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二哈和他的白猫師尊

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二哈和他的白猫师尊

『二哈和他的白猫师尊』(にはとかれのしろねこしずん、中国語: 二哈和他的白猫师尊)は肉包不吃肉による中国Web小説作品。

2017年9月21日13時14分28秒から2019年8月25日13時26分53秒まで晋江文学城にて連載されていた長編仙侠BL小説である。

全話350章(本編311章+番外編39章)で構成されている。

2021年10月末に全章ロック(鎖)となり、未だ解除には至っていない。

あらすじ

登場人物

墨燃

楚晚宁

年齢:32歳

通称:晚夜玉衡 北斗仙尊

正体:炎帝神木

誕生日:8月9日

出身:臨安

所属:死生之巅

   下修界一大きい 十大門派の最下位

   死生之巓20人の長老の1人:玉衡長老

住処:死生之顛の南峰

   綠色の竹海の中に建てられた紅蓮水榭

   (紅い蓮が一年中咲いているほど霊力に溢れている)

 別名:紅蓮地獄 / 脚折れ水榭

弟子:南宫驷、薛蒙、师昧、墨燃

呼び名:玉衡、師尊、仙君、楚宗師、夏司逆、夏師弟

あだ名:白無常 白菜 肉まん 未亡人 淡月の梨花 臨安の楚郎 陽春の白雪 西の蓮花 神仙哥哥 晩寧 宝貝

仲の悪い長老:貪狼長老

神武:天問、懐沙、九歌

属性:金、木

得意な術:机甲の術、結界の術、癒しの術

 時空生死門:楚晩寧は自分自身が神木であるため、修練時に師がいなくても、欠けている部分の練成法の秘訣を何となく理解していた。

設定・用語

○神武

天问(出典:楚辞)

形状:蔓の鞭

一束の柳藤、藤の条は細くて細長く、上にはまだ青々とした若葉が生え、靴の端まで垂れ下がり、金色の光を流している。

作用:人を引き寄せて尋問する。

一般的な技:风(必殺技)、万人棺。

  风(18):草の一本すら残されることなく何もかもが消滅する。柳の蔓はたちまち数十尺伸び、金色の嵐を巻き起こす。巻き込まれると、中心で凄まじい速さで円を描く天問によって切り刻まれる。

怀沙(出典:楚辞)

形状:長剣

殺傷力のある刃物で、紋様は淡く、胴体は金色。 金色の光があまりにも眩しいので、わずかに青白くも見える。光は刃から絶えず非常に穏やかに流れ、花火の燃える糸のように、あるいは細かい白砂が滑り落ちるように、夜闇の中に落ちていく。

九歌(出典:楚辞)

形状:琴

楚晩寧の運命の神武。楚晩寧は共に炎帝神木から来ているため、霊核がなくても召喚が可能。

奇妙な形をした古代の琴で、色は黒く、尾は上に向かって湾曲し、豊かな枝葉を広げ、琴の上部は海棠の涙がこぼれ、その光は放射している。竪琴の先は生きた木のように巻き上がり、その枝は繁茂し、海棠の花が咲き、根の弦は透き通った氷のように白く、弦の上には絶えず冷気が散っている。

 一般的な技:颂(清心愈しの技)

见鬼

墨燃が重生後に手に入れた神武、柳蔓。

天問とほぼ同様の見た目、性能。墨燃の火属性に反応して赤い光を放つ。

一般的な技:風、万人棺。

名前の由来:最初にさまざまな色に光ったら、持ち主に降参して名前を与えてほしいというサイン。その時、武器の色が変わり、墨燃が「あっ!见鬼!」と叫んだ為。

不帰(出典:江城子・西城杨柳弄春柔)

墨燃の前世の武器。鞘のない陌刀、凶暴で猛烈な武器

かつて、墨燃と共に天上のすべての花を見尽くし、地上のすべての血を味わった。

 名前の由来:「緑の平野と赤い橋ができた年、今年もあなたは帰ってこなかった」という言葉から、前世で楚晩寧が亡くなったことにちなんで名付けられた。

○三大禁術

*珍珑棋局

他人を碁石として扱い、自分の代わりに盤面を作り出させ、布石をする術

施術者は往々にして直接戦場には立たず、代わりに隠れた場所で、碁盤を前にして碁石に対応した体を操り、生者と死者を自分のために働かせる。 珍珑棋局に操られた魂は、生きている者ならば施術者のために死ぬまで忠誠を尽くし、死んだ者ならば粉骨砕身するまで突き進むことになる。

