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戸塚慶文

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
とづか よしふみ
戸塚慶文
生誕 (1989-08-05) 1989年8月5日(35歳)
日本埼玉県[1]
職業 漫画家
活動期間 2014年 -
ジャンル 少年漫画
代表作アンデッドアンラック
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戸塚 慶文(とづか よしふみ、1989年8月5日[2] [3] - )は、日本漫画家

2013年集英社の第78回JUMPトレジャー新人漫画賞準入選を受賞[1]。『週刊少年ジャンプ2020年8号より『アンデッドアンラック』を連載中[4]

来歴

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2013年、24歳のときに『宇宙観光シーアーク』で第78回トレジャー新人漫画賞準入選を受賞[1](審査員:古舘春一)。『週刊少年ジャンプ』2019年9号に読切『アンデッド+アンラック』が掲載、2020年8号より『アンデッドアンラック』のタイトルで連載している。

幼いころから『ジャンプ』を愛読し、高校時代から編集部に持ち込みをしていた。受賞後はなかなか殻を破れず悩んだ時期もあるが、30歳を過ぎてから『アンデッドアンラック』で初の連載を勝ち取る。同作品は出し惜しみ一切なしのスタートダッシュで読者の話題を集めた[5]

『ダ・ヴィンチ』誌のインタビューによれば、長年の読者だった経験を活かして『ジャンプ』における生存戦略を計算し、ほかの作品に埋もれないようにスピード感を高めて各話の密度を上げていったという。また、「つらい境遇の人も、みんな肯定したいという思いでこの作品を描いています」とコメントしている[5]

2021年、TBS系列番組『カバン持ちさせてください!』にて声のみ出演。仕事場が公開された他、柴田英嗣アンタッチャブル)にモザイクトーンの処理やアオリの考案を任せる様子が放送された。

2022年、david production制作による『アンデッドアンラック』のTVアニメ化が発表される。

2023年、TVアニメ放送に伴いアメリカ最大級のアニメイベント『Anime NYC』にパネル登壇。自身初の海外出張となり[6]、ライブドローイングや質疑応答、プレゼント大会などを通して現地ファンとの交流を行った[7]。アニメは同年10月から2024年3月まで放送された。

人物

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趣味・特技は遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム[8]格ゲー[9]ストリートファイターVでは是空を使っている[10]ストリートファイター6の発売後はキンバリーでランクマッチに挑戦する旨を宣言し[11]、短期間でマスターに到達した[12]。なお連載用の没企画として格ゲー漫画を制作したことがあり、いつかリベンジしたいと語っている[13]

好きな漫画作品は『HUNTER×HUNTER[14]。「このマンガがすごい!2022」誌上にて〝心の奥底にいつもあるマンガ〟として選んでいる。加えて同誌の設問のうちの〝一晩中語れるマンガ〟には『DRAGON BALL』を、〝わたしの「このマンガがすごい!2022」〟には『ゲーミングお嬢様』を挙げ、3作品をそれぞれ紹介した。

アニメ作品ではガンダムシリーズ(後述)と『疾風!アイアンリーガー[15]。加えて東映版『遊☆戯☆王』の劇場版の配信を希望している[16]

ゲーム作品では格闘ゲーム以外に『グレイトバトル』シリーズ[17]と『クラッシュ・ロワイヤル』を挙げている[18]。『クラロワ』に関しては作業に煮詰まった時や入浴時などに行う他、暇があればプレイしている[19]

「機動戦士ガンダム」シリーズのファンであり、好きなガンダム作品ベスト3にSDガンダム逆襲のシャアF91を挙げている[20]。連載を開始してから半年ほど経過した頃にずっと欲しかったSDガンダムのDVDBOXを購入し作業中ずっと流していることを報告した[21]他、めぐりあい宇宙と逆襲のシャア、閃光のハサウェイなども繰り返し視聴している[22][23]。初代担当編集の本田佑行からSDX騎士アレックスをプレゼントされた際は「アルガス揃える!」と意気込んでおり[24]、翌年にはナイトガンダムとサタンガンダムを催促していた[25]。戸塚の作品内部にもガンダムからの影響が見られる設定や小ネタが存在する[26]

