コンテンツにスキップ

乙女男子に恋する乙女

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。お好みでタピオカをおかけください (会話 | 投稿記録) による 2019年7月30日 (火) 22:07個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎周囲の人々)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

乙女男子に恋する乙女
ジャンル 学園乙女男子
漫画
作者 島崎無印
出版社 講談社[1]
掲載サイト Twitterアカウント『ツイ4』及びWebサイト『最前線』。
レーベル 星海社COMICS
発表号 2017年7月 -
巻数 既刊3巻(2019年7月現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

乙女男子に恋する乙女』(おとめだんしにこいするおとめ)は、島崎無印による日本漫画。題名に有るように乙女男子をテーマにした作品であり、『ジェンダー・ステレオタイプの混乱を楽しんじゃおう』というのがテーマの一つになっている[2]

あらすじ

内気な少女、水口まゆは幼少時のトラウマもあり、男性が嫌いで大の苦手だった。だがある時助けられた際に一目ぼれした相手は、素敵なお姉さま……としか思えない容姿を持つ少年舞阪由季であった。最初は戸惑いつつも、彼への想いを深めていく、まゆ。由季もまた、自身の趣味を肯定してくれる彼女に対して惹かれていくのであった。

登場人物

主な登場人物

水口まゆ(みなくち まゆ)
ショートヘアの内気な少女。幼少時の経験もあって男性が嫌いであり、どこか怯えているところが有った。そんなある日、一見した限りでは女性に見える少年、ゆきと出会った事により、一目ぼれ。戸惑いつつも、少しずつ想いを強めていくのだった。
舞阪 由季(まいさか ゆうき)
『ふりーだむ』では『ゆき』と名乗っている他、普段でもそう呼ばれる事が多い。作者の定義では、『乙女男子=趣味や思考が乙女っぽい』(性癖)、『女装子=女装している男子』(服装)、『男の娘=女装すると女性にしか見えない男子』(容姿)、の三つに分けられているが、彼は三つとも兼ね備えた『ハイパーハイブリッド』だと作者に評された[3]
明日香(あすか)
まゆの親友であり、慧の幼馴染。慧の事が好きだが、慧がまゆに片想いしている事を知っており、なかば諦めている節がある。
藤枝 慧(ふじえだ けい)
明日香の幼馴染の少年。まゆに片想いしているが、目の前にすると緊張もあって顔が強張ってしまい、結果として怖がらせることとなってしまっていた。『ふりーだむ』では『ケイ』と名乗っている。
まゆと仲良くなりたいという理由で『ふりーだむ』でバイトを始めるが、それまでのバイト経験で『キャラになりきる』事になれている事もあり、店長に『才能がある』と評された。
最終的にまゆとゆきの様子から想いを諦め、『ケイ=藤枝慧』である事をまゆに打ち明け、改めて友人関係となった。

『ふりーだむ』関係者

店長
通常時は普通のおじさんといった容貌。完全に仕事として女装しており、『女装道』なる信念らしきものも持っている。店員たちにアドバイスする事も時々ある。


周囲の人々

水口の母
まゆの母親で、シングルマザー。まゆが幼い頃、一時期だけある男性と同居していた事があり、その男性がまゆに対して放った暴言などが、まゆの男性嫌いの元となった。別れた後も、出来るだけ思い出させるような事はしたくないとの考えから、男には気を付けるようにとしか言えず、それらの出来事がまゆの男性嫌いの元となった。
ゆきの事は存在を知った時は警戒していたが、実際に話してみて、また、まゆとのやり取りを見て、彼の事を信頼し認めるようになった。
藤枝 凛(ふじえだ りん)、藤枝 遥(ふじえだ よう)
男女の双子で、慧の弟妹。凛が男で、遥が女。凛は気弱な性格をしており、遥は強気な性格をしている。

書誌情報

島崎無印『乙女男子に恋する乙女』(星海社COMICS) 既刊3巻

  1. 2018年1月10日発行[4]ISBN 978-4-06-510941-0
  2. 2018年6月8日発行[5] ISBN 978-4-06-512001-9
  3. 2018年11月10日発行[6]ISBN 978-4-06-513864-9

注釈

  1. ^ 発行所:星海社、発売元:講談社。各巻末尾より。
  2. ^ 第2巻37ページ。
  3. ^ 第1巻8ページ
  4. ^ 一部Webサイトでは『11日』と記載されているが、実際の単行本には『10日』と記載されている。
  5. ^ 一部Webサイトでは『10日』と記載されているが、実際の単行本には『8日』と記載されている。
  6. ^ 一部Webサイトでは『11日』と記載されているが、実際の単行本には『10日』と記載されている。