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世界遺産
カメルーン国内には、ユネスコの世界遺産リストに登録された自然遺産が1つある。
- ジャー動物保護区 - (1987年、自然遺産)
世界遺産に選ばれた理由は、アフリカ州において、自然のままの姿が残された最大の熱帯雨林であること。フランス領だった1932年には一部地域の保護が始まっていた。
正式名はDja Faunal Reserve。おおよその位置は、北緯2度、東経13度。首都ヤウンデの東南約70kmにあたる。東西90km、南北40km、面積5260km2に及ぶ。全体の約8割が人口の希薄な東部州、約2割が都市化が進んだ南部州に属する。領域全体がジャー川の本流、支流に取り囲まれている。バカ族のみ居住を認められている。
1500種の植物(うち43種が林冠を形成、53種が低木)と107種の哺乳類(うち5種は絶滅危惧種)が確認されている。特にサル目の哺乳類が豊かだ。ニシローランドゴリラ、マンドリル、コロブスやタラポイン、マンガベイなどの各種のオナガザル、ガラゴやポトなどのロリスが生息している。その他の哺乳類としては、ヒョウ、シタツンガやボンゴなどのアンテロープ、バッファロー、イボイノシシ、モリイノシシ、変わった体表を備えるセンザンコウが見られる。哺乳類以外では、ニシキヘビ、トカゲ、ワニが住む。