池子遺跡群資料館
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池子遺跡群資料館 Ikego Artifacts Museum | |
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展示棟 | |
施設情報 | |
専門分野 | 池子遺跡群出土の考古資料を通じた逗子市史。 |
事業主体 | 逗子市 |
管理運営 | 逗子市教育委員会教育部社会教育課文化財保護係 |
延床面積 | 440平方メートル |
開館 | 1999年(平成11年)9月 |
所在地 |
〒249-0003 神奈川県逗子市池子(池子の森自然公園内) |
位置 | 北緯35度18分22.6秒 東経139度35分13.9秒 / 北緯35.306278度 東経139.587194度座標: 北緯35度18分22.6秒 東経139度35分13.9秒 / 北緯35.306278度 東経139.587194度 |
外部リンク | 公式サイト |
プロジェクト:GLAM |
池子遺跡群資料館(いけごいせきぐんしりょうかん)は、神奈川県逗子市池子の「池子の森自然公園」内に開設された、池子遺跡群に関する歴史資料館である。入場無料。
概要
[編集]池子遺跡群は、現在池子住宅地区及び海軍補助施設になっている池子川の谷に広く分布する複合遺跡で、同米軍住宅地建設事業に先立ち1989年(平成元年)から1994年(平成6年)まで発掘調査が行われ、弥生時代の木製品を筆頭に古墳時代から近代にかけての膨大な量の遺構・遺物が出土した。
当資料館は、発掘調査終了後の1999年(平成11年)に出土遺物や資料が神奈川県から逗子市に移管されたのち、同年9月に日米友好親善を目的としてスポーツ施設管理棟内に開設された。2015年(平成27年)2月1日以降は、池子の森自然公園に付属する施設と位置付けられている[1]。
旧スポーツ施設管理棟を改修した資料館建物は、地上3階建て鉄筋コンクリート造りで、展示施設は3階奥の1室である。神奈川県指定重要文化財に指定された弥生時代の木製品を中心に、縄文時代・古墳時代・古代(奈良時代・平安時代)・中世(鎌倉時代・室町時代)・近世(江戸時代)・近代(明治時代)までの遺物が展示されている。
また、遺跡群背後の丘陵が50万年前より以前は深海底であったことを示す、丘陵を造成した際に発見されたシロウリガイの標本も展示されている[2]。
2階部分は遺物収蔵庫となっており、池子遺跡群から出土した遺物が保管されている。なお、丘陵に造られた旧日本海軍のトンネル状の旧弾薬庫も遺物収蔵庫として利用されている[3]。
脚注
[編集]- ^ “池子遺跡群資料館の概要”. 逗子市 (2017年1月13日). 2021年7月29日閲覧。
- ^ “シロウリガイ類化石について”. 逗子市 (2017年1月13日). 2021年7月29日閲覧。
- ^ “池子遺跡群について”. 逗子市 (2017年1月13日). 2021年7月29日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- “池子遺跡群資料館の概要・ご利用案内”. 逗子市 (2017年1月13日). 2021年7月29日閲覧。
- “池子遺跡群資料館リーフレット”. 逗子市 (2017年1月13日). 2021年7月29日閲覧。
- “池子遺跡群(逗子市)”. 公益財団法人かながわ考古学財団 (2014年10月10日). 2021年7月29日閲覧。