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角田林兵衛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
角田林兵衛

3代[1] 角田 林兵衛(林兵衞、つのだ りんべえ、1855年3月9日(安政2年1月21日[1][2][3])- 1917年大正6年)1月8日[1][3][4])は、明治から大正期の大地主、実業家政治家貴族院多額納税者議員

経歴

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陸奥国伊達郡桑折村(現福島県伊達郡桑折町[1]で豪農・2代角田林兵衛の長男として生まれる[1][2][3]。仙台の呉服商・伊沢家で見習奉公を行った[1]

20歳で家督を相続し3代林兵衛を襲名した[1]第百七国立銀行、福島農工銀行の創立に参画し[1]、第百七国立銀行取締役、同頭取、日本鉄道理事・取締役などを務め、福島商業銀行、福島羽二重の経営に加わった[1][4]

政界では、桑折村会議員、桑折町会議員、福島県会議員を務めた[4]。1890年(明治23年)に福島県多額納税者として貴族院議員に互選され、同年9月29日[5]から1904年(明治37年)9月28日まで2期在任した[1][4]

慈善事業や救済事業にも関心を持ち、また、小学校などの公共施設の建築などに多額の寄付を行った[1][2]

病気療養中の1917年1月に心臓麻痺により死去した[3]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k 『福島県史 第22巻』344頁。
  2. ^ a b c 『大正人名辞典 第3版』1111頁。
  3. ^ a b c d 『大正過去帳』114頁。
  4. ^ a b c d 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』211頁。
  5. ^ 『官報』第2179号、明治23年10月2日。

参考文献

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  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 『大正過去帳 物故人名辞典』東京美術、1973年。
  • 『福島県史 第22巻 (各論編 8 人物)』福島県、1972年。
  • 東洋新報社編『大正人名辞典 第3版』東洋新報社、1917年。