杉山神社 (横浜市西区)
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(杉山明神社から転送)
杉山神社 | |
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拝殿 | |
所在地 | 神奈川県横浜市西区中央1-13-1 |
位置 | 北緯35度27分16秒 東経139度37分01秒 / 北緯35.45444度 東経139.61694度座標: 北緯35度27分16秒 東経139度37分01秒 / 北緯35.45444度 東経139.61694度 |
主祭神 | 大己貴命 |
社格等 | 式内小社、旧村社 |
創建 | 伝白雉3年(652年)[注 1] |
別名 | 戸部杉山神社 |
例祭 | 8月20日 |
杉山神社(すぎやまじんじゃ)は神奈川県横浜市西区にある神社。旧戸部村の鎮守で、横浜市内唯一かつ旧武蔵国の式内社である「杉山神社」の論社の一つとされている。旧戸部村に鎮座していたことから、戸部杉山神社(とべすぎやまじんじゃ)とも呼称される。
祭神
[編集]- 大己貴命(おおなむちのみこと)
由緒・歴史
[編集]白雉3年(652年)[注 1]、当地を開拓した杉山の一族が出雲大社の大己貴命の分霊を「塩田の浜」[注 2]に祀ったと伝えられる[2][3]。さらに当社の創建後には、近隣に「杉山」の名が付く神社が多くなったとも伝わる[4]。
江戸時代には「杉山明神社」と称していた。また願成寺を別当寺とし、幕府より朱印地を与えられていた[5]。その後、1873年(明治6年)には村社に列している。なお、現在の本殿は1956年(昭和31年)に再建されたものである。
境内
[編集]境内の面積は約3,600m2で、以下の境内社や像などが設置されている。なお、境内社のエリアは「風紀衛生防犯上」の理由により閉鎖されているため、参拝を希望する場合は社務所に申し出る必要がある。
- 境内社
- 五社殿:社宮祠社(下記参照)に天神社(菅原道眞)、稲荷社(宇賀之御魂命)、山王社(大山咋神)、厳島社(市杵嶋姫命)、浅間社(木花開耶姫命)、三峯社(伊弉諾命、伊弉册命)を併せて「五社殿」として祀っている[1][2]。
- 聖徳太子殿:豊聰耳命(聖徳太子の異称)が祀られる六角堂[2]。太子講が構成されている。
- その他
- 神楽殿:当社駐車場に建てられている。
- 狛鼠:鼠は大己貴命の使いであることから、2002年(平成14年)に創建1350年を記念して建立された。台座は回転式で、拝殿に向かって右側がオス、左側がメスとなっている(男性は右側、女性は左側の狛鼠を一回転廻してお参りする)。
- 大黒天像:俳優の黒沢年雄が奉納した。
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オスの狛鼠(正面)
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オスの狛鼠(背中)、「創建千三百五十年記念」とある
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メスの狛鼠(正面)
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大黒天像
祭事・年中行事
[編集]詳細は「神社庁のサイト」を参照。
その他
[編集]杉山神社は河川沿いにある場合が多いが、当社は帷子川水系の石崎川沿いに鎮座している。また、境内からは古墳が一基発見されている[1]。
なお当社は、横浜市南区南太田にある杉山神社(横濱水天宮)[6]の兼務社となっている。
所在地・交通
[編集]神奈川県横浜市西区中央1-13-1
ギャラリー
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ a b 神社庁のサイトや境内の社頭掲示板などでは「白鳳三年弥生二十日の創建」と記されている。「白鳳」は白雉の別称ともされる逸年号であるが、2002年には「創建1350年」を記念して狛鼠が設置されていることからも前述の「白鳳三年」は白雉3年(652年)を指しているものと思われる。なお、関係は不明であるが茅ケ崎中央の杉山神社も白鳳3年の創建と伝えられている。
- ^ 当地周辺は西戸部台地にあたり、かつてはすぐ裏手まで海がきていたという。付近には「塩田」の字名が残っている[1]。
出典
[編集]関連項目
[編集]- 杉山神社 - 横浜市を中心に数十社分布する。
- 鶴見神社 (横浜市)