ウスタビガ
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ウスタビガ | ||||||||||||||||||||||||
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ウスタビガのメスの頭部
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Rhodinia fugax | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ウスタビガ | ||||||||||||||||||||||||
亜種 | ||||||||||||||||||||||||
北海道亜種 R. f. diana (Oberthür, 1886) |
ウスタビガ(薄手火蛾、薄足袋蛾、学名:Rhodinia fugax)はチョウ目ヤママユガ科に分類されるガの一種である。
形状
ヤママユガ科の中では小さめの方で、成虫の開張は90mmから110mmになる。それぞれの翅に一つずつ目玉を思わせる半透明の斑紋がある。オスの体色は暗褐色から黄褐色、メスの体色は黄色、メスの方が比較的体長が大きい。
生活環
卵の状態で越冬、4月頃に孵化して成長し6月中旬程に繭を作って蛹になる。10月から11月頃に成虫として活動する。
幼虫
幼虫はサクラ、コナラなど葉を食草とする。人間に触られたりして身の危険を感じると、腹部の第一気門から空気を噴き出して「キュー」という音を立てる。
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繭
薄い黄緑色をしている下がふくらんだ逆三角形状で、木の枝から自らの糸で作った柄を繭の上部に繋いでぶら下がる。また繭に水がたまらないよう繭の下部分には小さな穴が開いている。この繭はその形から「やまかます(山叺)」と呼ばれる。「かます(叺)」とはわらむしろ(藁蓆)を二つ折りにしてつくった袋のことである。
ウスタビガの名前にある「手火」とは、提灯のことで、この木にぶら下がる薄緑色の繭の姿から名付けられた。(一部では、この名は「足袋」から取ったとも言われる。)
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終齢幼虫
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繭
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成虫♂
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成虫♀
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成虫♂
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成虫♀
種の保全状況評価
日本では以下の都道府県で、レッドリストの指定を受けている[1]。
脚注
- ^ “日本のレッドデータ検索システム「ウスタビガ」”. (エンビジョン環境保全事務局). 2013年6月10日閲覧。 - 「都道府県指定状況を一覧表で表示」をクリックすると、出典の各都道府県のレッドデータブックのカテゴリー名が一覧表示される。