日 『しつこい男』 CD SBCD-1401 SONG BIRD
山田晃士&流浪の朝謡 2015年5月13日 『デラシネ・カバレット』 CD CSR-1503 CAFE SOUL RECORDS
ガレージシャンソンショー 2016年11月16日 『13〜treize〜』 CD SBCD-1601 SONG BIRD

関連項目

[編集]
  • 亀の子束子西尾商店 - 同社代表取締役社長でギタリストの西尾智浩とは10代の頃からの知り合いで[6]、「山田晃士 au Bourbier」などでバンド活動を行っていた時期がある[7]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 1981年度 - 1982年度上半期。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f 山田晃士プロフィール”. 音楽出版社. TOWER RECORDS ONLINE (2017年10月18日). 2019年5月8日閲覧。
  2. ^ a b c KOSHIプロフィール”. 音楽出版社. TOWER RECORDS ONLINE (2012年7月30日). 2019年5月8日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g プロフィール”. 山田晃士 - ヤマダコウシ – オフィシャルサイト*孤独中毒*. 2019年5月8日閲覧。
  4. ^ 橘高文彦スペシャルイベントに山田晃士、tezya、二井原実、大槻ケンヂ登場”. BARKS (2016年12月12日). 2019年5月8日閲覧。
  5. ^ a b ガレージシャンソンショー、毒性と変態性を強調したシャンソンとは?”. THE PAGE. Yahoo!ニュース (2017年10月12日). 2019年5月8日閲覧。
  6. ^ 泥沼楽団. “泥沼プロフィール◆西尾智浩”. 泥沼楽団. 2021年4月30日閲覧。
  7. ^ 泥沼楽団. “泥沼楽団”. 泥沼楽団. 2021年4月30日閲覧。

外部リンク

[編集]