沓澤龍一郎
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沓澤 龍一郎(くつざわ りゅういちろう、1969年 - )は、日本のイラストレーター・漫画家。名前には沓沢龍一郎という表記も用いられる。大阪芸術大学芸術学部キャラクター造形学科客員教授[1]。
多摩美術大学美術学部絵画学科油絵専攻卒業後、セガ入社。キャラクターデザインなどを手がけ、現在は退社しフリーで活躍している。96年からは漫画家としてデビューもしている。
鉛筆の質感を残したような柔らかく非常に緻密な線と高い画力で、筋肉質な人体やメカニックを描く。そのためか遅筆で知られている。
作品集の刊行が何度か予告されたが[2]、現在までに画集・単行本などまとまった作品集は発売されていない。
作品リスト
[編集]漫画作品
[編集]- 「究極の幸せ」 多摩美術大学漫画部部誌たんま増刊号「ベルサイユ」(1989) 8ページ/モノクロ
- 「HIGHLIFE HIGHDEAD」多摩美術大学漫画部部誌 20ページ/モノクロ
- 「魔法使いがはじまる 」 コミックバーズ(スコラ)連載(1997~1998) 各話8ページ/カラー
- 第1回(1997年7月号)
- 第2回(1997年9月号)
- 第3回(1997年12月号)
- 第4回(1998年6月号)
- 「ピーチマン」 S.M.H.[3]vol.3(1996) 16ページ/モノクロ
- 「復讐」 S.M.H.vol.4(1996) 16ページ/モノクロ
- 「オトモダチガーデン」 S.M.H.vol.6(1997) 16ページ/モノクロ
- 「親切」 S.M.H.vol.11(1998) 16ページ/モノクロ
- 「こうきしん」 S.M.H.vol.14(1999) 16ページ/モノクロ
- 「Islamabad Giants」 FLAT(ワニマガジン社)(1999) 10ページ/カラー
- 「NO USE prologue」 error vol.2 2001 SUMMER(美術出版社)(2001) 9ページ/モノクロ
- 「NO USE[4]」 Slip S MANGA collection(飛鳥新社)(2005) 27ページ/モノクロ
- 「団体競技」 JAPON―Japan×France manga collection(飛鳥新社)(2005) 16ページ/モノクロ
イラスト
[編集]- 「未来開発公団」SFCG集vol.4/Unit6,7[5](1995)
- Dr.Dre『Back’N The Day 』(1996) ジャケットイラスト[6]
- 「have」 S.M.H.vol.7(1997) モノクロイラスト16枚
- 隔月刊ゲーム批評Vol.17 1997年11月号 表紙イラスト[7]
- ゲーメストムック Vol.113 彩京イラストレーションズ 彩(Psi)(ゲーメスト)(1998) ゲストイラスト1枚/カラー
- フロントミッションオルタナティヴ完全攻略本 WAW戦における上級戦術と高等学習設定(デジキューブ)(1998) 表紙イラスト[8]
- デビルマン イラストレーションズ(講談社)(1999) カラーイラスト1枚[9]
- 季刊コミッカーズ99年夏号(美術出版社)(1999) 表紙イラスト+4ページインタビュー
- D.D.D. vol.0001(メディアワークス)(1999) モノクロイラスト12枚
- D.D.D. vol.0002(メディアワークス)(1999) モノクロイラスト16枚
- 鉛筆画景 モノクロームの虹 第三回 コミッカーズ2000年春号(美術出版社) モノクロイラスト1枚[10]
- 映画『カノン』パブ用イメージイラスト(2000) 『カノン』日本語版パンフレット(CINEMA RISE No.99)およびコミッカーズ2000年秋号に収録。
- 「戦闘員ヴォルテ」谷甲州/著 徳間デュアル文庫(2000) 表紙イラスト・口絵カラーイラスト・本文モノクロイラスト3枚
- 「神州双天記」三宅一明/著 ハルキ・ノベルス(2000) 表紙イラスト
- 「ichigo & girl」 error vol.00(美術出版社)(2001) モノクロイラスト5ページ
- Bitch's Life(グラフィック社)(2001) モノクロイラスト4枚
- ガンダムエース2002年11月号 Vol.007(角川書店) 機動戦士ガンダムよりザク(ZAKU)[11] カラーピンナップ1枚
- 東京じゃらんじゃらん -23歳マレーシア娘のニッポン不法就労日記(角川書店)(2002) 表紙イラスト[12]
- 河南文藝 漫画篇 vol.3 2004年新春号(小池書院) カラーイラスト2枚
