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以下の記述は、結城明日奈の記事草案です。
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結城明日奈 | |
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ソードアート・オンラインのキャラクター | |
初登場 | 第1巻 |
作者 |
川原礫(原作者) abec(キャラクターデザイン) |
声 | 戸松遥 |
詳細情報 | |
愛称 | アスナ |
別名 |
閃光(SAO) バーサクヒーラー(ALO) |
性別 | 女性 |
職業 | 学生(現実世界) |
加盟 |
ギルド「血盟騎士団」(SAO) 「人界統一会議」(UW) |
肩書き |
副団長(SAO) 副代表剣士(UW) |
家族 |
結城彰三(父) 結城京子(母) 結城浩一郎(兄) |
恋人 | 桐ヶ谷和人(キリト) |
子供 | ユイ |
年齢 |
15歳(SAO事件発生時点) 17歳(SAOクリア時点) |
生日 | 2007年9月30日 |
在住 | 東京都世田谷区宮坂 |
結城明日奈(ゆうき あすな)は、川原礫作のライトノベル作品およびそれを原作としたアニメ・漫画『ソードアート・オンライン』に登場する架空の人物であり、同作のメインヒロイン。アニメでの声優は戸松遥が担当している。
愛称は「アスナ(Asuna)」で、本項目では彼女が仮想世界で使用する同名のアバターについても説明する。
概要
京都府に本家を持つ名家の生まれ[1]で、総合電子機器メーカー「レクト」の代表を父に持つ令嬢。実家は東京都世田谷区宮坂に建てられた邸宅。
実業家の父と大学教授である母の望みで家柄に見合ったエリートコースを歩んでいたが、15歳のときに巻き込まれた「ソードアート・オンライン(SAO)」に端を発する事件、通称「SAO事件」の被害者になったことで人生観が変わり、新たな出会いと別れを経て成長していく。
人物
周りを立てる気遣いの人であり克己心が強い努力家で、エリートコースを歩んできた令嬢。栗色の長髪と榛色の瞳が特徴の美少女で、スタイルも抜群。男女比が男性に偏っていたSAOでもその美貌は有名で[2]、同じギルドのメンバーからも護衛にかこつけたストーカー被害を受けるほどだった。
桐ヶ谷和人(キリト)と行動し彼に好意を抱くようになってからは、心の支えとなるために日々努力しており、将来はキリトと現実世界でも家庭を持ち、SAOで引き取ったAIのユイも含めて一緒に暮らすことを最終目標としている。キリトを想う女性たちとは概ね良好な関係を構築[注釈 1]しているが、アリスとだけは冷戦状態となっている。
経歴
SAO時代(アインクラッド、プログレッシブ)
2022年11月6日[3]、友人の兎沢深澄に勧められていたVRMMORPG「ソードアート・オンライン(SAO)」のパッケージとナーヴギアを兄の部屋で見つけ、何気なくプレイしたことからデスゲーム化したSAOに閉じ込められてしまう。当初は半狂乱に陥るが[4]、ベータテスト経験者である深澄ことミトの支えで持ち直し、彼女と共に行動していた[5]。不幸な事故によって彼女とのパーティーを解散してからは再び塞ぎ込むが、最後の瞬間まで自分のまま生きたいと奮い立ち、迷宮区でレベリングしていた時にキリトと偶然出会う。彼とコンビを組んで攻略を進める中で、本来の性格を取り戻し、彼に好意を抱くようになり[6]、出会いから約2年後の攻略の終盤にてシステム上の結婚[注釈 2]を交わす[7]。
攻略の途中では攻略組最先鋒のギルド「血盟騎士団(Knights of Blood、通称KoB)」に参加し、その副団長として[8]統率者の才能を開花させる。
旧ALO(フェアリィ・ダンス)
