怪盗紳士ルパン
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(強盗紳士から転送)
怪盗紳士ルパン Arsène Lupin, gentleman-cambrioleur | ||
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著者 | モーリス・ルブラン | |
イラスト | Henri Goussé | |
発行日 |
1905年 - 1907年(連載) 1907年(単行本) | |
発行元 | Éditions Pierre Lafitte | |
ジャンル | 推理小説 | |
国 | フランス | |
言語 | フランス語 | |
形態 | 短編集 | |
次作 | 『ルパン対ホームズ』 | |
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『怪盗紳士ルパン』(かいとうしんしルパン、Arsène Lupin, gentleman-cambrioleur)は、モーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンシリーズの一篇。第一短編集にして初の単行本である。1907年発表。タイトルの日本語訳は『怪盗紳士』『強盗紳士』とも。
この短編集の第1話「アルセーヌ・ルパンの逮捕」にて、怪盗紳士アルセーヌ・ルパンが初登場することとなる。第1話で逮捕されたルパンが、第3話「アルセーヌ・ルパンの脱獄」で最初の脱獄をし、以下、ルパンの大活躍が記されていくこととなる。
また、第5話「王妃の首飾り」(「女王の首飾り」とも)ではルパンの幼少時代が語られ、第6話「ハートの7」ではルパンの伝記作家たる「わたし」との出会い、第9話「遅かりしシャーロック・ホームズ」ではライバルのシャーロック・ホームズ(原語では「Herlock Sholmes」)との邂逅が描かれるなど、後のルパンシリーズのエッセンスが詰まっている。
1932年にアシェット社の『Le Point d'interrogation(疑問符)』選集の1巻として出版されたものは、「アンベール夫人の金庫」と「黒真珠」が省かれ、代わりに「『ルパンの告白』の中の「うろつく死神」が収録されている。
収録作品
[編集]1905年から1907年にかけて、月刊雑誌「ジュ・セ・トゥ」(Je sais tout、「私は何でも知っている」)に掲載された。
- アルセーヌ・ルパンの逮捕(L'Arrestation d'Arsène Lupin)
- 獄中のアルセーヌ・ルパン(Arsène Lupin en prison)
- アルセーヌ・ルパンの脱獄(L'Évasion d'Arsène Lupin)
- 謎の旅行者(Le Mystérieux voyageur)
- 王妃の首飾り(Le Collier de la reine)
- ハートの7(Comment j'ai connu Aresène Lupin : Le Sept de cœur)
- アンベール夫人の金庫(Le Coffre-fort de Madame Imbert)
- 黒真珠(La Perle noire)
- 遅かりしシャーロック・ホームズ(Herlock Sholmes arrive trop tard)(雑誌初出時タイトル:Sherlock Holmes arrive trop tard)
外部リンク
[編集]- 『金の鍵 : 探偵大活劇』 泉清風訳、大正8年、盛陽堂 - 国立国会図書館デジタルコレクション