「World Wide Web」の版間の差分
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単に'''ウェブ''' ('''Web''') と呼ばれることも多い。 |
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2003年12月4日 (木) 15:01時点における版
World Wide Web (ワールドワイドウェブ、WWW) はインターネット等で稼動するハイパーテキストシステム。
単にウェブ (Web) と呼ばれることも多い。
インターネットは本来、ネットワークを指す言葉であったが、日常用語ではWWWを指すことも多い。
HTML文書に別の文書のアドレス (URL) を埋め込み、その部分をマウスでクリックすると、リンクされた別の文書(または他のオブジェクト)にアクセスすることができ、インターネット上で相互に繋がる。そのつながり方が蜘蛛の巣を連想させることからWorld Wide Web(世界に広がる蜘蛛の巣)と名付けられた。 HTMLの記述方式は比較的単純なため、急速に広く普及した。
WWWにアクセスするためのソフトウェアをWWWブラウザ(ウェブブラウザ、あるいは単にブラウザ)といい、サービスを提供するソフトウェアをウェブサーバという。HTTPやHTTPSなどのプロトコルを使用する。
歴史
1989年にヨーロッパ素粒子物理学研究所(CERN)のティム・バーナーズ・リーが、インターネット上の研究資料や参考文献を効率的に探して閲覧するために開発した。
開発当初、WWWは文字情報を扱うだけの比較的単純なものであった。しかし1992年、現在のような画像なども扱えるWWWにしたのが、イリノイ大学に設置されている米国立スーパーコンピュータ応用研究所(National Center for Supercomputing Applications・NCSA)である。ここの学生であったマーク・アンドリーセンらは、文字だけでなく画像なども扱える革新的なブラウザ「Mosaic」を開発。そしてこのソフトに改良を加えるために無料でソースコードを公開したため、Mosaicはたちまち普及し、WWWは誰でも手軽に使うことのできる世界的なメディアとなった。
WWWで使われる技術は、従来RFCにより標準化されてきたが、現在は非営利組織であるWorld Wide Web Consortium(W3C)によって標準化が進められている。
WWWは、ウェブディレクトリと検索エンジンの出現により、その真価を発揮し始める。
WWWがインターネットで公開される前の1990年、最初のWebブラウザの実装として作られたブラウザ(クライアント)の名前もWWW (World Wide Web) であった。CERN にあった NeXT のマシン上で動作したもので、画像は扱えず、エディタの機能も有していたと言われる。