2024年11月7日[3]、SAOのゲームマスター・茅場晶彦ことヒースクリフとの最後の戦いにて、キリトを庇ってHPを全損するが、直後キリトに敗れた茅場にゲームクリアと認められ、SAOからログアウトする。しかし、茅場の研究データの一部を簒奪・悪用していた須郷伸之によってSAOをコピーして作られたVRMMO「アルヴヘイム・オンライン(ALO)」の中に拉致されてしまう。一般プレイヤーが立ち入れない区域に設けられた鳥籠に監禁され[9]、たまに訪問してくるオベイロン(須郷)との会話でしか情報を得られない日々が2か月ほど続く中、キリトが無事に生還していたことを知り行動を起こす。2025年1月22日[3]、オベイロンを倒したキリトの手によりALOからログアウトして現実世界にて対面を果たし[10]恋人同士となる。
新生ALO(ファントム・バレット、マザーズ・ロザリオ)
キリトたち他の同年代のSAO帰還者と共に帰還者を集めた学校に編入し、学生生活の傍らSAOのデータを継承した新生ALOを楽しんでいる。キリトの妹リーファの他、銃専門のゲーム「ガンゲイル・オンライン(GGO)」にまつわる連続変死事件「死銃事件」を通して知り合ったシノンとも仲を深めていた。エリートとしての経歴に拘る母・京子にはその姿勢を否定され親子仲が悪化していたが、ALOで出会ったユウキとの交流で「結果を恐れずに立ち向かう大切さ」を教わり、母と対話し軋轢を解消することができた。ユウキとはその後すぐに死別してしまうが、彼女の最期を看取り、形見となる技「マザーズ・ロザリオ」を引き継いだ。
UW(アリシゼーション、ムーン・クレイドル)
「死銃事件」の報復を受け昏睡状態に陥った末に消息を絶ったキリトに会うため、神代凛子の助力を得てメガフロート「オーシャン・タートル」に踏み込み、治療のためキリトの身柄を預かっていた菊岡誠二郎から「プロジェクト・アリシゼーション」の存在を聞かされる。仮想世界「アンダーワールド(UW)」に精神を移されたキリトの復活を願っていたが、ガブリエル・ミラー率いる特殊部隊の襲撃が原因でキリトの精神が非活性化してしまう事態に陥る。状況打開のため、キリトとの接触と特殊部隊の標的である人工知性「アリス」の確保任務に自ら志願し、戦乱の最中にあるUWに赴く。多くの犠牲と助力の末にアリスを現実世界に脱出させるが、その代償として200年もの時をUWで過ごすことになったキリトに付き合うべく自らもUWに残り、治安維持機関「人界統一会議」の副代表としてキリトを支える。現実世界においては2026年8月1日にキリトと同時に覚醒し[3]、UWで過ごした記憶のブロック処置を受け日常に戻る。
アバター
キャラクター名は「アスナ(Asuna)」。SAO事件当時はゲームに関する知識をあまり持ち合わせていなかったため、本名をそのまま使用している。以降のゲームのほとんどでもデータ引継ぎを行っている都合上、そのまま通している。
戦闘スタイルは基本的に細剣ソードスキルを使用し、ゲームごとに別のスキルも習得している。
- SAO
- SAOプレイヤーのアバターは、デスゲーム開始と同時に配布されたアイテム「手鏡」の効果でナーヴギアが読み取った現実世界での姿に強制的に変えられるが、アスナの場合は自分の過去の静止画データをプレイ当時の姿に寄せて加工したアバターだったため、あまり変化が生じなかった[5]。
- 血盟騎士団として活動するようになってからは、白地に赤い十字架が描かれた団服と胸当てを着用している。最終武器はリズベット作の細剣「ランベントライト」。キリトよりも速い高速剣技の使い手であり、「閃光」の二つ名で呼ばれている。
- ALO
- 監禁中に使用していたアバターは「ティターニア」。妖精王を僭称する須郷がアスナを囲うために用意したもので、通常プレイヤーなら誰もが使えるUI(ユーザインタフェース)、スキル、翅での飛行など、あらゆる機能がオミットされていた。
- 新生ALOではSAOからコンバートを行い、種族にウンディーネを選択。このため髪が種族特有の水色になっている。武器は細剣「レイグレイス」と杖「クレスト・オブ・ユグドラシル」で、普段は後者を装備して魔法による治癒師(ヒーラー)として支援を行い、状況に応じて前者に持ち替えて接近戦を行う。そのため他のプレイヤーから「バーサクヒーラー」と呼ばれるようになっている。
