水戸市民会館
水戸市民会館 | |
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情報 | |
設計者 |
伊東豊雄建築設計事務所・横須賀満夫建築設計事務所JV、永田音響設計[1] (建築音響・騒音制御・舞台音響設備) |
施工 | 竹中工務店・株木建設・鈴木良工務店・葵建設工業・関根工務店特定建設工事企業体 |
構造形式 | 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造・木造) |
建築面積 | 6,952 m² |
延床面積 | 23,232 m² |
階数 | 地上4階・地下2階 |
高さ | 35.8 m |
竣工 | 2022年11月13日 |
開館開所 | 2023年7月2日 |
所在地 |
〒310-0026 茨城県水戸市泉町1丁目7-1 |
水戸市民会館(みとしみんかいかん)は、茨城県水戸市泉町1丁目7-1にある芸術文化施設。水戸市民会館、京成百貨店、水戸芸術館の3施設は「MitoriO」(ミトリオ)という愛称が付けられている。
歴史
[編集]初代(1972年~2011年)
[編集]1972年(昭和47年)12月、水戸市役所の隣接地に初代の水戸市民会館が開館した[2][3]。
1998年度(平成10年度)までは結婚式場としても利用され、約5000組の利用があった[2]。2011年(平成23年)までの38年間に年間約30万人、累計1300万人の利用があった[2]。2011年(平成23年)の東日本大震災で被災して使用が停止された[2]。2012年(平成24年)の耐震診断によって大規模な耐震化工事が必要とされたことから、2014年(平成26年)に解体された[2][3]。
2代目(2023年~)
[編集]泉町1丁目北地区市街地再開発事業の一環として、旧京成百貨店跡地に2代目の水戸市民会館が建設された。2022年(令和4年)10月31日に竣工し、2023年(令和5年)7月2日に正式開館した[4]。事業費は192億5000万円[4]。7月2日には狂言師の野村萬斎による狂言「三番叟」、ピアニストの野平一郎によるコンサートを開催した[5]。7月8日と7月9日には大ホールのこけら落とし公演として、ゆずのライブが開催された[5]。
年表
[編集]- 2013年(平成25年)
- 2015年(平成27年)3月:水戸市が「水戸市新たな市民会館整備基本計画」を策定[8]。
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)3月:水戸市が「水戸市新市民会館事業推進計画」を策定[11]。
- 2018年(平成30年)5月24日:水戸市泉町1丁目北地区市街地再開発事業、事業計画認可[10]。
- 2022年(令和4年)
- 2023年(令和5年)
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横断歩道橋で結ばれた水戸市民会館(左)と京成百貨店
施設
[編集]初代
[編集](初代)水戸市民会館大ホール | |
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情報 | |
開館 | 1972年12月 |
閉館 | 2011年3月11日 |
収容人員 | 1004人 |
用途 | コンサート全般 |
運営 | 水戸市 |
所在地 | 茨城県水戸市中央1丁目-4-1 |
初代市民会館は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、地上4階建[2]。延床面積は7,497.92平方メートル[2]。大ホール(1,004席)や会議室などを有していた[2][3]。
2代目
[編集](2代目)水戸市民会館大ホール(グロービスホール) | |
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情報 | |
開館 | 2023年7月2日 |
収容人員 | 2000人 |
延床面積 | 23,232m² |
用途 | コンサート全般 |
運営 | コンベンションリンケージ |
所在地 | 茨城県水戸市泉町1丁目7-1 |
外部リンク | https://www.mito-hall.jp/ |
2代目市民会館の設計者は伊東豊雄建築設計事務所と横須賀満夫建築設計事務所。地上4階・地下2階建て[4]。茨城県における大規模ホールとしては1,514席の茨城県立県民文化センター(ザ・ヒロサワ・シティ会館)大ホールがあるが、これを上回る2000席のグロービスホール(大ホール)を有する。
- グロービスホール(大ホール)
- ユードムホール(中ホール)
- 小ホール
- スタジオ
- 展示室
- 会議室
- 和室
- やぐら広場
- エントランス広場
- ラウンジギャラリー
- こどもギャラリー
- セイコーマート水戸市民会館店
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やぐら広場
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ラウンジギャラリー
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こどもギャラリー
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4階ロビー
脚注
[編集]- ^ 株式会社永田音響設計、News 23-08(通巻421号)
- ^ a b c d e f g h 水戸市新たな市民会館整備基本計画 水戸市、2022年12月24日閲覧。
- ^ a b c 水戸市・新市民会館 まちの活性化も整備目標とした市民会館整備 仙台市、2022年12月24日閲覧。
- ^ a b c 新市民会館 来年7月開館 水戸市長発表 読売新聞 2022年12月24日閲覧。
- ^ a b こけら落としは「ゆず」公演 水戸新市民会館、23年7月2日開館 茨城新聞、2022年10月27日
- ^ “水戸市長が市民会館の移転建て替え示す”. 日本工業経済新聞社 (2013年3月12日). 2024年2月25日閲覧。
- ^ “【茨城】水戸市民会館の移転改築 中心市街地が最善 候補地5カ所”. 日本工業経済新聞社 (2013年9月13日). 2024年2月25日閲覧。
- ^ “「水戸市新たな市民会館整備基本計画」について(新市民会館整備課) - 水戸市ホームページ”. 水戸市. 2024年2月25日閲覧。
- ^ “水戸市新たな市民会館等施設建築物設計候補者選定に係る公募型プロポーザルの評価結果について(新市民会館整備課) - 水戸市ホームページ”. 水戸市. 2024年2月25日閲覧。
- ^ a b “泉町1丁目北地区市街地再開発事業の概要(泉町周辺地区開発事務所) - 水戸市ホームページ”. 水戸市. 2024年2月25日閲覧。
- ^ “「水戸市新市民会館事業推進計画」について(新市民会館整備課) - 水戸市ホームページ”. 水戸市. 2024年2月25日閲覧。
- ^ “水戸・新市民会館周辺エリアの愛称、「MitoriO」に決定”. 水戸経済新聞 (2022年4月1日). 2024年2月25日閲覧。
- ^ “水戸市民会館開館記念事業基本方針が決まりました(新市民会館整備課) - 水戸市ホームページ”. 水戸市. 2024年2月25日閲覧。
- ^ “新水戸市民会館 木組みのやぐら広場公開 23年7月開館 にぎわい創出期待”. 茨城新聞クロスアイ (2022年11月15日). 2024年2月25日閲覧。
- ^ “市民会館プレオープン 水戸 広場やホール開放”. 茨城新聞クロスアイ (2023年5月27日). 2024年2月25日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2023年7月3日). “水戸市民会館オープン 活性化の切り札となるか|NHK 茨城県のニュース”. NHK NEWS WEB. 2024年2月25日閲覧。
- ^ “水戸市民会館が環境大臣賞を受賞しました!|横須賀満夫建築設計事務所”. 横須賀満夫建築設計事務所 (2023年11月13日). 2024年2月25日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2023年12月11日). “G7内務・安全担当相会合 茨城県・水戸市の魅力文化の発信も|NHK 茨城県のニュース”. NHK NEWS WEB. 2024年2月25日閲覧。
- ^ “G7茨城水戸内務・安全担当大臣会合|警察庁Webサイト”. 警察庁. 2024年2月25日閲覧。