エリサベト
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聖エリサベト | |
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エリサベトと聖母マリア | |
崇敬する教派 | カトリック教会、正教会 |
記念日 | 11月5日(カトリック) |
エリサベト(ギリシア語:Ἐλισάβετ, ヘブライ語:אֱלִישֶׁבַע / אֱלִישָׁבַע, 英語:Elizabeth, ドイツ語:Elisabet)は、新約聖書の登場人物で、バプテスマのヨハネの母。名前はヘブライ語名エリシェバがギリシア語に転訛したもので、エリザベス(英語)、エリザベート、エリーザベト(フランス語、ドイツ語など)といったキリスト教圏で人気な女性名の由来である。エリシェバのエリはヘブライ語で「わが神」、シェバは「誓い」「維持」を意味し、エリシェバとは「わが神はわが誓い」「わが神はわが支え」という意味になる。
エリサベトは新共同訳聖書に基づく表記で、他の聖書の表記にはエリサベツ(文語訳・口語訳・新改訳)、エリザヴェタ(正教会訳)などがある。
生涯
祭司ザカリアの妻で、夫と共に忠実に律法を守っていた[1]。ザカリアと結婚してから長い間不妊であったが、高齢になってから妊娠して、ヨハネを生んだ。イエスの母マリアとは親類の関係である。マリアが受胎告知を受けたエリサベトを訪問した時に、エリサベトは聖霊によって、祝福の言葉を述べた[2]。
脚注
参考文献
- 「新聖書辞典」いのちのことば社、1985年