チンギスハーン国際空港
チンギスハーン国際空港 Чингис хаан олон улсын нисэх онгоцны буудал Chinggis Khaan International Airport | |||||||
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駐車場から見たチンギスハーン空港 | |||||||
IATA: UBN - ICAO: ZMCK | |||||||
概要 | |||||||
国・地域 | モンゴル | ||||||
所在地 | トゥブ県 | ||||||
母都市 | ウランバートル | ||||||
種類 | 公共用 | ||||||
所有者 | モンゴル政府 | ||||||
運営者 | モンゴル民間航空局 | ||||||
開港 | 2021年7月4日 | ||||||
拠点航空会社 |
MIATモンゴル航空 フンヌ・エア アエロ・モンゴリア | ||||||
標高 | 1,366 m | ||||||
座標 | 北緯47度38分50秒 東経106度49分12秒 / 北緯47.64722度 東経106.82000度座標: 北緯47度38分50秒 東経106度49分12秒 / 北緯47.64722度 東経106.82000度 | ||||||
公式サイト | https://www.ulaanbaatar-airport.mn/ | ||||||
地図 | |||||||
モンゴルの空港位置図 | |||||||
滑走路 | |||||||
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リスト | |||||||
空港の一覧 |
チンギスハーン国際空港 (チンギスハーンこくさいくうこう、モンゴル語: Чингис хаан олон улсын нисэх онгоцны буудал, 英語: Chinggis Khaan International Airport)は、モンゴル国のウランバートル近郊にある空港である。新ウランバートル国際空港 (英語: New Ulaanbaatar International Airport, NUBIA)として計画、建設が進められてきた。
開港は度々延期され、2020年10月1日の開港予定[1][2]も延期された。国際線はすべて新空港から運航される[3]。2021年7月4日、開港[4]。
概要
[編集]ウランバートルの南西50km、トゥブ県セルゲレン郡フシギーン・フンディに位置する。モンゴルの経済成長に伴い、国際線を中心とした航空需要の増加に対応するために計画された。3,600メートルの滑走路のほか、6か所のボーディング・ブリッジを備えた旅客ターミナルビル(設計 : 梓設計[5]、33,300㎡)が建設されており、年間200万人が利用できる設計となっている。事業完成の2年後には、年間国際線旅客数は119万人を見込んでいる。
将来計画では、拡張工事により20か所のボーディング・ブリッジを設置した旅客ターミナル、年間22,000回の離着陸、年間1,200万人の利用に対応することも可能である。
日本国政府の政府開発援助による円借款(第1期:288.7億円、第2期:368.5億円)を受けて建設されている[6][7]。
成田国際空港・日本空港ビルデング・JALUX・三菱商事の4社がモンゴル政府との合弁で特別目的会社(New Ulaanbaatar International Airport LLC、NUBIA)を設立し、15年間の運営事業に参画する[8][9][10]。
年表
[編集]- 2007年1月、新空港建設計画に対し、日本の円借款の供与が決まる[11]。
- 2013年5月13日、三菱商事、千代田化工建設が約500億円で受注した[12][13]。
- 2013年6月12日、起工式が行われた[14]。
- 2020年10月1日、開港予定日であった[2]が、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により延期された。
- 2021年7月4日、開港。第一便が成田空港に向け出発[4]。
定期便就航都市
[編集]2022年現在[15]。ただし、新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの定期便が運休している。
航空会社 | 就航地 |
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MIATモンゴル航空 | 【国際線】北京/首都、ソウル/仁川、釜山、東京/成田、大阪/関西、フランクフルト、イスタンブール |
