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劉鴻(りゅう こう、生年不詳 - 147年)は、後漢の皇族。勃海孝王。質帝の父。
楽安夷王劉寵の子として生まれた。121年(永寧2年)、父が死去すると楽安王の封を嗣いだ。安帝が死去すると、初めて楽安国に赴任した。127年(永建2年)1月、劉鴻は洛陽に来朝した[1]。146年(本初元年)5月庚寅、劉鴻は勃海王に改封された[2]。147年(建和元年)7月、死去した[3]。諡を孝といった。
子の劉纘が質帝として即位したため、勃海王位は桓帝の弟の蠡吾侯劉悝が嗣いだ。
- ^ 『後漢書』安帝紀
- ^ 『後漢書』質帝紀
- ^ 『後漢書』桓帝紀