日本万国博覧会記念機構

日本万国博覧会記念機構
正式名称	独立行政法人日本万国博覧会記念機構
日本語名称	日本万国博覧会記念機構
英語名称	Commemorative Organization for the Japan World Exposition '70
組織形態	独立行政法人
所在地	日本 〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園1番1号
予算	38億2800万円（2012年度）
資本金	資本金合計 1219億7800万円 （内訳） 政府出資金 646億9200万円 大阪府出資金 572億8500万円 （2013年3月31日時点）
人数	61人 （常勤職員48人、非常勤職員13人）
理事長	中井昭夫（2013年3月31日時点）
活動内容	日本万国博覧会の跡地の緑地整備、文化的施設の設置・管理 日本万国博覧会記念基金の管理、運用
設立年月日	2003年10月1日 （日本万国博覧会記念協会としての設立日： 1974年9月1日）
前身	認可法人日本万国博覧会記念協会
廃止年月日	2014年4月1日
所管	財務省
関連組織	財務省理財局国有財産業務課 （日本万国博覧会記念機構分科会庶務） 財務省大臣官房文書課 （評価委員会庶務）
特記事項	主要な出典：
ウェブサイト	日本万国博覧会記念機構（2014年3月31日アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project

独立行政法人日本万国博覧会記念機構（にっぽんばんこくはくらんかいきねんきこう）はかつて存在した財務省所管の独立行政法人である。日本万国博覧会跡地の万博記念公園（大阪府吹田市）の管理を主な目的としていた。

概要

1970年の日本万国博覧会終了後、「日本万国博覧会記念協会法」（昭和46年法律第94号）に基づき、1971年9月1日に大蔵省（現・財務省）の認可法人日本万国博覧会記念協会として設立された。「日本万博博覧会記念協会法」第1条には、協会の設立目的が「日本万国博覧会の跡地を一体として保有し、これを緑に包まれた文化公園として整備し、その適切な運営を行なうとともに、日本万国博覧会記念基金を設けてこれを管理する等の事業を行ない、もつて同博覧会の成功を記念すること」とうたわれている。遊園地「エキスポランド」の運営は株式会社エキスポランドに委託していた。

国が協会を設立して万博記念公園を管理した理由については、大阪府が取得した会場用地につき、管理費等の負担の点から府が公園化の方針を掲げた国に買い取りを要請したのではないかと2013年に報じられている。

2003年に「独立行政法人日本万国博覧会記念機構法」（平成14年法律第125号）により日本万国博覧会記念協会を解散して独立行政法人日本万国博覧会記念機構に改組し、協会時代から引き続いて跡地の管理運営を行う公園事業と日本万国博覧会記念基金を管理運用する基金事業を行った。

しかし、第1次安倍内閣は、2007年に独立行政法人改革の一環として、公園の管理業務を大阪府に移すことを閣議決定した。同じ年の5月にエキスポランドでジェットコースター事故が起こり、休園を経て2009年2月に閉園、運営会社の株式会社エキスポランドも同月に破産した（エキスポランドの歴史を参照）。記念公園の来場者は閉園前の年間450万人から100万人減少したという。

「独立行政法人日本万国博覧会記念機構法を廃止する法律」（平成25年法律第19号）に基づき、2014年4月1日に解散した。基金事業は公益財団法人関西・大阪21世紀協会が、公園事業は大阪府がそれぞれ承継した。

外部リンク

• 独立行政法人 日本万国博覧会記念機構（2014年3月25日アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project