- UW
- ラースが保有するGM用アカウント01「創世神ステイシア」を使用。専用武器の細剣「ラディアント・ライト」に加え、固有能力「無制限地形操作」を有している。
- UR
- ALOから強制コンバートした後、プレイ中に作成した染料で髪の色を現実での自分に近い色に変えている。装備はリズベット作の細剣と金属鎧。半水棲モンスターを調教して従えている。
その他
- 原作者の川原礫は、Webでの連載当初、アスナについて「思いつける限り“いい女”感を出す」ように描いており、モデルとしては女優の栗山千明の要素が少し含まれているとのこと[11]。
- アニメを含むメディアミックス作品でアスナの声を担当した声優の戸松遥は、アスナを「憧れの女性像」「魅力的な女性の象徴」と表現している[12][13]。
- ジャーナリストの数土直志は、アスナとキリトの恋愛関係について「古典的な純愛」「互いに信じて助け合い、決して裏切ることがない。だからこそファンは、二人に共感し、その未来を応援したくなる。」と述べている[17]。
脚注
注釈
出典
- ^ 第7巻, p. 22.
- ^ 第1巻, p. 88.
- ^ a b c d 作中年表|川原礫&ソードアート・オンライン公式サイト
- ^ 第1巻, p. 276.
- ^ a b 『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』
- ^ 第1巻, p. 277.
- ^ 第1巻, p. 248.
- ^ 第1巻, p. 89.
- ^ 第3巻, p. 156.
- ^ 第4巻, p. 265.
- ^ “アスナのモデルは栗山千明? デートムービーにもオススメ? 川原礫氏&映画ソムリエが語る『劇場版SAO』の隠れた魅力”. ファミ通.com. KADOKAWA (2017年4月13日). 2019年1月25日閲覧。
- ^ “『劇場版 ソードアート・オンライン –オーディナル・スケール-』戸松遥インタビュー アスナが教えてくれた“優しさ”。10代の苦労が成長の糧に”. TSUTAYA. TSUTAYA (2017年2月17日). 2021年11月14日閲覧。
- ^ “松岡禎丞&戸松遥『SAO』約10年でキャラと一心同体 キリト&アスナに声優人生・人間力が成長”. ORICON NEWS. ORICON (2021年10月22日). 2021年11月14日閲覧。
- ^ 『声優グランプリ』2012年8月号、主婦の友社、2012年、17頁、JANコード 4910055870823。
- ^ “courage発売!!!|戸松遥オフィシャルブログ「ハルカレンダー」”. アメーバブログ. CyberAgent (2014年12月3日). 2021年11月17日閲覧。
- ^ “戸松遥「Resolution」インタビュー|アスナと一緒に戦う歌”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2019年11月19日). 2021年11月17日閲覧。
- ^ “キリトとアスナの純愛、ド直球がみどころ「劇場版 SAO」【アニメ映画が面白い!第6回】”. アニメ ダ・ヴィンチ. KADOKAWA (2017年2月15日). 2021年11月16日閲覧。
参考文献
- 川原礫『ソードアート・オンライン1 アインクラッド(電撃文庫)』KADOKAWA、2009年4月10日。ISBN 978-4-04-867760-8。
- 川原礫『ソードアート・オンライン3 フェアリィ・ダンス(電撃文庫)』KADOKAWA、2009年12月10日。ISBN 978-4-04-868193-3。
- 川原礫『ソードアート・オンライン4 フェアリィ・ダンス(電撃文庫)』KADOKAWA、2010年4月10日。ISBN 978-4-04-868452-1。
- 川原礫『ソードアート・オンライン7 マザーズ・ロザリオ(電撃文庫)』KADOKAWA、2011年4月10日。ISBN 978-4-04-870431-1。