- 月刊少年エース5月号増刊 エース特濃 vol.7 特集:押井守を読もう。(角川書店)(2004) モノクロイラスト1枚[13]
- カードゲーム「レイフィールド」 闇商人/隠者
- カードゲーム「ディメンション・ゼロ」(2006) 魔王の城
ゲーム関連
[編集]- 聖魔伝説 3×3EYES(メガドライブ/セガ)(1993) デザイン[14]
- ベア・ナックルIII(メガドライブ/セガ)(1994) メカニックデザイン/キャラクターデザイン(連名)[15]
- クロックワークナイト(セガサターン/セガ)(1994)[16]
- パンツァードラグーン(セガサターン/セガ)(1995) エンディングイラストレーション[17]
- 戦国ブレード Disk2 戦国瓦版(セガサターン/彩京)(1996) ゲストイラスト[18]
- フロントミッションオルタナティヴ(プレイステーション/スクウェア)(1997) キャラクターデザイン
- バッケンローダー(セガサターン/セガ)(1998) タイトルイメージデザイン・イラスト
- RASETSU~羅刹(Win用ゲーム/工画堂スタジオ)(2001) イメージイラストレーション/広告イラスト
- RASETSU Xan~羅刹・斬(Win用ゲーム/工画堂スタジオ)(2002) イメージイラストレーション
- ダイナソア~リザレクション~(Win用ゲーム/日本ファルコム)(2002) パッケージイラスト[19]
その他
[編集]- バッケンローダーオフィシャルガイド(ソフトバンク)(1998) キャラクターイラスト2ページと、タイトル用イラストが口絵として掲載。
- 「ギャスパー・ノエ×沓澤龍一郎」 コミッカーズ2000年秋号(美術出版社) 映画『カノン』に関して監督のギャスパー・ノエと沓澤の個別インタビュー。
- 小池一夫のキャラクター原論「キャラクターはこう動かす!」(小池書院)(2000) インタビュー2ページ、キャラ絵3点、カラーピンナップ。
- 「星の艦」キャラクターデザイン(2002) 原作は小池一夫と大阪芸術大学チーム、作画は井上紀良。集英社MANGAオールマン連載(全2巻)。
- 『コミッカーズ×インタビューズ』(美術出版社/アニメスタイル特別編集) (2001) コミッカーズ99年夏号に収録されたインタビューの再録(※文章のみ)。
- 月刊ニュータイプ2002年10月号(角川書店) 『RASETSU Xan~羅刹・斬』イメージイラストのメイキングとインタビュー2ページ。
- 「フランソワ・シュテイン&沓澤龍一郎」 「S~エス~」創刊号(スタイル社/飛鳥新社)(2003) 対談5ページ。
- 「漫画家・イラストレーター 沓澤龍一郎の世界」 河南文藝 漫画篇vol.2 2003年春号(小池書院) モノクロ5ページの特集&インタビュー。
- FRONT MISSION WORLD HISTORICA -REPORT OF CONFLICTS 1970‐2121(メディアワークス)(2007) キャラクターイラストと、巻末に1ページのインタビュー。
脚注
[編集]- ^ “教員一覧 | 大阪芸術大学”. 大阪芸術大学. 2021年11月16日閲覧。
- ^ 河南文藝 漫画篇 vol.3のプロフィールなどより。
- ^ Sensational Model & Hobby/ホビージャパンが過去に発行していた模型ムック本。
- ^ 上記のprologueが完成したものだが、先に発表されたページにも加筆修正がある。
- ^ 未来開発公団が冬コミ(C49)で発表したCG集。
- ^ ジャケットのみならずブックレット全体に沓澤の絵(『魔法使いが始まる』第1回のもの)が使われている。ジャケット絵自体は第1回の3ページ7コマ目をもとに加筆修正をしたもの。
- ^ 巻中に1ページのインタビューあり。
- ^ 巻末に2ページのインタビュー。
- ^ 初出はモーニング新マグナム増刊5号(1998年)。
- ^ 亀甲型構造物の21世紀型モデル都市、キッコーマンシティのイラスト。
- ^ イラスト下部に「Viva La Muerte!」(死よ、万歳!)という文字。
- ^ カバーのソデ部分にもイラストあり。
- ^ 押井守・もりやまゆうじの漫画作品「とどのつまり…」のイラスト。
- ^ エンドクレジットに「沓沢龍一郎」で記載。
- ^ エンドクレジットに「RYURYU」で記載。
- ^ エンドクレジットにはスペシャルサンクスとして「沓沢龍一郎」と記載。
- ^ パンツァードラグーン OVAファンブック(SOFTBANK BOOKS)に、カラー3ページで掲載。
- ^ おまけディスクのゲストイラストコレクションにイラスト(スーツ姿の富樫こより)が掲載。
- ^ 攻略本・サウンドトラック等にも使用されている。