コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

キリギリス下目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。240f:73:68fe:1:84cc:ed46:5569:4382 (会話) による 2021年4月12日 (月) 09:47個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

キリギリス下科 Tettigoniidae

耳は前ケイ節にある。オスには発音器と呼ばれるものが翅にありそれで鳴く。コオロギ上科とは異なり左の前翅が上に重なる。前胸背板側面の後方に大きな開口部があり、聴覚器官とされている。フ節は4節で下面が吸盤状になることが多い。夏から秋に鳴く有名な種が多く、また、種類がとても多い。世界中に分布し、17科1074属6329種が分布する。

日本でのおもな種

ヤブキリ

 近縁種がとても多く繁栄している巨大なグループ。

ニシキリギリスまたはヒガシキリギリスキリギリス

 小型のキリギリスで日本では鳴く虫として有名。

カラフトキリギリス

 日本では北海道に住んでおり世界ではヨーロッパに生息する。世界では有名な種。

ヒメギス

 小型のキリギリスで近縁種が多い。比較的カラフトキリギリスと近いとされる。

ヒサゴクサキリ

 やや大型のキリギリスで頭部が特徴的な模様になっている。肉食のものも多い。

ズドガリクビキリ

 日本では最近見つかった種で、カヤキリなどに近いとされる。

クサキリまたはカヤキリ

 クサキリなどの頭部がとんがったキリギリスなどは種類が多様で識別が難しい。

ササキリ

 種類がとても多いグループで超小型な種が多い。

ウマオイなどのなかま

 肉食で小さいグループ。特徴的な鳴き声。

ササキリモドキなどのなかま

 翅がない種も沢山あり、種が多い。

クツワムシ

 大型なグループで海外には超大型な種が知られ日本でも有名。

ツユムシ

 小型で鳴き声も小さい。一方、大型の「クダマキモドキ」と呼ばれるものもいる。

ヒラタツユムシ

 日本では南西諸島に生息しており翅を平たく広げ、草に擬態する。

海外の種

ニシキキリギリス Roereliana roeselii

 体色が派手で、翅が長い。

ツノギス Copinora rhinoceros

 緑色で頭部にツノがある。

オオキリギリス Ellatodon blanchardy

 世間では「トゲトゲギス」と呼ばれている。大型で胸部にトゲがある。

ヨツモンヒラタツユムシ Sanaa intermediate

 翅がとても派手な色で威嚇すると翅を広げる。

メダマツユムシ Pterochroza ocellata

 キリギリスの中では触覚が太く、コノハバッタのようだ。

ヨロイギス Bradyporus dasypus

 翅が無く鎧のような体。

テナガギス Saga pedo

 サガペドと呼ばれたキリギリスで大型で翅が無い