キダチトウガラシ
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(木立唐辛子から転送)
キダチトウガラシ | |||||||||||||||||||||||||||
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分類(APG IV, Cantino et al. (2007)[1]) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Capsicum frutescens L. | |||||||||||||||||||||||||||
栽培品種 | |||||||||||||||||||||||||||
本文参照
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キダチトウガラシ(木立唐辛子; 学名: Capsicum frutescens)は多様性のある様々な栽培品種を含むトウガラシ属の一種[2]。
リンネの『植物の種』(1753年) で記載された植物の一つである[3]。
日本では沖縄に帰化しており、伊豆諸島の八丈島にも栽培される[4]。高さは大きなもので4メートル (m) にもなり、幹径も10センチメートル (cm) ほどになる[4]。果実(唐辛子)は小粒で、沖縄のものは島唐辛子の名で流通している[4]。栽培品種で有名なものではタバスコペッパーがあり、「タバスコ」はメキシコの地方や町の名前でもあるが、ユカタン半島の方言で湿地を意味する[5]。
主な栽培品種
[編集]- マラゲータペッパー C. f. var. malagueta
- ピリピリ C. f. var. red devil
- タバスコペッパー C. f. var. tabasco
- 島唐辛子(南西諸島)
- 硫黄島唐辛子(伊豆諸島・小笠原諸島)
- プリッキーヌ (Prik Kee Noo/Prik Ki Nu) - タイで栽培される唐辛子の一種で、実は小さいが強烈な辛さ (7万 SHU) をもつ。カレー、サラダ、トムヤムクンなどに使われる。[6]
- Cabai rawit (インドネシア)
- Siling labuyo(フィリピン)
脚注
[編集]- ^ Cantino, Philip D.; Doyle, James A.; Graham, Sean W.; Judd, Walter S.; Olmstead, Richard G.; Soltis, Douglas E.; Soltis, Pamela S.; Donoghue, Michael J. (2007). Towards a phylogenetic nomenclature of Tracheophyta. 56. E1-E44
- ^ 「キダチトウガラシに学ぼう!」山本宗立(鹿児島大学国際島嶼教育研究センター)
- ^ Linnaeus, Carolus (1753) (ラテン語). Species Plantarum. Holmia[Stockholm]: Laurentius Salvius. p. 189
- ^ a b c 辻井達一 2006, p. 192.
- ^ 辻井達一 2006, p. 193.
- ^ 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 『かしこく選ぶ・おいしく食べる 野菜まるごと事典』成美堂出版、2012年7月10日、98頁。ISBN 978-4-415-30997-2。
参考文献
[編集]- 辻井達一『続・日本の樹木』中央公論新社〈中公新書〉、2006年2月25日、190 - 193頁。ISBN 4-12-101834-6。