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小松敏明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小松 敏明(こまつ としあき、1934年 - 2021年3月29日)は、日本のデザイナー東京芸術大学名誉教授。長野県出身。

略歴・人物

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1934年(昭和9年)長野県生まれ。1953年(昭和28年)、長野県松本県ヶ丘高等学校卒業[1]1959年(昭和34年)、東京芸術大学美術学部デザイン科、同大学院修了。

東京芸術大学美術学部助教授、教授を務めた後、2002年(平成14年)定年退官。東京芸術大学名誉教授[2]

小松のデザインは、通信機器登山スキー用具などのデザインにはじまり、 教育・研究の場においては、"はたらきと美の統合"をテーマとして、工業デザインを軸に幅広いフィールドで展開されてきた。 東京芸術大学大学美術館で開催された退官記念展では、 1980年代以降のデザインに関わった製品及び試作的作品を中心に、 その一端を"生活のどうぐ"、"生産のどうぐ"に大別し、 「どうぐデザイン展」と題して展示紹介された[3]

2021年、3月29日死去。叙従四位瑞宝小綬章追贈[4]

教育分野では、1991年から『高等学校 工芸Ⅰ 教科書』、『高等学校 工芸Ⅱ 教科書』などの執筆、監修を行っている。

著作・共著編

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  • 『草創期の芸大山岳部と黒沢ヒュッテ誕生』小松敏明他 東京芸術大学美術学部杜の会 2006.11
  • 『高等学校工芸II』 小松敏明, 川野辺洋著 日本文教出版 2004.1
  • 『高等学校工芸II : 教授資料』 小松敏明, 川野辺洋, 日本文教出版編集部著 日本文教出版 2004.3
  • 『高等学校工芸I』 小松敏明, 川野辺洋著 日本文教出版 2003.1
  • 『小松敏明「どうぐデザイン」展 : 退官記念 : はたらきと美の統合をめざして』 [東京芸術大学] [2002]
  • 『高等学校工芸』 小松敏明, 四宮義四郎著 日本文教出版 1992.1
  • 『高等学校工芸 : 教授資料 』 小松敏明, 四宮義四郎著 日本文教出版 1991.3

出典・脚注

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  1. ^ 高校5回卒(松本県ヶ丘高校同窓会 母校愛のリレー)
  2. ^ 『平成29年度 高等学校 工芸Ⅰ 教科書』監修者 小松敏明(東京藝術大学名誉教授)
  3. ^ 小松敏明退官記念展 - 東京藝術大学
  4. ^ 『官報』第489号、令和3年5月12日

外部リンク

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