機能主義 (心の哲学)
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心の哲学の分野における機能主義(きのうしゅぎ、英: Functionalism)は、心的な状態とはその状態の持つ機能的役割によって定義される、という立場を指す。 すなわち、「痛み」を感じている人間の脳の機能を忠実に再現しさえすれば、それを構成する材料が神経細胞ではなく、シリコンチップや、バネと歯車で構成された無機質な機械などであっても、それを「痛み」と言える、という考え方。行動主義や同一説の問題点を踏まえた上で、それらのあとに続く考え方として、1960年代に登場した。
反論
機能主義に対する代表的な反論に中国語の部屋という思考実験がある。
参考文献
- デイヴィッド・チャーマーズ著, 林 一訳 「意識する心」 36-38頁 白揚社 2001年 ISBN 4-8269-0106-2
- ダニエル・デネット著 「解明される意識」 47-48頁 青土社 1998年 ISBN 4-7917-5596-0
外部リンク
- Functionalism - スタンフォード哲学百科事典「機能主義 (心の哲学)」の項目。
- Functionalism - インターネット哲学百科事典「機能主義 (心の哲学)」の項目。
- (文献リスト)Functionalism - PhilPapers 「機能主義 (心の哲学)」の文献一覧。