自由民主党総務会
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自民党のみに設置されている党の役職。幹事長、政務調査会長(政調会長)と合わせて党三役と呼ばれる。また、これに副総裁を加えて党四役と呼ばれることもある。総務会長は、自民党内の意思決定機関・総務会を取り仕切る役職である。総務会は全会一致を原則としているため、総務会長には調整役の政治家が多く起用される。例えば、党内第4派閥・旧堀内派を率いていた堀内光雄は前総務会長であるし、大平正芳首相の急逝に伴い、後継総裁に指名された「暗愚の宰相」鈴木善幸も、総務会長を10期つとめた調整のベテランであった。しかし、小泉内閣になってからは、小泉純一郎首相のトップダウン方式による政治手法の下では、総務会の原則である全会一致制すら無視され、総務会の存在意義が問われている。現在の総務会長は久間章夫。