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20歳のソウル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
浅野大義から転送)
20歳のソウル
奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド
著者 中井由梨子
発行日 2018年8月8日
発行元 小学館
ジャンル ノンフィクション小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判
ページ数 256
公式サイト www.shogakukan.co.jp
コード ISBN 978-4-09-388634-5
ウィキポータル 文学
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20歳のソウル
著者 中井由梨子
イラスト 石居麻耶[1]
発行日 2021年5月26日
発行元 幻冬舎
ジャンル ノンフィクション小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 文庫判
ページ数 272
公式サイト gentosha.co.jp
コード ISBN 978-4-34-443086-0
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20歳のソウル 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド』(はたちのソウル きせきのこくべつしき いちにちだけのブラスバンド)は、中井由梨子によるノンフィクション小説2018年8月8日小学館から刊行された[2]のち、2021年5月26日に『20歳のソウル』のタイトルで幻冬舎から文庫化された[3]

概要

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2017年1月に20歳で死去した船橋市立船橋高等学校出身の浅野大義と、彼の志を引き継いだ吹奏楽部の人間模様を描く[4][5]

なお、浅野の告別式には彼が高校時代に所属していた吹奏楽部164名が参列し、高校時代に浅野が作曲した「市船soul」を演奏した[2]。この楽曲は野球部の対外試合にて演奏されると得点が入ることから、「市船のチャンステーマ」とも呼ばれている[4]

書誌情報

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映画

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20歳のソウル
監督 秋山純
脚本 中井由梨子
原作 中井由梨子
『20歳のソウル 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド』
製作 渡久地翔
松本光司
製作総指揮 福家康孝
飯田雅裕
出演者 神尾楓珠
尾野真千子
福本莉子
佐野晶哉Aぇ! group / 関西ジャニーズJr.
平泉成
石黒賢(友情出演)
高橋克典
佐藤浩市
音楽 KOSEN
主題歌 Kenta Dedachi「Jasmine」
撮影 百束尚浩
編集 岡田和実
制作会社 プロジェクト ドーン
JACO
製作会社 「20歳のソウル」製作委員会
配給 日活
公開 日本の旗 2022年5月27日
上映時間 136分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 1億7900万円[6]
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幻冬舎文庫版同様に『20歳のソウル』(はたちのソウル)のタイトルで2022年5月27日に公開[7]。監督は秋山純、主演は神尾楓珠。また、原作者の中井が脚本も手掛けている[4][5]文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業作品。

製作

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原作本や映画を含め、監督の秋山および原作者の中井が浅野家や市船等の各関係者への許可をとりながら長年大切に扱ってきた企画である。

2017年4月、浅野の母は大義のことを朝日新聞の「声」欄に投書したところ、朝刊の正式記事になった。その記事を見た秋山は、浅野の生きた証を多くの人に知ってもらいたいとの思いで、中井と共に企画を立ち上げた[8][9]。中井は取材を開始し、その年の11月、音楽劇「JASMINE~神様からのおくりもの~」として舞台化した。その後、前出の書籍化・文庫化を経て、映画化の企画が実現した。

映画化にあたって秋山は「彼の生きた証を多くの人に知ってもらいたい。(映画化するにあたり)大義くんが我々を選んでくれたのだと信じています」とコメントした他、浅野役の神尾はこれがノンフィクションとは知らずに脚本を読んだといい、「いろんな方から話を伺い、浅野さんの人望が厚かったことやとても愛されていたことを感じながら、彼の生き様をしっかりと伝えていきたい」と意気込みを語っている[4][5]

なお、神尾は本作でトロンボーンやピアノ演奏にも挑戦しており、吹奏楽部顧問役の佐藤浩市とともに市立船橋高等学校吹奏楽部を訪問して演奏や合唱などを見学した他、佐藤も顧問の高橋健一本人から指揮法を学んだ[4][5]

2021年3月19日にクランクイン。3月19日は浅野の誕生日にあたる。船橋市中心でのロケ撮影となった。クランクイン時点では新型コロナウイルスでの緊急事態宣言が発令中だったことから、出演者・スタッフ全員が感染対策を徹底しながら撮影を行った[10]

キャスト

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スタッフ

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主題歌

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Kenta Dedachi「Jasmine」(EPICレコードジャパン[17]
作詞:Kenta Dedachi / 作曲:浅野大義、KOSEN、Kenta Dedachi

脚注

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  1. ^ 石居麻耶 Twitter(2021年5月18日 午後3:08)
  2. ^ a b c "20歳のソウル". 小学館. 2021年6月18日閲覧
  3. ^ a b "20歳のソウル". 幻冬舎文庫. 幻冬舎. 2021年6月18日閲覧
  4. ^ a b c d e f g h "神尾楓珠が吹奏楽部員、佐藤浩市が顧問役で初共演 映画『20歳のソウル』2022年公開へ". リアルサウンド映画部. 15 March 2021. 2021年6月18日閲覧
  5. ^ a b c d e "神尾楓珠、佐藤浩市と初共演! "市船"を勝利へ導く神応援曲「市船soul」誕生の裏側にいた青年の物語を映画化". WEBザテレビジョン. 15 March 2021. 2021年6月18日閲覧
  6. ^ キネマ旬報』 2023年3月下旬特別号 p.41
  7. ^ “神尾楓珠主演『20歳のソウル』ポスター&予告編解禁 主題歌はLA在住のアーティスト・Kenta Daichi”. ORICON NEWS (oricon ME). (2022年3月18日). https://www.oricon.co.jp/news/2228285/full/ 2022年3月18日閲覧。 
  8. ^ [1]ムビッチ2022年5月30日分記事より
  9. ^ [2]JACO公式HP内ブログ2021年4月17日分記事
  10. ^ [3]作品公式ブログ2022年3月21日分記事
  11. ^ "尾野真千子、神尾楓珠の母親役に! 市立船橋高校の"神"応援曲をめぐる物語「20歳のソウル」に出演". 映画.com. エイガ・ドット・コム. 16 September 2021. 2021年9月16日閲覧
  12. ^ "尾野真千子、神尾楓珠の母親役で『20歳のソウル』出演 「とてもやりがいを感じました」". Real Sound. blueprint. 16 September 2021. 2021年9月16日閲覧
  13. ^ a b c d e “福本莉子、『20歳のソウル』で神尾楓珠の恋人役に 高橋克典、前田航基、塙宣之らも出演”. リアルサウンド映画部 (blueprint). (2021年10月19日). https://realsound.jp/movie/2021/10/post-883756.html 2021年10月19日閲覧。 
  14. ^ 須田璃々 (1 October 2021). "Aぇ! group佐野晶哉『20歳のソウル』で映画初出演 神尾楓珠の親友役に". シネマトゥデイ. 2021年10月1日閲覧
  15. ^ "Aぇ! 佐野晶哉「20歳のソウル」で映画デビュー、監督「芝居や音楽の神様が微笑んだ」". 映画ナタリー. ナターシャ. 1 October 2021. 2021年10月1日閲覧
  16. ^ a b c d e f g h "cast". 映画『20歳のソウル』. 2021年10月19日閲覧
  17. ^ "神尾楓珠「20歳のソウル」感動の予告完成! 主題歌は新進アーティストKenta Dedachi". 映画.com. エイガ・ドット・コム. 18 March 2022. 2022年3月18日閲覧

外部リンク

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