横濱一品香
横濱一品香 マルシェ町田店 | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒240-0062 神奈川県横浜市保土ケ谷区岡沢町321-11 北緯35度28分25.8秒 東経139度35分50.4秒 / 北緯35.473833度 東経139.597333度座標: 北緯35度28分25.8秒 東経139度35分50.4秒 / 北緯35.473833度 東経139.597333度 |
設立 | 1960年(昭和35年)4月12日[1] |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 6020001025336 |
事業内容 | 中華レストランの経営 |
代表者 | 鳥生恒平 (代表取締役社長) |
資本金 | 4900万円 |
売上高 | 8億1900万円 (2019年12月)[1] |
従業員数 | 150名 |
主要株主 | イートアンドホールディングス 100% |
外部リンク | https://www.ippinko.jp/ |
横濱一品香(よこはまいっぴんこう)は、株式会社一品香(いっぴんこう)が運営する「横濱たんめん」を主力商品とする中華料理レストラン。
概要
[編集]1955年(昭和30年)1月、田代武雄が横浜市中区野毛で創業[2][3]。田代は終戦後、そば屋やとんかつ屋などを営んだのち[3]、野毛に広さ3坪、カウンター席9席[注釈 1]の店を開業した[4]。満洲からの引揚者の店で食べたタンメンをヒントに日本人向けの味に改良し、看板商品として売り出した[4]。店名には「一品一品に誠意をこめて、最高の香味を」との思いを込めて「一品香」と名付け「大陸風一品料理」と銘打った[3]。当時、ラーメンは1杯30円程度[注釈 2]が一般的だったが、同店では50円均一で商品を提供した[3]。
1958年(昭和33年)、2号店「清正公店」を伊勢佐木町の清正公飲食街に出店[3]。1960年(昭和35年)、「株式会社一品香」を設立。同年、横浜駅西口名品街に「西口店」、1965年(昭和40年)には福富町に新たに「本店」を開店させた[3]。当時は、回転率を重視しメニューをタンメン・ラーメン・餃子・焼きそばの4品に絞って提供していた[3]。
1972年(昭和47年)時点で8店舗を展開、前年の売上高は1億8000万円[5]。注文が増えても味を落とさないようにするため、スーパーバイザーを設けて各店に出向き指導を行った[5]。1989年(平成元年)には、FC店含め16店舗を展開[6]。同年1月、小松製作所の電話機型データターミナル「みえるほん」を導入した[6]。
2021年(令和3年)1月、イートアンドホールディングスが同社および関連会社「有限会社一品香フーズ」(食材加工製造・配送)の株式を取得し、完全子会社化した[7]。2022年(令和4年)4月、リブランディング1号店として「青葉台店」を出店。人数やシーンを問わず利用でき、豊富なメニューを揃えていることを特徴としている[8][9]。
沿革
[編集]- 1955年(昭和30年)1月、横浜市中区野毛で創業。
- 1960年(昭和35年)4月、「株式会社一品香」を設立。
- 1965年(昭和40年)8月、福富町に本店が開店(のちの福富町店)。
- 1989年(平成元年)1月、電話機型データターミナル「みえるほん」を導入[6]。
- 2018年(平成30年)2月、福富町店が閉店[10]。
- 2021年(令和3年)1月、イートアンドホールディングスの完全子会社となる[7]。
- 2022年(令和4年)4月、リブランディング1号店の青葉台店が開店[8]。
メニュー
[編集]看板商品である「絶品たんめん」やサンマー麺などのラーメンのほか、炒飯、一品料理を揃えている。2021年4月には、野菜を2倍、肉を10倍とした「野毛坂ヤミ市たんめん」を発売した[11]。
絶品たんめん
[編集]創業以来のメニュー。広幅の熟成多加水麺に豚ガラ・鶏ガラ・天然だしのスープを合わせている[2]。すっきりとした味に仕上げるため、甘味の出るキャベツではなく白菜を使用している[2]。
店舗
[編集]横浜市を中心に約10店舗を展開。路面店のほか、駅ビルやショッピングモール内に店舗がある。店内はオープンキッチン式のレイアウトを基本としている[10]。2002年、相鉄ジョイナスにタンメン専門店「タンメンワールド横濱一品香」、2007年にはららぽーと横浜に「横濱一品香-湯麺小館-」を出店した[2]。
グループ店として小笠原村父島に中華レストラン「海遊」がある[12]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 月刊食堂 (1966)では8席とされている。
- ^ 月刊食堂 (1966)では20~30円、はまれぽ.com (2014)では30~40円が相場だったとされている。
出典
[編集]- ^ a b “株式会社一品香および有限会社一品香フーズの株式取得(子会社化)に関するお知らせ”. 株式会社イートアンドホールディングス (2020年12月15日). 2022年12月24日閲覧。
- ^ a b c d “一品香について”. 横濱一品香. 2022年12月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g 「話題の店・話題の人 ― タンメンを主力に 四品で客をよぶ店 横浜・一品香」『月刊食堂 1966年5月号』柴田書店、1966年5月、48-49頁。
- ^ a b “タンメンの老舗店「一品香」と新進店「カントナ」の2店舗で異なる味わいを堪能!”. はまれぽ.com (2014年6月20日). 2022年12月24日閲覧。
- ^ a b 武川淑「成長する中国料理店経営 ― チェーン化をすすめる一品香(横浜)の経営分析」『月刊食堂 1972年12月号』柴田書店、1972年12月、195-198頁。
- ^ a b c 「多機能電話核に受発注システム、小松製、中小チェーン向け。」『日経産業新聞』1989年1月9日、1面。
- ^ a b 『昭和30年創業、元祖横濱たんめんの店「横濱一品香(いっぴんこう)」を運営する株式会社一品香、有限会社一品香フーズを完全子会社化~ 地域の皆さまに愛され続ける伝統と味を承継~』(プレスリリース)株式会社イートアンドホールディングス、2021年1月5日 。2022年12月24日閲覧。
- ^ a b 『~創業67年・老舗横濱中華が生まれ変わります~ハマっ子が愛してやまない「横濱一品香」横浜・青葉台にリブランディングオープン』(プレスリリース)株式会社イートアンドホールディングス、2022年4月18日 。2022年12月24日閲覧。
- ^ 田窪綾 (2022年5月6日). “『横濱一品香』の新店が横浜・青葉台にオープン。新コンセプトの雰囲気&気になるメニューは?【実食レポ】”. All About NEWS. 2022年12月24日閲覧。
- ^ a b “たんめんの「一品香」 福富町店、50年の歴史に幕 建物老朽化で判断”. タウンニュース (2018年2月15日). 2022年12月24日閲覧。
- ^ 『~浜っ子のソウルフード“横濱たんめん”がパワーアップして誕生~ 野菜2倍、肉10倍の特盛たんめん 『野毛坂ヤミ市たんめん』 が4月23日(金)より販売開始!』(プレスリリース)イートアンドHD、2021年4月22日 。2022年12月24日閲覧。
- ^ “店舗紹介”. 横濱一品香. 2022年12月24日閲覧。
外部リンク
[編集]- 横濱 一品香 - 公式サイト