蹴上発電所
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概要
1890年に通水を開始した琵琶湖疏水第1疏水に関連して、翌1891年に第一期蹴上発電所が運転を開始した。営業用としては日本最初の水力発電所である。当発電所の電力は、近接する蹴上インクラインの動力源として用いられ、近隣に配電されたほか、1895年に開通した京都電気鉄道でも使われた。1912年の第2疏水の完成に伴い、第二期蹴上発電所が開業し、1936年に第一期発電所の跡地に第三期発電所が建設された。1942年に京都市から関西配電に現物出資され、2017年現在は関西電力の発電所となっている。 2001年に「琵琶湖疏水の発電施設群 」として、夷川発電所、墨染発電所とともに土木学会選奨土木遺産に認定されている。 2016年にIEEEの「マイルストーン(道標)賞」に認定されている。
外部リンク
- “蹴上発電所(けあげはつでんしょ)の歴史や由来について知りたい”. レファレンス協同データベース. 2017年1月31日閲覧。
- “水力発電所一覧[関西電力]”. 関西電力. 2017年1月31日閲覧。
- “主な水力発電所[関西電力]”. 関西電力. 2017年1月31日閲覧。