作品リスト

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  • 宇宙観光シーアーク(『ジャンプNEXT!!』2014 vol.2) - 第78回JUMPトレジャー新人漫画賞準入選。
  • 超重課金バンガード(『ジャンプNEXT!!』2015 vol.6)
  • アンデッド+アンラック(『週刊少年ジャンプ』2019年9号)
  • アンデッドアンラック集英社ジャンプ コミックス〉既刊23巻(『週刊少年ジャンプ』2020年8号 - 連載中)

脚注

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  1. ^ a b c 2013年トレジャー新人漫画賞結果”. 集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト. 2020年1月20日閲覧。
  2. ^ 『週刊少年ジャンプ』2021年 2号 目次コメント。
  3. ^ WJ2019年9号など一部媒体において「1989年8月23日生まれ」という記述が認められるが、そちらは誤りであり、8月5日生まれが正しいという旨をWJ21年2号の目次コメントにおいて発言している。
  4. ^ 『アンデッドアンラック』”. 集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト. 2020年1月20日閲覧。
  5. ^ a b ダ・ヴィンチニュース 『アンデッドアンラック』戸塚慶文「つらい境遇の人も、みんな肯定したいという思いで描いています」【インタビュー】”. 2020年9月9日閲覧。
  6. ^ https://x.com/undeadunluck_of/status/1741435011583324295?s=46&t=44WJGXLsQgXDFP9GZT-NUQ
  7. ^ https://x.com/undeadunluck_an/status/1725985365797044333?s=46&t=44WJGXLsQgXDFP9GZT-NUQ
  8. ^ 『ジャンプNEXT!!』2014 vol.2 p.588
  9. ^ 『週刊少年ジャンプ』2019年9号 p.244
  10. ^ 『週刊少年ジャンプ』2020年36・37合併号 p.520
  11. ^ 週刊少年ジャンプ 2023年29号目次コメント。
  12. ^ 週刊少年ジャンプ 2023年36・37合併号 目次コメント。
  13. ^ このマンガがすごい!2022 p.113
  14. ^ 週刊少年ジャンプ2019年9号読切掲載時の『ご挨拶』より”. マンバ. 2020年1月20日閲覧。
  15. ^ 週刊少年ジャンプ 2021年 19号 目次コメント。
  16. ^ 週刊少年ジャンプ 2020年50号 目次コメント
  17. ^ 週刊少年ジャンプ 2022年9号 目次コメント。
  18. ^ 週刊少年ジャンプ 2020年35号 目次コメント。
  19. ^ 週刊少年ジャンプ 2020年46号目次ページ ジャンプマイベスト3!!!より。
  20. ^ 『週刊少年ジャンプ』2020年26号 p.438
  21. ^ 「週刊少年ジャンプ」2020年38号 p.480
  22. ^ 週刊少年ジャンプ 2021年18号 目次コメント
  23. ^ 週刊少年ジャンプ 2021年48号 目次コメント
  24. ^ 週刊少年ジャンプ 2020年 40号 目次コメント
  25. ^ アンデッドアンラック公式ツイッター 2021年8月8日投稿ツイート、モザイク答え合わせイラストより。
  26. ^ 『アンデッドアンラック』内に登場するキャラクターがこれに該当する。カミュの容姿は『Zガンダム』の主人公に共通し、ジョシュ、レド、サンダースは『第08MS小隊』のメンバーのもじり、ユニオンのラボメンバーであるザックはマスクの形状が『ザクII』と酷似している、など。またUMAスプリング討伐の際に登場したABCローブの名称は『クロスボーン・ガンダム』が装備しているマントが元ネタであり、公式ツイッター内のモザイク答え合わせイラストで示唆されている。

外部リンク

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