黒碁石:よく使われるもの。

白碁石:最も特殊な碁石の一種。施術者の身代わり。

    施術者が死んだばかりの死体に、自分の魂の一部を注いだ時、

    注いだ分の魂はその死体と融合して玉のように真っ白な白碁石となる。

    法力が本体より劣る以外は、考えることも、自ら行動することもでき、

    白碁石が見聞きしたことは施術者本体にも共有される。

 ※使い手の法力によって、操れるものも異なる。

  初級 最近死んだ人や動物

  低級 長い間死んでいた人

  中級 生きている動物や鳥

  最高 生者

この世で、珍珑棋局を極限まで修煉できた者は非常に少ないが、墨燃は完璧なまでに使いこなしていた。

楚晩寧との生死を賭けた戦いでは、百尺の長い巻物を敷き、墨を垂らして碁盤に、豆を撒いて兵にした。

時空生死門 

時空の裂け目を引き裂き、時空を超えて移動する術。 この世で実践できるのはほんの一部で、残りの部分は炎帝神木に保管されている。前世の墨燃は修行のために断片的にしか空間を移動できなかったが、その後、華碧楠が楚晩寧が開いた時空の裂け目を見つけてからは時空門を完全に開き2つの世界を貫通させた。

転生術

※前提条件:一度転生した者は二度目は生まれ変わることができない

転生の仕方には色々ある。

・墨燃の転生術:明確な記述がない。

・怀罪大師の転生術:魂魄を鬼界から連れて帰り、死体に入れる。

          この世に帰りたくない場合は強制出来ない。

・華碧楠の転生術:踏仙君の体内で霊核を復元し、

         体内に残った識魂を使って傀儡にしたので実際には復活したわけではない。

・魔族の転生術:魔族は体が壊れていない限り、

        魂が損なわれず、生存欲求が強ければ生まれ変わることが可能。

        魔門が開くまではこの転生法は墨燃には適用されない。

~墨燃の転生術について~

楚宗師の地魂を半分与えられたことで今世の墨燃は八苦長恨花の影響を抑えられた。

→前世の転生前日にあたる5月3日の出来事

踏仙君の死後、楚宗師の人魂と識魂に導かれて時空生死門の隙間から転生。

楚宗師が過去に戻り花の影響を抑え、踏仙君が死ぬまでに、少なくとも二年の歳月がかかっている。

しかし墨燃は転生当初から自分が踏仙君であることを認識している為、上記の二つは今世の視点から見ると同日の出来事であることがわかる。

踏仙君の次元をX、異なる時空をYと仮定したとき、おそらく楚宗師が移動したのは、X→Yではなく、X→Xであり、タイムスリップの方が近い可能性が高い。

未来→過去、過去→未来の出来事は、0視点から見ると全て終わっている為、時間の流れが違うことから、上記の出来事は同日に起こすことが可能。

○術名

归真结界

魂になったものだけが、中に入れる。

恨みも憎しみも取り消され、亡者はどんな悪霊になろうが普通の霊だろうが、生前の性格と様子を取り戻せる→『帰真』の所以。

目を開けた瞬間、帰真幻境は跡形もなく消える。一つの魂に対して一度しか使えない。

障眼法

青丘狐族の始祖が死んだ後、残された毛皮は四十九枚の大小異なる狐皮の力を持つ宝物として錬成された。

誰かの血をその狐の毛皮に垂らし、その毛皮で何かを適当に包めば、

包んだものが腐った木だとしても、その人の渇望する人物の様子に変化する。

しかし、その変化は血の主にしか見えず、周りの人からみれば、そのままの姿でしかない。

善心咒

華碧楠が墨燃に施した術。

数日しか持たないが、混乱している人の心に道を示すのに適した術。

心の中の感情をすべて拡大させ、好きなものと嫌いなものがより明確に区別され、常に自分の心をはっきりと見ることができるようになる。

钟情诀

惚れ薬のような術。効果は人心を惑わし、自分への情愛の意を抱かせる、など。

普通は女性用。イラストでは真っ黒の心臓、左側にゴマほど大きさの余白がある。

换音术

声を変える術。難しい術ではない。長く使うと喉に傷がつき、元の声に戻るのが難しくなることがよくある。

イラストでは2つの円ともう1つの十字架、そしてもう1つの縦棒がまっすぐに伸びているように見え、陰陽師の八卦にも似た模様になる。

蝶骨美人席

古代の魔族の末裔、神官である勾陳上宮の母の一族。神々と悪魔の戦いの中で、勾陳は神農のために鋭い刃を作り、悪魔は大敗した。その結果、蝶骨美人席は鬼境から追放され、人間界に溶け込まなければならなくなった。人間界の修行者は、その特殊な性質から性行為をしたり、彼らの血肉を食べたりすることで、霊力を高めることができる。蝶骨美人席は香炉や食べ物として使われ、人間界では虐殺されてしまった。

最大の特徴:金色の涙。

 特異体質:普通の人と同じように涙が出る→宋星移、墨燃