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慰霊碑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
慰霊塔から転送)
広島平和都市記念碑(原爆死没者慰霊碑)、2006年4月
兵庫県姫路市手柄山中央公園太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔

慰霊碑(いれいひ、英語:cenotaph)とは、事故戦争災害などで亡くなった人や動物のを慰めるために建立された石碑鎮魂(ちんこんひ)などともいう。

霊を慰めるためや、二度とそのようなことがないように戒めることや、警告といった意味をもち、それに沿った文言が碑文(ひぶん、ひもん)として刻まれる。死者発生の原因が災害である場合は、災害記念碑を兼ねることもある。

高さがあり、慰霊の碑文が刻まれないものは霊を慰めるとして慰霊塔(いれいとう)と呼ばれる。いずれも古からとしての材料はが使われたが、コンクリート金属などが石に代わる材料として用いられることもある。

日本の例

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日本国内では、原爆のために建立された原爆死没者慰霊碑が有名。「大東亜聖戦大碑」など大東亜戦争のために建立された慰霊碑も多い。

インドインパール近郊のロトパチン村にインパール作戦の慰霊碑が1994年に建立されている。

慰霊碑の老朽化に加え、遺族会の高齢化に伴い維持管理が困難になる問題が浮上している[1]。経年劣化が激しい碑を撤去し、代替のモニュメントを整備する動きもみられる[1]

世界の慰霊碑の例

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ザ・セノタフ

慰霊碑や慰霊塔の建立は世界各地で行われている。

動物

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医歯薬系大学、動物園水族館の多くには「実験動物慰霊碑」、「虫塚」がある。年に一度、慰霊祭が行われ、職員や研究者が集まり感謝と哀悼の祈りをささげる[2]。動物園で、慰霊祭を執り行ったのは、1930年の上野動物園が最初である[2]

戦争のために亡くなった動物、特に軍馬軍犬のための慰霊碑もある[3]

脚注

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  1. ^ a b “老朽化する「忠魂碑」「慰霊碑」の管理どうする? 遺族高齢化で担い手減少”. 京都新聞. (2022年9月6日). https://news.yahoo.co.jp/articles/d47ebdbe0943430ab6f01c990353dbb02f020c9b 2022年9月9日閲覧。 
  2. ^ a b 吉川 寛、堀 寛 「研究をささえるモデル生物―実験室いきものガイド」 出版社:化学同人、2009/9/1 p.257
  3. ^ 戦前の軍用動物慰霊碑・動物慰霊祭と終戦後の発展 2014-10-7閲覧

関連項目

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