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断面回転半径

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
断面二次中心から転送)

断面回転半径(だんめんかいてんはんけい、: radius of gyration)は、断面の性質を表すパラメータの1つである。回転半径断面二次半径二次半径とも称され、以下の式で表される。

ここで、I断面二次モーメントA断面積である。断面回転半径は長さの次元を持ち、圧縮を受ける部材(柱)の座屈を論ずる場合に重要となるパラメータであり、値が大きいほど座屈しにくくなる。部材長を断面回転半径で除した値は細長比と呼ばれる。

断面がx-y平面上にあるとし、x軸周りの断面二次モーメントを Ix 、y軸周りの断面二次モーメントを Iy 、それぞれから求めた断面回転半径を rx, ry としたとき、座標 (rx, ry) で表される点を断面二次中心という[1]

出典

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  1. ^ 渋谷寿一; 本間寛臣; 斎藤憲司『現代材料力学』朝倉書店、1986年、40頁。ISBN 4-254-23051-6 

参考文献

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  • 四俵正俊『よくわかる構造力学ノート』技法堂出版、1985年。