シロップ
表示
この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
シロップ(オランダ語: siroop [siˈroːp]、英語: syrup [ˈsɪɹəp, ˈsiːɹəp, ˈsɝəp]、 フランス語: sirop [siʁo])は、濃厚な糖液の総称でしばしば粘稠性を伴う。語源はアラビア語で「飲み物、ジュース」を意味する「シャラーブ」(شراب; sharāb)とこれを基にしたラテン語の「シロプス」(siropus)に由来している。シラップとも音訳される。舎利別(しゃりべつ)と当て字されることがある。
砂糖を同量程度の水に溶かして、とろみが出るまで熱したものが一般的である。粘性の高さは糖に含まれるヒドロキシ基(-OH)と水の間の水素結合に起因する。工業的には、水に砂糖を溶かし、煮詰めて製造するが、香料などを加えるものと加えないものがある。水に溶かした砂糖のほかに、天然の蜜や果汁を煮詰めたもの、砂糖液にアラビアガムを加えて煮てより粘稠性を増したガムシロップのようなものもある。
フルーツシロップは、もともと果実の搾り汁を加えて果物の香りや色調を与えていたが、近現代では人工着色料や香料を加えることが多くなった。かき氷や清涼飲料水の味付けなどに用いられる。
おもなシロップ
- チョコレート・シロップ
- コーヒーシロップ
- コーンシロップ - 主原料がコーンスターチ
- メープルシロップ
- シラカバシロップ (birch syrop)
- デーツシロップ
- アガベシロップ
- リンゴシロップ
- en:Grape syrup