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笑い陰陽師

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
忍法笑い陰陽師から転送)
笑い陰陽師
著者 山田風太郎
発行日 1967年
ジャンル 時代小説
前作 忍びの卍
次作 忍法剣士伝
ウィキポータル 文学
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笑い陰陽師』(わらいおんみょうじ)は、連載された山田風太郎時代小説忍法帖シリーズ第18作。

各話タイトル

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小説宝石』および『別冊小説宝石』掲載時は連作短編として発表され、単行本化の際にはじめて『笑い陰陽師』[1]のタイトルがつけられた。以下の括弧内は発表時のタイトル。

  • 忍法棒占い忍法長短試合) 『別冊小説宝石』1967年4月号
  • 忍法玉占い珠盗り物語) 『別冊小説宝石』1967年6月号)
  • 忍法花占い立て立て物語) 『別冊小説宝石1967年8月号)
  • 忍法紅占い毛十三本物語) 『小説宝石』1967年9月号)
  • 忍法墨占い陰拓物語) 『小説宝石』1967年11月号)

登場人物

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  • 果心堂(かしんどう) - 大道易者。
  • お狛(おこま) - 果心堂の妻。
  • 国定忠治(くにさだ ちゅうじ) - 上野国国定村出身の渡世人[2]。果心堂夫婦の舎弟となる。
  • 松本張亭(まつもと ちょうてい) - 江戸の戯作者[3]
  • 佐倉宗五郎(さくら そうごろう) - 農民一揆の首謀者。
  • 山茶花貞蔵(さざんか ていぞう) - 浪人。
  • 鐘巻武蔵守(かねまき むさしのかみ) - 上州大胡藩一万石の藩主。剣豪大名[4]
  • 小泉半九郎(こいずみ はんくろう) - 上州大胡藩の藩士。
  • 新免又右衛門(しんめん またえもん) - 若き剣豪。
  • お秋(おあき) - 山茶花貞蔵の美人妻。

書誌情報

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  • 「笑い陰陽師」光文社(光文社カッパノベルス)、1967
  • 「忍法笑い陰陽師」角川書店(角川文庫)、1978 
  • 「笑い陰陽師」講談社(講談社ノベルススペシャル)、1994 

脚注

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  1. ^ 角川文庫で『忍法笑い陰陽師』と改題されたが、筑摩書房から忍法帖シリーズの全集が刊行される際に『笑い陰陽師』に戻された。
  2. ^ 国定忠治は、のちの長編『武蔵野水滸伝』では親分となって登場する。
  3. ^ 松本清張のもじり
  4. ^ 史実では「武蔵守」の官名は、徳川将軍家を憚り避けられる。