キリギリス下目
キリギリス下科 Tettigoniidae
耳は前ケイ節にある。オスには発音器と呼ばれるものが翅にありそれで鳴く。コオロギ上科とは異なり左の前翅が上に重なる。前胸背板側面の後方に大きな開口部があり、聴覚器官とされている。フ節は4節で下面が吸盤状になることが多い。夏から秋に鳴く有名な種が多く、また、種類がとても多い。世界中に分布し、17科1074属6329種が分布する。
日本でのおもな種
近縁種がとても多く繁栄している巨大なグループ。
小型のキリギリスで日本では鳴く虫として有名。
日本では北海道に住んでおり世界ではヨーロッパに生息する。世界では有名な種。
小型のキリギリスで近縁種が多い。比較的カラフトキリギリスと近いとされる。
やや大型のキリギリスで頭部が特徴的な模様になっている。肉食のものも多い。
日本では最近見つかった種で、カヤキリなどに近いとされる。
クサキリなどの頭部がとんがったキリギリスなどは種類が多様で識別が難しい。
種類がとても多いグループで超小型な種が多い。
ウマオイなどのなかま
肉食で小さいグループ。特徴的な鳴き声。
ササキリモドキなどのなかま
翅がない種も沢山あり、種が多い。
大型なグループで海外には超大型な種が知られ日本でも有名。
小型で鳴き声も小さい。一方、大型の「クダマキモドキ」と呼ばれるものもいる。
日本では南西諸島に生息しており翅を平たく広げ、草に擬態する。
海外の種
ニシキキリギリス Roereliana roeselii
体色が派手で、翅が長い。
ツノギス Copinora rhinoceros
緑色で頭部にツノがある。
オオキリギリス Ellatodon blanchardy
世間では「トゲトゲギス」と呼ばれている。大型で胸部にトゲがある。
ヨツモンヒラタツユムシ Sanaa intermediate
翅がとても派手な色で威嚇すると翅を広げる。
メダマツユムシ Pterochroza ocellata
キリギリスの中では触覚が太く、コノハバッタのようだ。
ヨロイギス Bradyporus dasypus
翅が無く鎧のような体。
テナガギス Saga pedo
サガペドと呼ばれたキリギリスで大型で翅が無い