安田章
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安田 章(やすだ あきら、1933年2月8日[1] - 2007年1月24日)は、日本の国語学者。
人物
[編集]兵庫県武庫郡精道村(現:芦屋市)出身。専門は、中世日本語の研究で、特に、朝鮮資料を駆使して、その利用が日本語研究に際して貴重な資料となることを示した。
略歴
[編集]1957年京都大学文学部国語学国文学専攻卒、1963年同大学院文学研究科博士課程単位取得退学、立命館大学講師、助教授、奈良女子大学助教授、1971年京都大学文学部助教授、1981年教授(国語学国文学第二講座担当)、81年「朝鮮資料と中世国語」で文学博士。1996年定年退官、名誉教授 甲子園大学人間文化学部教授。2005年退職。2007年1月24日 叙従四位、授瑞宝中綬章[2]。
著書
[編集]- 『朝鮮資料と中世国語』笠間書院 1980年
- 『中世辞書論考』清文堂出版 1983年
- 『外国資料と中世国語』三省堂 1990年
- 『国語史の中世』三省堂 1995年
- 『国語史研究の構想』三省堂 2005年
- 『仮名文字遣と国語史研究』清文堂出版 2009年
校注・編
[編集]- 『狂言集』北川忠彦共校注 小学館〈日本古典文学全集〉1972年 のち『狂言集』小学館〈新編 日本古典文学全集 60〉2000年
- 『鈴鹿本今昔物語集 影印と考証』京都大学学術出版会 1997年
- 『文章表現のための類語類句辞典』(編)三省堂 2006年