木村栄一 (化学者)
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(木村榮一 (化学者)から転送)
木村 栄一(木村 榮一、きむら えいいち、1938年[1][2] - )は、日本の薬学者・化学者(専門は生物有機科学)。静岡大学理学部客員教授、広島大学医学部名誉教授、元日本薬学会会頭[3]。
経歴
[編集]1957年(昭和32年)、静岡県立静岡高等学校卒業[4][5][注釈 1]、東京大学薬学部卒業、同大学院修士修了後、フルブライト留学生としてNorth Carolina州立大大学院博士課程入学、化学系Ph.D(博士)取得[2]。帰国後、広島大学医学部総合薬学科に着任、同活性構造化学講座教授。2002年(平成14年)、同大学定年退職、医学部名誉教授[6][7]。2003年(平成15年)度日本薬学会会頭、2004年(平成16年)、紫綬褒章、2014年(平成26年)度春、瑞宝中綬章受章[2]。
2019年現在、静岡大学理学部客員教授[8]。腎孟がん、進行・転移がんからのがんサバイバーとして、講演活動を行う[9][10]。
受賞
[編集]- 「生体関連金属錯体モデル化合物の研究」
- 「大環状ポリアミンによる新たな超分子科学の創造」
- 2011年(平成23年)度 錯体化学会貢献賞[14]
- 「大環状ポリアミンによる新超分子化学」
著作
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- 単著
- 無機薬化学 (1985年) (新薬学シリーズ) 、朝倉書店、1985/01、ASIN B000J6XT1W
- 無機薬化学 (新薬学シリーズ) - 朝倉書店、1999/6、ISDN 978-4254361612
- 編集
- 超分子の化学(化学の指針シリーズ)、裳華房、2013/04、ISBN 978-4-7853-3226-6
- 研究論文
- New-dimensional cyclam. Synthesis, crystal structure, and chemical properties of macrocyclic tetraamines bearing a phenol pendant. Inorg. Chem., 1987, 26(18), 2975-2983, doi:10.1021/ic00265a012.
特許
[編集]- 新規化合物及び遺伝子発現制御剤並びに遺伝子発現制御方法. 特許広報. 学校法人東京理科大学. 2006/02/16. 特許第4741210号.(青木 伸, 岡谷 理恵子, 武田 敬, 木村 榮一)。J-GLOBAL ID:201303070378394429
- ポリアミン亜鉛錯体及びこれを含有してなる抗後天性免疫不全症候群ウイルス剤.公開広報.テルモ株式会社, 木村 栄一.特願平4-073739.特開平7-179475(中村 昭四郎, 井上 義雄, 木村 栄一, 小池 透)。J-GLOBAL ID:200903045075154398
他、多数。
脚注
[編集]- ^ “木村 栄一 - Webcat Plus”. webcatplus.nii.ac.jp. 2022年8月24日閲覧。
- ^ a b c 9月11日は『研究人生を俯瞰する歓び:「まことの花」求めて老活中』先着150名 サイエンスカフェin静岡(2014年9月10日)
- ^ “木村榮一客員教授が瑞宝中綬章を受章” (2014年5月19日). 2019年9月5日閲覧。
- ^ 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 138頁。
- ^ 同期の木村榮一君(広島大学名誉教授)が、この度「紫綬褒章」を受章されました。 静岡高校第73期関東同期会
- ^ 「広島大学に残すメッセージ」 退職者から広大へのメッセージ
- ^ 広島大学名誉教授称号記授与式について (PDF) 広島大学(平成14年3月20日)
- ^ 木村 栄一 KIMURA Eiichi(30034010) KAKEN
- ^ “サイエンスカフェ in 静岡 第138話『私のがんサバイバル体験』-静岡大学理学部”. B-nest (2019年8月1日). 2019年9月5日閲覧。
- ^ サイエンスカフェ in 静岡 2019-2020 (PDF)
- ^ 歴代受賞者(学会賞) 日本薬学会
- ^ 歴代受賞者(推薦機関として指定されている賞・助成) 日本薬学会
- ^ 歴代受賞者(学会賞) 日本薬学会
- ^ 錯体化学会「貢献賞」受賞者 錯体化学会
注釈
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