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「インターネット上で最も不思議な曲」の版間の差分

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[[Category:インターネットの文化]]
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2024年11月5日 (火) 08:37時点における版

(曲名不明)
(不明なアーティスト)の楽曲
収録アルバム(不明)
リリース(不明)
規格(不明)
録音(不明)
ジャンルニューウェーブポストパンク
時間2分56秒[注 1]
レーベル(不明)
作詞者(不明)
作曲者(不明)
プロデュース(不明)

インターネット上で最も不思議な曲(インターネットじょうでもっともふしぎなきょく、英語: The Most Mysterious Song on the Internet)は、日本アメリカ欧州インターネット文化圏において有名となった、誰が作詞作曲をしたのか、誰が歌っているのか、どこのレーベルから発売されたのか、いつ録音されたのか、それら全てが一切不明な再生時間2分56秒のとある楽曲の通称である。

「インターネット上で最も不思議な曲」は曲名ではなく、便宜上のニックネームである[注 2]。インターネット上(主にYouTube)などに都市伝説のジャンルとして本曲について紹介・考察する多くの動画が投稿されている。1980年代に作詞作曲されたと見られており、40年経った今でもこの曲の詳細な情報に関してRedditDiscordなどのユーザーを中心に捜索が続けられている[1]

海外の大手メディアにも取り上げられており、日本でも「ミステリアス・ソング」として知られている。

概要

2019年9月に記載されたアメリカ合衆国のローリング・ストーンの記事によると、この楽曲はダリアス・Sという男性が1984年にドイツの公共ラジオ局NDRで聴いたラジオ番組を録音した際に実際に放送されていた曲だという[2]。録音した理由について、ダリアスは音楽を好んでおり、録音した曲を聞く事を昔から好んでいたからである。音楽好きであるためラジオで流れたほとんどの楽曲は知っていたが、この曲のみ知らなかった。

録音者ダリアス・Sの妹であるリディア・Hがこの曲の正体を知りたいと思って調べてみたものの、一切の情報が分からなかった。2007年、リディアは著作権に違反しないよう本楽曲を編集した曲をいくつかのニュースサイトやフォーラムに投稿したとされる。それを聴いた人たちの中にこの曲を知っている者は誰一人としていなかった。

2007年7月、リディアにコンタクトをとった人物によって本楽曲のフルバージョンがYouTubeに投稿された。放送当時のラジオDJも捜索に乗り出したが、本人曰くその曲の記憶が一切無く、会社やラジオ局にも情報が無い。そして、かつてラジオで流した曲のリストはとっくの昔に破棄してしまっていた[2]

一緒にカセットに録音された曲のほとんどが1984年頃にリリースされたため、この曲は1984年から1986年辺りに作成されたと推測されている。YouTubeに投稿されてからより多くの人に注目され、現在でも真相について捜索されている。

下から3行目の「? - Blind the wind」が本楽曲のアーティスト・曲名としてリストに入れられているが、正式な曲名もアーティスト名も全く不明である。


歌詞

音質が悪く、曲の歌詞は一切不明である。ドイツ語またはオーストラリア英語のアクセントに似ているとされている。YouTubeには、歌詞をよりよく理解できるように速度やキーを修正した曲が多く投稿されている。歌詞が書かれているサイトもあるが全て憶測である。

曲の世界観について、冷戦共産主義東ドイツベルリンの壁)について歌っているという説や、歌手が別居や他の個人的なテーマについて歌っているとする説などがある[2]

同様の事例

本楽曲のように、作品が公開されている、または存在した記録があるにもかかわらず、詳細情報が不明な作品について取り上げる。

  • Ulterior Motives (Everyone Knows That)」
    • 本楽曲や先述の「秋葉原で買ったカセットテープに入ってた曲」と同じく一切の情報が不明な英語の楽曲の通称。2021年に17秒ほどの長さのサンプルがWatZatSongに投稿され、現在に至るまでRedditなどで情報の捜索が行われていた[3]。しかし、2024年4月に、1986年公開のポルノ映画"Angels of Passion"で使用された楽曲"Ulterior Motives"であることが判明し、フルバージョンがYouTube上にアップされた[4]
  • Ready 'n' Steady英語版」- D.A. (1979年)
    • 長きにわたって一切の詳細情報が不明だった楽曲。音楽チャートBillboard Hot 100にランクインしなかった楽曲を掲載するビルボード発表のチャート「Bubbling Under the Hot 100」に、1979年に3週のみランクインされていたが、楽曲情報はおろかレコードの存在すら確認できなかったため、そもそもこの楽曲は存在しないとまで言われていた。2016年に存在が確認され楽曲情報も明らかになっている[5]

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ YouTubeに投稿された本楽曲の再生時間より。
  2. ^ 英語圏では「Like the Wind」「Blind the Wind」「Check It In, Check It Out」「Take It In, Take It Out」などの便宜上の曲名で呼ばれることがある。

出典

外部リンク