水樹和佳子
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みずき わかこ 水樹 和佳子 | |
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本名 | 斎藤 和佳子[1] |
生誕 |
1957年3月22日(67歳)[1] 日本・東京都 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 1975年 - |
ジャンル |
少女漫画 SF漫画 |
代表作 | 『イティハーサ』[2] |
受賞 |
水樹 和佳子(みずき わかこ、1957年3月22日[3] - )は、日本の漫画家[3]、小説家。女性[3]。東京都出身[3]、血液型はO型[注 1]。旧ペンネームは水樹 和佳(みずき わか)[3]。
来歴
[編集]東京デザイナー学院アニメーション科卒業[1]。萩尾望都のアシスタントをつとめる[4]。
1975年に『かもめたちへ』が『りぼん』に掲載されデビューを果たす[3]。1970年代半ばは『りぼん』(集英社)にて作品を発表していたが、1978年の『ぶ〜け』(同)創刊と同時に活動舞台をそちらに移し、1979年の『樹魔』、1980年のその続編にあたる『伝説』で1981年度第12回星雲賞コミック部門を受賞し脚光を浴びる[3][5]。
代表作は『イティハーサ』[2]。1999年にペンネームを水樹和佳から水樹和佳子に変更後、同作品で2000年度第31回星雲賞コミック部門を受賞[3][2]。第4回手塚治虫文化賞で最終選考にも選ばれている[2]。
ハヤカワ文庫(早川書房)の表紙絵なども手がけている。また、華道古流松庭派の教授有資格者でもある[注 2][要出典]
その後、漫画家の活動を休止して、2013年に埼玉県でフラワーショップを開店し、フラワーデザイナーとして活動[3]。
2018年、水樹が「再生」をテーマに自ら選出したベスト自選傑作集『浪漫ティック・雪』をKADOKAWAより刊行[7]。
作品リスト
[編集]漫画
[編集]- かもめたちへ(『りぼん』1975年7月号) - デビュー作[3]
- 樹魔(『ぶ〜け』1979年12月号)
- 伝説-未来形-(『ぶ〜け』1980年5、6月号)
- 月虹-セレス還元-(『ぶ〜け』1981年4月号 - 9月号)
- エリオットひとり遊び(『ぶ〜け』1982年10月号 - 1983年7月号)
- イティハーサ(『ぶ〜け』1986年5月号 - 1987年8月号、1988年6月号 - 1990年6月号、1990年10月号 - 1993年10月号、1994年4月号 - 1997年7月号、1999年描き下ろし完結)
- 墓碑銘2007年(原作:光瀬龍、『SF Japan2000年MILLENNIUM:00 日本SF大賞20周年記念号』2000年4月、徳間書店)
- グレイッシュメロディ(『メロディ』2005年2月号、3月号、8月号、9月号)
小説ほか
[編集]- 規格はずれ(『活字倶楽部』2000年春号、雑草社)
- 二〇〇〇年三月九日(『活字倶楽部』2000年夏号 雑草社)
- 果てなき蒼氓(小説:谷甲州&水樹和佳子共著、イラスト:水樹和佳子、2001年3月23日、早川書房)
- 共鳴者(小説、イラスト:水樹和佳子、2001年8月 エニックス)
- 水色ノ言霊(CG集 2000年ガイナックス)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 日外アソシエーツ 2003, p. 356.
- ^ a b c d “イティハーサ(漫画)”. マンガペディア. 2022年1月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “水樹 和佳子(漫画家)”. マンガペディア. 2022年1月3日閲覧。
- ^ 長山靖生『SF少女マンガ全史』(筑摩書房)P.122
- ^ “樹魔・伝説(漫画)”. マンガペディア. 2022年1月3日閲覧。
- ^ “特定商取引法に基づく表記”. ArtFlowers Mizuki(水樹和佳子のフラワーショップ). 水樹和佳子 (2013年). 2023年12月23日閲覧。
- ^ “清原なつの&水樹和佳子が自らのベスト作品を選出!KADOKAWAから傑作集同発”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年9月28日) 2022年1月2日閲覧。
参考文献
[編集]- まんがseek・日外アソシエーツ編集部 共編『漫画家人名事典』(第1刷)日外アソシエーツ、2003年2月25日、356頁。ISBN 4816917608。