海老澤衷
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海老澤 衷(えびさわ ただし、1948年10月3日[1] - )は、日本の歴史学者。専門は日本中世史(特に荘園史、東アジア水田開発史)。早稲田大学名誉教授。
来歴
[編集]1948年、東京都西多摩郡生まれ[1]。1974年、早稲田大学第一文学部史学科日本史学専修卒業、1976年、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了[1]、1976年同博士後期課程に進学[1]。1980年、大分県教育庁歴史民俗資料館設立準備室研究員となり[1]、翌年、大分県立宇佐風土記の丘歴史民俗資料館(現:大分県立歴史博物館)の研究員となる。1987年、早稲田大学文学部専任講師となり[1]、1990年に同助教授[1]、1995年同教授[1]。2001年早稲田大学より博士(文学)の学位を取得[1]。2019年、早稲田大学を定年退職[1]。
門下生として、久保健一郎(早稲田大学文学学術院教授)、高木徳郎(早稲田大学教育・総合学術院教授)、清水克行(明治大学商学部教授)、黒田智(金沢大学教授)などがいる。
単著
[編集]編著
[編集]- 編著『よみがえる荘園 ―景観に刻まれた中世の記憶―』勉誠出版 2019年
- 近藤成一・甚野尚志と共編『朝河貫一と人文学の形成』吉川弘文館 2019年
- 編著『アジア遊学230 世界遺産バリの文化戦略 ―水稲文化と儀礼が作る地域社会―』勉誠出版 2019年
- 編著『中世荘園村落の環境歴史学 ―東大寺領美濃国大井荘の研究―』 吉川弘文館 2018年
- 近藤成一・甚野尚志と共編『朝河貫一と日欧中世史研究』 吉川弘文館 2017年
- 酒井紀美・清水克行と共編『アジア遊学178 中世の荘園空間と現代-備中国新見荘の水利・地名・たたら-』 勉誠出版 2014年
- 高橋敏子と共編『中世荘園の環境・構造と地域社会 備中国新見莊をひらく』 勉誠出版 2014年
- 服部英雄・飯沼賢司と共編『アジア遊学153 重要文化的景観への道-エコ・サイトミュージアム田染荘-』 勉誠出版 2012年
- 編著『講座 水稲文化研究Ⅴ バリ島ゲルゲル王朝とスバック・グデ・スウェチャプラ』水稲文化研究所 2011年
- 編著『講座 水稲文化研究Ⅳ バリ島研究の新たな展開』水稲文化研究所 2008年
- 編著『講座 水稲文化研究Ⅲ ジャポニカの起源と伝播/伊予国弓削島荘の調査』水稲文化研究所 2007年
- 編著『講座 水稲文化研究Ⅱ バリ島の水稲文化と儀礼-カランガスム県バサンアラス村を中心として-』水稲文化研究所 2006年
- 編著『講座 水稲文化研究Ⅰ 古代・中世仏教寺院の水田開発と水稲文化』 水稲文化研究所 2005年
- 柴辻俊六・本郷和人と共著『古文書演習 様式と解釈』続群書類従完成会、2003年