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「茂山七五三 (名跡)」の版間の差分

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''' 茂山 七五三'''(しげやま しめ)は[[狂言方]][[大蔵流]]能楽師([[茂山千五郎家]])の[[名跡]]。当世(1995年襲名)で二世。
''' 茂山 七五三'''(しげやま しめ)は[[狂言方]][[大蔵流]]能楽師([[茂山千五郎家]])の[[名跡]]。当世(1995年襲名)で二世。


* '''初世茂山七五三''' - 後の'''[[茂山千作 (4世)|四世茂山千作]](十二世[[茂山千五郎]])'''<ref>{{Harvnb|宮辻|2013|page=83}}</ref>
* '''初世茂山七五三''' - 後の'''[[茂山千作 (4世)|四世茂山千作]](十二世[[茂山千五郎]])'''。
* '''二世茂山七五三''' - 初世と前妻・幸子(死別)の次男・'''眞吾'''<ref>{{Harvnb|宮辻|2013|page=83}}</ref>、1995年襲名。'''[[茂山七五三]]'''のページにて記述 。
* '''二世茂山七五三''' - 初世と前妻・幸子(死別)の次男・'''眞吾'''、1995年襲名。'''[[茂山七五三]]'''のページにて記述 。


== 由来・歴史 ==
== 由来・歴史 ==
「七五三(しめ)」は四世茂山千作の本名である<ref>{{Harvnb|宮辻|2013|page=83}}</ref>。由来は初世七五三(四世千作)が正月間近の12月28日に誕生したため、初世七五三(四世千作)の祖母がこのように命名された。
「七五三(しめ)」は四世茂山千作の本名である。由来は初世七五三(四世千作)が正月間近の12月28日に誕生したため、初世七五三(四世千作)の祖母がこのように命名された。


初世七五三(四世千作)は弟の二世千之丞とともに狂言以外の分野においても活躍した<ref>{{Harvnb|宮辻|2013|page=83}}</ref>。その後、初世七五三は当主名の「十二世千五郎」を経て、隠居名である「四世千作」を襲名した<ref>{{Harvnb|宮辻|2013|page=83}}</ref>ため、この名では無くなった。
初世七五三(四世千作)は弟の二世千之丞とともに狂言以外の分野においても活躍した。その後、初世七五三は当主名の「十二世千五郎」を経て、隠居名である「四世千作」を襲名したため、この名では無くなった。


しかし、かつて「七五三・千之丞兄弟」として活躍した初世七五三(四世千作)の弟である[[茂山千之丞#二世|二世茂山千之丞]]が「七五三」という名を残したいと考えたため、初世七五三(四世千作)の母・スガ(1998年死去)に相談した。その後、スガの了承を得たため、1995年12月に初世七五三の次男・眞吾(しんご)が二世として「七五三」を襲名した。
しかし、かつて「七五三・千之丞兄弟」として活躍した初世七五三(四世千作)の弟である[[茂山千之丞#二世|二世茂山千之丞]]が「七五三」という名を残したいと考えたため、初世七五三(四世千作)の母・スガ(1998年死去)に相談した。その後、スガの了承を得たため、1995年12月に初世七五三の次男・眞吾(しんご)が二世として「七五三」を襲名した。

2024年4月26日 (金) 13:45時点における版

茂山 七五三(しげやま しめ)は狂言方大蔵流能楽師(茂山千五郎家)の名跡。当世(1995年襲名)で二世。

由来・歴史

「七五三(しめ)」は四世茂山千作の本名である。由来は初世七五三(四世千作)が正月間近の12月28日に誕生したため、初世七五三(四世千作)の祖母がこのように命名された。

初世七五三(四世千作)は弟の二世千之丞とともに狂言以外の分野においても活躍した。その後、初世七五三は当主名の「十二世千五郎」を経て、隠居名である「四世千作」を襲名したため、この名では無くなった。

しかし、かつて「七五三・千之丞兄弟」として活躍した初世七五三(四世千作)の弟である二世茂山千之丞が「七五三」という名を残したいと考えたため、初世七五三(四世千作)の母・スガ(1998年死去)に相談した。その後、スガの了承を得たため、1995年12月に初世七五三の次男・眞吾(しんご)が二世として「七五三」を襲名した。

また、初世七五三(四世千作)及び二世七五三は親子で人間国宝に認定されているため、「茂山七五三」は初世、二世ともに人間国宝に認定されている名跡となった。

参考文献・外部リンク

お豆腐狂言 茂山千五郎家