コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

岡村勝実

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岡村勝實から転送)

岡村 勝実(勝實、おかむら かつみ、1893年明治26年)1月31日[1] - 1981年昭和56年)10月5日[1][2])は、日本の陸軍軍人。最終階級は陸軍少将

経歴

[編集]

福岡県[1][3]福岡市[2]出身。1913年(大正2年)5月、陸軍士官学校(25期)を卒業[1][4]。同年12月、歩兵少尉に任官した[4]

1930年(昭和5年)8月、歩兵少佐に進級[5]。1935年(昭和10年)8月、歩兵中佐に進んだ[5]。1938年(昭和13年)7月、歩兵大佐に昇進し歩兵第66連隊長に発令され日中戦争に出征した[1][3]。1939年(昭和14年)6月、北支那方面軍高級副官に転じた[1][3]

1940年(昭和15年)8月、陸軍戸山学校幹事に発令され帰国[3]。1942年(昭和17年)5月、留守第20師団兵務部長に転じた[3]。1943年(昭和18年)3月、陸軍少将に進級し、同年6月、歩兵第70旅団長に発令され[3]満州に赴任し林口に駐屯[1]。1945年(昭和20年)3月、第7独立警備隊司令官に転じ[3]保定で終戦を迎えた[1]1947年(昭和22年)11月28日、公職追放仮指定を受けた[6]

戦後、福岡偕行会名誉会長を務めた[2]。1981年10月、老衰のため福岡市中央区地行の自宅で死去した[2]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h 『日本陸軍将官辞典』173頁。
  2. ^ a b c d 『現代物故者事典 1980〜1982』69頁。
  3. ^ a b c d e f g 『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』340頁。
  4. ^ a b 『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』328、340頁。
  5. ^ a b 『陸軍現役将校同相当官実役停年名簿 昭和11年9月1日調』159頁。
  6. ^ 総理庁官房監査課編『公職追放に関する覚書該当者名簿』日比谷政経会、1949年、「昭和二十二年十一月二十八日 仮指定者」123頁。

参考文献

[編集]
  • 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
  • 『現代物故者事典 1980〜1982』日外アソシエーツ、1983年。
  • 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
  • 陸軍省編『陸軍現役将校同相当官実役停年名簿 昭和11年9月1日調』偕行社、1936年。