日本クラシック音楽コンクール
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(日本クラシックコンクールから転送)
日本クラシック音楽コンクール(にほんクラシックおんがくコンクール)は、日本クラシック音楽協会が1991年から主催しているクラシック音楽のソロのコンクール。通称「クラコン」と呼ばれる。
特色
[編集]- 国内のコンクールの中では初の自由曲制を採用しており、予選会・本選会・全国大会通して自分の得意な曲、好きな曲で参加することができるのが最大の特徴。
- 予選会は日本全国(47都道府県)のホールで開催しており、居住地に関係なく出場会場を選ぶことができる(複数会場参加可能)。
- 全国大会において全ての部の第3位以上の入賞者は「入賞者披露演奏会に出演依頼」がある(チケットノルマなし)。
- 入賞者披露演奏会では独奏またはピアノ部門、ヴァイオリン部門、声楽部門の第2位以上、前記以外の部門の第1位の入賞者はオーケストラと協演することができる。
- 主要楽器すべての部門を毎年開催しており、部門内でも幼児、小学校低学年(1・2年生)、小学校中学年(3・4年生)、小学校高学年(5・6年生)、中学校、高校、大学(大学院)、一般の各部がある。
- 台湾の音符田商社と提携しており、音符田商社が主催する招待演奏(交流会)に入賞者の中から数名招待されることがある。
審査部門・部
[編集]主要楽器すべての部門を毎年開催している。
各部門にはそれぞれ、幼児、小学校低学年(1・2年生)、小学校中学年(3・4年生)、小学校高学年(5・6年生)、中学校、高校、大学(大学院)、一般の各部がある。
部門 |
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開催部門の同属楽器(ピッコロ、バスクラリネット、フリューゲルホルンなど)でも参加が可能である。
参加曲目
[編集]予選会・本選会・全国大会を通して自由曲で参加することができる。
別の作曲家の曲目を複数組み合わせて演奏することができ、楽章・組曲・変奏曲を抜粋して演奏することもできる。
審査
[編集]本コンクールは、予選会・本選会・全国大会からなる。予選会は日本全国(47都道府県)で開催しており、居住地に関係なく全会場の中から選ぶことができる(複数会場出場可能)。
参加した会場のいずれか1ヶ所の合格で通過となり、次の選考会に進むことができる。
採点方法は点数制
審査方法 |
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予選・本選・全国大会ともに点数制
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表彰
[編集]全国大会でグランプリ、第1位~第3位に入賞した場合、
副賞として高校・大学・一般の部は賞金、幼児・小学校・中学校の部は記念品、「入賞者披露演奏会への出演依頼」がある。
独奏またはピアノ部門、ヴァイオリン部門、声楽部門の第2位以上、前記以外の部門の第1位の入賞者はオーケストラと協演することができる。(各部に準ずる)
表彰 | |
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予選 | 合格証、本選の出場資格 |
本選 | 賞状(優秀賞)、全国大会の出場資格 |
全国大会 | 第1位 90点 賞状、副賞
第2位 89点 賞状、副賞 第3位 88点 賞状、副賞 第4位 87点 賞状 第5位 86点 賞状 |
歴史
[編集]- 1991年 日本クラシック音楽家協会を設立。日本クラシック音楽コンクールの予選、本選を東京、大阪、愛知、長野で開催、参加者150名
- 1992年 全国大会を開始。北海道、宮城、福岡を増設
- 1995年 審査会場を17都市で開催、参加者2,000名
- 1998年 日本クラシック音楽協会として名称を変更
- 2000年 審査会場を34都市で開催、参加者5,600名
- 2005年 審査会場を全都道府県で開催、参加者7,850名
- 2008年 一般社団法人として協会を設立、台湾の音符田商社と提携を結ぶ
- 2010年 記念行事として「世界クラシック2010」を日台で開催
- 2011年 ガラコンサートにて入賞者で編成したオーケストラとの協演を開始
- 2012年 参加者10,000名を超える
- 2014年 幼児の部を新設。ピアノ部門、声楽部門のみ男女別の審査となる
- 2016年 参加者13,000名を超える
- 2017年 アンサンブル部門を新設
- 2018年 室内楽部門を新設
- 2019年 ハープ部門を新設
- 2022年 アンサンブル部門、室内楽部門を終了