アエロ・モンゴリア | 【国際線】フフホト、イルクーツク、東京/成田 |
フンヌ・エア | 【国際線】ウラン・ウデ、アスタナ、アルマトイ、ビシュケク、ハイラル、満洲里 【国内線】ダルンザドガド、ホブド、ムルン、ウルギー、オラーンゴム |
エズニス航空 | 【国際線】香港、釜山 |
中国国際航空 | 北京/首都、フフホト |
アエロフロート・ロシア航空 | モスクワ/シェレメーチエヴォ |
大韓航空 | ソウル/仁川 |
アシアナ航空 | ソウル/仁川 |
エアプサン | 釜山 |
ターキッシュ エアラインズ | イスタンブール |
ユナイテッド航空 | 東京/成田(2025年夏スケジュールより就航予定) |
空港アクセス
[編集]空港とウランバートルを結ぶ6車線の道路はモンゴル初の高速道路であり、中国の中国輸出入銀行の融資と中国中鉄の施工によって2019年7月に開通した[16][17][18]。道路の延長は34.2km。
空港ターミナルビルとウランバートル市内を結ぶ、空港連絡鉄道の建設も計画されている[19]。
写真
[編集]脚注
[編集]- ^ New airport in Khushigt Valley named after Chinggis Khaan - Montsame (モンゴル通信社) 2020年7月2日
- ^ a b 新国際空港を10月に開港 - モンゴルの声 2020年8月20日
- ^ Air border crossing point to be transferred to Chinggis Khaan airport - Montsame (モンゴル通信社) 2020年5月20日
- ^ a b “モンゴルに日本支援の新たな国際空港が開港”. NHKニュース (日本放送協会). (2021年7月5日) 2021年7月5日閲覧。
- ^ Consultants - NUBIA
- ^ モンゴル国政府向け円借款契約の調印 - 国際協力機構(JICA) 2008年5月2日
- ^ モンゴル国向け円借款契約の調印 - 国際協力機構(JICA) 2015年4月16日
- ^ “成田空港、海外空港運営に初参画 モンゴルの新ウランバートル空港”. SankeiBiz (2019年7月5日). 2019年7月5日閲覧。
- ^ “モンゴル国 新ウランバートル国際空港運営事業への参画について 共同通信PRwire - Miyanichi e-press”. 宮崎日日新聞 (2019年7月5日). 2019年7月5日閲覧。
- ^ Traicy編集部 (2019年7月5日). “日本企業4社、モンゴル・ウランバートル新空港の運営に参画”. TRAICY. 2019年7月5日閲覧。
- ^ 対モンゴル円借款「新ウランバートル国際空港建設計画」事前通報 - 在モンゴル 日本大使館 2013年3月11日
- ^ モンゴル新ウランバートル国際空港の建設工事を受注 - 三菱商事 プレスリリース 2013年5月13日
- ^ モンゴル新ウランバートル国際空港の建設工事を受注 - 千代田化工建設 プレスリリース 2013年5月13日
- ^ 有償資金協力「新ウランバートル国際空港建設計画」起工式 - 在モンゴル 日本大使館 2013年6月12日
- ^ Flight schedules - Chinggis Khaan International Airport
- ^ “中国企業が建設したモンゴル国初の高速道路が引渡し”. 中国網. (2019年7月11日) 2019年7月15日閲覧。
- ^ “新ウランバートル国際空港、高速 道路開通、事業権契約”. Montsame News Agency. (2019年7月5日) 2019年7月15日閲覧。
- ^ “バト・エルデネ道路・輸送開発大臣は新国際空港を視察した”. モンゴルの声. (2018年1月4日) 2019年7月15日閲覧。
- ^ 韓国・モンゴルEPAに向けた共同研究開始、両国首脳会談で合意 - 東亜日報 July. 18, 2016
関連項目
[編集]- ボヤント・オハー国際空港 (旧称:チンギスハーン国際空港)
外部リンク
[編集]- チンギスハーン国際空港
- NUBIA LLC 空港運営会社
- New Ulaanbaatar International Airport Construction Project
- New Ulaanbaatar International Airport Project (NewUlaanbaatarInternationalAirport) - Facebook
- NUBIA (@NUBIAproject) - X(旧Twitter)